このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



1 0 1 系
今年で登場41年目。西武鉄道に革命をもたらした車両形式は、多摩川線で余生を過ごしています。



"西武"="黄色"のイメージ定着はこの形式から。まさに西武的"永遠の名車"。


■ 概要

昭和44年(1969年)、それまで旧型車だらけの西武鉄道に高性能車が導入されました。それがこの、101系です。

その高性能ぶりから、"ASカー"(オールラウンド・サービス・カー)と名付けられました。

オールラウンドとは、従来の西武線(=平坦区間)も、新線・西武秩父線(=山岳区間)も両方走れるという意味です。

因みに101系が登場したこの年(=1969年)は、西武鉄道で最も有名な年「西武秩父線開通」「特急運転開始」でした。

いかに西武鉄道側が101系に思いを籠めていたかが、何となく分かる気がします・・・。

この名車の秘密、それは機器の性能の良さです。一台で150kwの主動動機を8台制御しています。

その性能の良さは特急10000系NRAにも受け継がれたほか、多くの他社にも譲渡され、実力を遺憾なく発揮。

10年後には置き換えである 新101系 が導入されたり、姉妹関係として301系などが相次いで製造されました。

全盛期には、製造車両が全合計で101系だけでも、278両も在籍。一大王国を築き上げた訳です。

しかし時代の流れには逆らえず、平成に入ると次々廃車が発生し、徐々に活躍の場を狭めていくことになります。

2008年2月には本線系統と結びつきのあった多摩湖線からも引退し、現在は多摩川線のみで活躍しています。




■ 車内設備



車内はレトロな感じが漂います。
手すりが少ないため車内は広く感じられます。

丸い肘掛けがある車両も、西武線ではこの形式だけです。
けれども座席の座り心地は、20000系や6000系、30000系以外の形式と同じ、柔らかいものでした。
やっぱり西武線の車両の座席はこれが一番。
前面展望は素晴らしいものです。それもこれも、低運転台のおかげ。

多摩川線はワンマンですので、進行方向反対側の運転台は誰もいません。
車窓は途切れることなく、そして遮られることなく流れていきます。





戻る
トップに戻る


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください