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裏話とパブリシティ

  

この本は、取材用のネタ本に向いてるのかも?! 

光文社「小説宝石」で連載している「新廃線紀行」のネタに拙著が目に留まり、取材同行になりました。

笑っていいとも増刊号編C長 嵐山光三郎でR

2009年2月某日、場所は、下河原線廃線跡(府中本町3丁目)。

光文社「小説宝石」2009年4月号 で、ガイド役として紹介していただき、著書名も書いていただけました。

これらの連載は単行本化されます。 新廃線紀行  光文社より2009年12月16日発売。

夏休みの自由研究のネタにも拙著は使えるって事ですね。


新刊時にはかなり売れました! ですから棚に一冊常備を! 

平積みにPOP

ネット書店では2008年9月30日から、リアル書店は決算日後の1日前後から発売になりました。

版元の方が早速10月1日に某書店さんで平積みになってる所を発見。
POPまで立ててくれて大感謝です。
秋葉原の有隣堂さんでは書店さんの手書きPOP付きで平積みだそうです。
それにしてもこの表紙のイラストはイイわ。

書店様へ、サブカルの棚にも!!

通常「旅行ガイド」の棚に置くかと思いますが、「サブカル」の棚にも置いてみて下さい。
アキバや吉祥寺の某書店では、「サブカル」に分類して沢山売りました。
この書籍は「都市伝説本」を買うお客様と層が被ってるのです?!
実は、都市伝説や地下網の分野で高い評価を得ていたネットサイトの書籍版なのです!

書店様へ、まち歩きの棚にも!!

2008年当時はまだブームが来ていなかったのですが、その後、サブカル的な「まち歩き」の本が増えてコーナーが出来るほどに?!
「おさんぽマップ」付きなので、まち歩きとしてもお勧め!

  

新刊時には色々パブリシティしたので記録

広告を打った記録

『日本経済新聞』 10月09日朝刊 1面下段(サンヤツ)に版元広告
『東京新聞』 10月16日朝刊 神保町ブックフェスティバル応援ページ「東京、そして江戸を知る本。」として紹介
『読売新聞』 10月23日朝刊 1面下段(サンヤツ)に版元広告
『日刊ゲンダイ』 12月05日刊 私は見てないけど載ったらしい。
『朝日新聞』 12月24日朝刊 ブックタイムス欄下段(サンヤツ)に版元広告(既刊書で増刷の2冊)

雑誌の新刊書籍紹介にも。パブやってます。

『散歩の達人』 2008年12月号
『鉄道ファン』 2009年2月号
『鉄道ピクトリアル』 2009年2月号
『Rail Magazine』 2009年3月号
『日本カメラ』 2009年5月号

雑誌の読者プレゼントにも

『荷風!』 日本文芸社 VOL.18 10月26日発売号
『頭で設ける時代』 あいであらいふ 2008-12


TVでちょっと紹介された

11月21日22:50-23:00 にNHKの新番組紹介で、散歩・古地図の本が流行ってると言うことで5冊の内の1冊としてTVに映りました。

ラジオ出演で著書の紹介

11月29日8:30-13:00 にTBSラジオの永六輔その新世界で、ラッキィ池田氏と東京の痕跡を廻り3回出演しました。

新聞取材されました

11月27日 発行の東京新聞「TOKYO発コーナー」に歴史の見える痕跡巡りについて取材を受け、拙著も宣伝。

雑誌の書籍紹介コーナーに載りました

マガジンハウスのHanako 12/25(937)号 のブックコラムで紹介されました

新聞取材で自己紹介代わりにタイトル宣伝

2016年6月25日 朝日新聞 朝刊 週末別刷り 『Be版』6面
「みちのものがたり」シリーズ「湾岸道路」の取材で、自己紹介代わりに本のタイトルが載りました。


POP

ビジネス書編集部特製POPを製作しました。手作りなので数に限りがあったようですが、効果あります。
POP

著者営業

版元営業部の方と一緒に著者営業。
でも、それ以上は書店営業はしない。その代わり、営業部に顔を出す。
どこでも売れるような内容の書籍ではないし(当時は)、大型店は営業部が廻ってくれている。返品率を考えればこれでいい。
それに、繁忙期はウザがられる。そして、繁忙期は棚も平台もキツイ。
営業が動いてくれたおかげで、通常の取次ではないルートで大量注文受注成功。重版出来と同時でついてる!  
書店の方に番線印を押してもらったりしましたが、時代と共に注文方法も変わってるのかな? 元業界人としては古き良き時代。

売れ行き絶好調! 

