このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

湯布院行 「2006年・晩秋」
この季節となると、山々の紅葉の色づき具合が気になって仕方がない。新聞をめくっては地域欄をめくり、インターネットを開いては紅葉の特集コンテンツへのリンクをクリックしたりしている。

紅葉という物は毎年見られるものである。だが、その年々で全く違った表情を見せてくれるのである。見る際の天候、その年の気候、台風で葉が痛んでいないか、紅葉の盛りの前に強い風に吹かれなかったか・・・。色々なことが絡み合って、風景を彩っている。

「今年も金鱗湖の紅葉が見たい。」

その思いで毎年のように湯布院行を企ててしまうのであるが、なんとまぁ、今年も無事に宿を取ることができましてね、top画像の様に私が湯布院らしさを感じる光景にカメラを向けていたりするのです。

都城を出発したのは午前5時頃であっただろうか。湯布院へはちょうど昼頃到着するように計っての時間割である。4月からの定期異動で宮崎市から都城へと移ったために、所要時間と疲れが約60km分上乗せされるようになった。

往路。時間はやはり経過していく物で、風景もまたそのままの姿を保つことなく移ろいで行くのだな・・・と感じた事があった。三重から挟間へと抜けるためには細いぐねぐね道を通らなければならない。その中で、川沿いをしばらく行く区間があるのだが、狭いながらも風景は美しい。私はその区間が大好きだった。だが、今回、道路拡張工事のため、山の斜面が大きく削られていた。

・・・その後、無事に由布院盆地へと到着する。
降り続いていた雨がようやく止もうとしていた。だが、上空の雲は分厚く、由布岳の美しい姿は望めそうにもなかった(結局、訪問の間、その姿は見ることができなかった)。

その晩お世話になる宿に車を止めさせて頂き、昼食のために湯の坪の路地を駅の方向へ歩いた。宿の詳細については後ほど述べさせて頂くが、散策の中心となる湯の坪のど真ん中のロケーションはありがたい。・・・それにしても腹が減った。

最初伺ったお店では小さい子供がいるからと入店を断られ(さすがに仕方がないかな。他のお客さんに迷惑を掛けるわけにはいかない)、本能のままにチョイスをしたのがこの焼肉店。
駅からほど無い商店街にある“ さめじま精肉店 ”である。

このお店。外観はちょっとよさげなお肉屋さんである。事実、1階店舗ではちゃんと銘柄牛“豊後牛”を販売している。画像では分かりづらいかも知れないが、店舗右手に2階へと上がる階段があり、とんとんとん・・・と上がっていくと、座敷が設けてある。

つまり、お肉屋さんがやっている焼肉屋さんというわけです。
すかさず、焼肉セット1,500円を注文する。本当なら未経産の雌の豊後牛のサーロインなどを食してみたいところではあったが、wifeには予算オーバーの一言とともに却下されてしまった。

このお店。これまで、何度か福岡の民放制作の旅行番組などで紹介されているのを以前から存じ上げていたのだ。ただ、店の外観が本当に高級そうだったのと、「昼間から焼肉・・・。」といったような気負けがあって、これまでお伺いする機会がなかったのだ。

画像は肉野菜てんこ盛りの2人前。

ぱっと見、マーブリングがバンバンに入っている様子は無いのであるが、それでも十分に柔らかい。肉の味など全く分からない私ではあるが、値段に十分すぎるほど見合ったボリュームではなかっただろうか。肉もうまかったが、定食に付いてきたわかめスープ、キムチも美味かった。思わず、ご飯を食べ過ぎてしまったくらいである。

いや、余は満足じゃ・・・。

実は昼食後、“
B-speak caffe”に行きたかったのであるが、休業中であったのが残念だった。“ 山荘 無量塔 ”のプロデュースであるケーキ店“B-speak”のトイ面に新しくcaffeの店舗ができているようだったので、その事と関係があるのだろうか。・・・まぁ、何はともかく残念であるが、次の機会にでも伺ってみようか。
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(06.12.02)

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