このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



1 0 0 0 系
首都圏の通勤・通学輸送を担ったトップスター、101系。今はここ秩父路で、余生を過ごしています。



余生とはいえど、まだまだ秩父鉄道の主力形式


■ 概要

秩父鉄道の主力車両形式のひとつ1000系。見て分かるとおり、元国鉄101系の譲渡車です。

首都圏で、国鉄101系を見ることができるのは事実上秩父鉄道のみ。

未だに現役で活躍する姿を見られるため、非常に貴重な車両形式となっています。

機器類では殆ど変化はないようです。また 3000系 とは異なり、内装も国鉄時代とあまり変わっていないようです。

登場当時は黄色い車体にブラックの帯が入り、前面に「秩父鉄道」と書かれた独特のカラーリングでしたが、最近復活。

ただ、あくまで現在の主力塗装は、前面の窓周りが黒、車体全体は白で、青や赤のライン帯を巻いたスタイルです。

なお、平成19年(2007)9月1日からは旧国鉄色に塗り替えたオレンジバーミリオン塗色編成がデビュー。

元々同じ埼玉県に鉄道博物館が開館したことを祝っての塗色変更は次々に施行。

現在は4編成旧国鉄色に塗り替えて運行しているほか、秩父鉄道リバイバルカラー編成も登場。

そんな原型を留めることに必死な(?)1000系の、国鉄時代と異なる部分は「前パン」であること。

個人的には非常に格好良いし、案外101系に似合っていると感じますが、果たして・・・。




■ 車内設備



車内は国鉄時代と殆ど変わりません。
この薄暗い車内がなんとも言えません♪
さらに天井には扇風機も取り付けられたままです。
座席の生地や座り心地も殆ど変わらないはずです。
(そうでもなければ、こんなに古くは感じないはず・・・)
だから、非常に柔らかくなっていますが、一部は古いのが原因なのかゴワゴワしたり厚紙に座っているような感じになる座席もありました。

けれどもこんな体験も東京では感じられない非常に貴重な体験であると思います。
続いてシルバーシート(優先席)です。
1000系では優先席用のカラーはなく、青で統一されています。





■ 参考写真



国電リバイバルカラー:

2007年10月にオープンした鉄道博物館開館を記念して、10月にスカイブルー色に塗色変更された編成です。

この他、オレンジバーミリオン、カナリヤイエローなどの編成もあります。
デビュー当初は固定運用でしたが、現在は運用は固定ではありません。
秩鉄オリジナル・リバイバルカラー:

国電塗装変更と共に、秩父鉄道デビュー当時のカラーも再現されました。現在、固定運用ではないものの、営業運転に就いており、往年の姿をリアルに体感できます。





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