版元の10月前半・後半それぞれの売れ行き1位を決めました。

10〜11月は、ネット書店の楽天ブックスでも分野別で週間5位などに入ってます。

新宿などで展開する紀伊國屋書店のHPデータでは、11月頃に分野別で月間1位でした。
12月中頃までの6ヶ月データでも売れ行き良好書1位です! (10月頭発売開始で)

紀伊國屋書店

イベント開催!(しました!)

「ぷち痕跡お散歩ツアー」を開催します!
古本市やブックフェアで賑わう11月3日の神保町をスタート。
皇居を巡るぷちツアーです。
主催は同文舘出版、著者の遠藤ユウキがガイドします。

出版記念打ち上げの席で決まった企画なのですが、出版関係の方を中心に20名の参加になりました。
参加者にはビジネス書編集部特製?の小冊子のプレゼントも! 
お疲れ様でした〜♪ 

三省堂裏口→一ツ橋御門残骸→旧近衛師団庁舎→高射機関砲台座跡→平川門→江戸城天守台
お弁当タイム→三田線で芝公園へ移動→芝丸山古墳

とある出版社の編集者が面陳になってる拙著を見て

で、嵐山光三郎先生のガイド役の話が来て楽しく廃線紀行しました。
光文社「小説宝石」2009年4月号 の本文中でも紹介していただけました。
ちなみに、その時もやはり 折り畳み自転車ストライダ で走りました。

4年経ってもフェアで平台に

2012年06月、知人からの知らせで、池袋西武のリブロ本店B1階へ行ってみました。
『東京地形散歩』フェアとして、この分野の新刊2点と一緒に『東京の「痕跡」』も平積みになっていました。
マニアックな東京散歩本がこんなに沢山出版されているのに驚きます。4年でかなり世の中変わりました。
4月発行の『東京「消えた山」発掘散歩』では、参考図書のリストに入っており、作家の役に立ってるようです。


注文は

同文舘出版
TEL:03-3294-1801 FAX:03-3294-1807
ビジュアル図解 東京の「痕跡」
ISBN978-4-495-58111-4
書店様向けFAX注文書 PDF  返条付きになってます。一部専門書以外はフリー入帳らしい。

裏話

  

著者から裏話(製作秘話)

企画の話から

本を書こうと思った。今までにない切り口の本を!
「跡地・廃」に関する分野のことを1冊の本にしたい。
5つの分野を「痕跡」というテーマでまとめる! これだ!

出版社に企画が通って、「DO BOOKS ビジュアル図解シリーズ」の構成で書くことになりました! 
この版元(出版社)は、会計学、簿記論、ビジネス書を出している老舗です。サブカルの本にありがちな、やばい内容には出来ません。
一般の方だけでなく、マニアの方にもアピール出来る内容にしたい。
で、その結果が、この表紙であり、内容なのです! 

製作の話

実は、出版予定が急遽1ヶ月繰り上がって、さらにカラーページが増えて、ドタバタ。
前書き、後書き、プロフィールは1日で書いて、1日で修正してってくらい急でした。

DO BOOKS ビジュアル図解シリーズの表紙デザインは、縦書きで中央にタイトルが入るスタイルで統一されています。
なので、この本も同じデザインで作られるとばかり思っていたら・・・全然違うデザインでした?! しかも1パターンしか表紙見本なくて確定済み?!
1ヶ月繰り上がってドタバタの最中に、デザイナーのアイデアにぴったりな絵を描くイラストレーターに速攻で作ってもらったらしい。
それにしてもよく数日で表紙とカラーページが出来上がったものだと驚く。カラーページだってイラスト入りだ。
元プロの私が見ても表紙デザイン(イラスト)は、素晴らしい出来だと思う。マニアだけが買いたくなる表紙ではなく、一般人でも買いそうな不思議な表紙だ。
男性がラフデザイン作ったらこうはならなかったろう。
サブカルなのだが一般の人でも手に取れて、街歩きの本のようで実はサブカルでもある。絶妙なデザインだ。
写真入りの帯が付いてますが、本来のデザインは帯無しの状態を想定していますので、一度帯を外した状態も見て下さい。

