このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

湯布院行 「2008年 晩秋」
連休中の湯の坪界隈の人出にうんざりしてしまい、「盆地はちょっと遠慮しようか・・・。」と考えてしまうわけだが、どうもこの季節となると紅葉の具合が気になってそわそわと宿の空室がないか探してしまうのは仕方がないことだろうか。

平成21年3月のダイヤ改正により廃止となる寝台特急“富士”の撮影の回数をこなしたかったのであるが、仕事の方が忙しくなってしまい平日はもちろん、家の用事やらで思うように週末も時間がとれなかった。こりゃいい機会だな・・・と11月下旬の連休まで十分にゆとりをとっての空き部屋検索を行ったのである。

・・・ところがこれがなかなか予約が取れない。何とか宿が取れたのは10月上旬のことであった。

11月23日。早朝5時に車のハンドルを握る。列車の通過時間を見計らっての出発だ。

・・・ま、列車撮影のもくろみは結局のところ大分市内で渋滞に引っかかってしまい立ち消えとなってしまうわけだが、趣味活動に家族サービスをこじつけるなってなことでしょうかね?

・・・ってなわけでして、無事に昼過ぎに由布院盆地へと入って参りました。

まずは昼食。今回はwifeのリクエストで玄米食がウリの食事処となった。お店の名前は“ 玄米と創作料理の店「さぼり」 ”。場所は以前おいしいコーヒーとケーキをいただいた“ あーでん ”のお隣である。
店内に入り陶器のギャラリーとなっている細い廊下を抜ける。

そのまま2階へと案内されるわけだが、ガラスを大きくとってあり、非常に開放的な空間となっていた。すべて座敷で、テーブルは4つほどか・・・。すでに何組かの先客が食事を楽しんでいる。

セットメニューをお願いした。

熱いお茶をすすりながら風景を見ていたが、すっかり葉を落としたクヌギの木立の向こう側に由布岳が見える。今年は台風の被害はあまりなかった。だが、夏の猛暑から急に冷え込むような天候だったのでどうやら紅葉の盛りは逃したようである。
お皿は一度に運ばれてくるのではなく、一品一品タイミングを見ながら運ばれてくる。

“魚の押し寿司とほうれん草のごま和え”。
“エビのオーロラソース(・・・と思うが)の炒め物”。

味は十分。メニューは毎日変わるそうだ。
素朴な味わいが好みだった“かぶら蒸し”。

上にはゆず風味の味噌が乗っかっている。
そして玄米のご飯。

実生活ではあまり玄米を食べる機会はないわけだが、じっくり噛みしめながら食べる・・・という味わい方もたまにはいい物である。

最初は男性には量が少なめかな・・・と思ったのだが、品数が多く、いつの間にかおなかいっぱいになっておりました。

ごちそうさまでした。
宿に車を置いて湯の坪の界隈へと出てきた。・・・う〜む。さすが・・・な人出だ。

ベビーカーを押しながら・・・というのは結構気を遣うわけだが、とりあえず金鱗湖を目指すこととした。
来るたびに新しい店がオープンしている湯の坪界隈だが、長く営業していた鮮魚店が無くなっていたのでちょっとショックであった。通りからは魚をさばく風景を眺めたり・・・と楽しめたのだが。

それにしても、こうも同じような内容の店が並ぶとだんだん散策も飽きてくるのだよな。私が持っている湯布院の印象というのはやはり静かな山里の温泉保養地であって、とてつも無いほどの人がぞろぞろ・・・と歩く今の光景とは大きく乖離しております。

この感覚も修正すべきなのでしょうか?・・・まあ、地元の人はどう思っているかはわからないですが、観光地として埋もれていませんので良いのかもしれないが。
昔からよく覗くおみやげ屋さんを転々としながら、 亀の井別荘 までやってきた。

湯布院観光の中心である金鱗湖畔にある老舗旅館であるから、ここのフリースペースも多くの人で賑わっていた。

だが、ここはまだゆっくりと空気を楽しむ余地が残されている。庭に植えられたモミジは盛りを過ぎてはいるが、それでも観光客の目を楽しませてくれる。フリースペースにはドウダンツツジも植えられていて、紅く燃えているのは頭上だけでない。

昼食が遅かったので“
鍵屋”でおはぎは断念しました。
次へ行く
大分川にかかるモミジ。

来年はもう1週間くらい早めに宿を取った方が良いかなぁ・・・。

なかなか紅葉の盛り・・・という季節に訪れることができないでいる。
(09.05.18)

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