このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
湯布院町は増え続ける観光客と車のため、町中心部の慢性的な渋滞に悩んでいる。
土日祝日ともなれば観光バスにマイカーに自転車に馬車に・・・。ともうぐちゃぐちゃの状態となる。そしてついに14年4月から約8ヶ月の準備期間を経て、11月23日〜24日の2日間の日程で交通社会実験を行ったのだ。
その内容は、事前に駐車場予約を行った車輌以外の町中心部への車輌進入を規制し、ゆふいんI.C.近くに現在建設中の「道の駅」、そして南由布駅前、市街の南に広がる田園地帯といった郊外に駐車場を設けて、徒歩にレンタサイクル、もしくはシャトルバスやJR九州の運行するトロッコ列車を利用してもらおうというもの。観光客が楽しく散策できる観光地としての「ゆふいん」を目指したものらしい。
以前より町のホームページで特別に案内がされていたのだが、交通量調査などを行うボランティアの募集があっていたのを記憶されている方もおられよう。それを見て、「ボランティアかぁ・・・。うーむ・・・。」なんて悩んでいる内に気がつけば前日になっていた。
「こうなれば由布院に行って、トロッコ列車に乗るしかない。」
と言うわけで11月23日の早朝5時、まっくらの福岡を出発した。
「ミニカは東へ」
杷木町、日田市とコンビニで休憩を入れながら平成7年式ミニカSR−Zは走るのである。7年落ち13万キロの走行。オーナーの酷使に耐え文句も言わず走ってくれるポニーちゃんだ。
九重町に入り、水分峠を昇っていく。途中きつめの左カーブがあった。シフトダウンし・・・と思ったら、カーブを抜けてすぐのところに車の列。事故であった。救急車が到着し応急処置の最中。峠を下ってきた車・・・。スピードの出し過ぎだったのだろうか。少しブルー入ったが、気を取り直して峠を越える。電光掲示板にも「交通社会実験」の案内が出ており、湯布院インターへとつながるT字路にも大きな看板が設置してある。そのT字路を曲がってトロッコ列車の出る「南由布駅」へと下った。
8時30分。東南のはじっこから由布院盆地へと入る。踏切を渡り100mほど進んだ左手が南由布駅だ。駅前にはテントが立てられ、駅の壁にはトロッコ列車のポスターが貼られている。人があふれ、普段無人駅である南由布駅とはひどいギャップを感じる。
駐車後、テントで受付を済ませ、トロッコ列車の切符を購入した。「パーク&レールライド」の特別乗車券ということで、由布院−南由布間の片道分の運賃(200円)で同区間を一往復できるというもの。
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