このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



秩 父 路 を 駆 け 抜 け た 3 0 0 0 系

ここは、急行"秩父路"号として秩父鉄道の急行(有料)運用に就いていた、3000系についてのページです。




静かに秩父路から去った、元国鉄のスーパーエース。



■ 概要

1991年に従来走っていた急行型300形の置き換えとして登場した形式です。

当初は京阪3000系を種車とする計画でしたが、その時期は富山地鉄や大井川鐵道に多数譲渡されており断念。

そこでJR東日本の165系急行型車両を種車とし、様々な改造を経て誕生したのが3000系でした。

JR活躍時代に比べると様々な改造がいくつか施されていますが、その中でも特筆すべき点は、前面改造。

貫通扉は閉鎖され窓が広がり、種別幕が追加され、従来のスタイルとは大きく異なっていました。

また、ボディーカラーは従来の所謂「湘南カラー」から、明るくスタイリッシュな白に青帯というコンビネーション。

このように様々な改造で従来の国鉄ムードを一新し、爽やかな雰囲気を醸し出しながら、急行運用に就いていました。

しかし老朽化の波には耐えられず、2006年の11月25日をもって、秩父鉄道線から引退しました。

全車引退したため、現在は西武からの譲渡改造車 6000系 (元 新101系 )が急行秩父路号の運用に就いています。

また先頭車のみが台車などを取り外し、個人所有となって、現在店舗として埼玉県で営業している模様です。


■ 車内設備



車内は165系と同様固定クロスシートでした。

改造点は次の通りです。
・座席の布地張り替え
・客室扉の自動化
・トイレの閉鎖etc...

尚、その他改造により、白を基調とした明るい雰囲気になっていました。





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