分野について

一人の著者が5つの分野を一冊に纏めるのはそう簡単なことではありません。普通だったら編集プロダクションが作るでしょう。
理解しにくいマニアックな世界を一般人向けに構成しました。一人だからこそ出来たことかもしれない。
一般人が読んでも拒絶されないライトさは画期的。表紙デザインも含めて。

この本では「学問」に分類される分野と、「サブカル」に分類される分野から5つの分野を選び出しています。
「考古学」の中から「古墳」だけ選び、「古道」は「街道」に合わせるなど、独自の取捨選択で選びました。
1つ1つで見れば、「道」の歴史を書いた書籍は山程ある、しかし東京の道をこのような形で古代から近代まで書いた本は無いだろう。 
「古墳」は、学者だったら絶対に書かないような内容で纏めました。陵墓と富士塚も一緒ってのが普通じゃありえないでしょう。

裏話(幻の第10章)

当初の章立てでは10章が存在しました。最後のまとめ的に。
途中でこの10章を無くして、幾つかの項を1章に混ぜることにしました。ところがそこで問題が……。
混ぜる過程で1章を減らしたり、色々しているうちに変な順番になっていたのです。実は。

初版では、1章の最後から、2章への流れが繋がりません。
仕方なく、重版分で、1章の最後(P.28)に2行文章を追加して、2章へ繋がるようにしました。
本当は、 P.18 が、 P.28 に来ると、そのまま2章へと繋がったのです。
P.18 のラストには、初版も重版も2章へと繋げる文章になってるのがわかると思います。
初版をお持ちの方は、P.20 、P.18 を後回しにして読むと良いかもしれません。

それと、普通、最後の方が数ページ余るものだから、記念スタンプを押せるページを作るつもりでした。
が、何故かぴったりで余り無し! 二色刷ページとの折り(16Pで1組)の所もキッカリ! 

裏話(早すぎた、廃河川跡)

実は、「廃河川跡」の分野も書くつもりでした・・・編集者との打ち合わせで、地味なのに難しいから(地形や地質の説明が必要になる)カットしました。
しかし、どうしても廃河川跡を何か載せたかったので、西井堀と、旧小松川閘門と、立体交差の画像と、古隅田川の地図等を載せました。詳細は下記に。
出版当時はまだ「地形ブーム」が来ていなかったのでカットしましたが、この後、「地形」や、「暗渠」の本が次々と出版されるのでした。

東京低地のドブ川(公共溝渠)に関しては、論文として発表しました。
東京交通短期大学 研究紀要 第20号、2015年03月23日発行 『論文 公共溝渠の源流探し(1) 』
詳細は、こちら

裏話(幻の特撮ロケ地跡)

TV撮影のロケ地が現在どのようになっているかを書きたかった。
しかし、あまりにサブカルすぎて他の跡地の分野と違いすぎるのでボツになりました。
だが、東京港臨港線などの写真のキャプションで、ロケ地の紹介を何ヶ所かむりやり入れて紹介しています。
隅々まで読むと、廃河川跡と特撮ロケ地の話が各所にそれとなく紹介されてますので注意して読んでみて下さい。

裏話(幻の〜)

巻末に記念スタンプを押せるようにしたかった。
チェックリストを充実させたかった。
位置情報(GPS携帯など)を利用した2年先行く使い方をもっと目立たせたかった。反映させられなくて残念。
それと、P.223にノンブル(ページ数)を入れたかった。入れないと図書館の規則でページ数が減ってしまうのです。

裏話(書き換えられたもの)

「お散歩マップ」というモデルコースがあるが、本来は「修行コース」だったのが名前だけ変更されたもの。だから実はハードなのです! 

友人からは

友人からは1,800円位なら良いのにってよく言われました(価格の決定は出版社にあって、著者は普通決めません)。
出版当時は、「まち歩き」や「地形」、「暗渠」のブームがまだ来ていなかったので薄利多売には出来なかったのでしょう。

本書へのご意見

書籍には「愛読者カード」というハガキが付いてますので、これで宜しくお願いします。
メールは毎日大量のスパムが来るから読まずに捨てる日が多いです。e924csアットマーク ヤフードットジェーピー

実は間違いもあります

世の中の書籍や雑誌が完璧だとは思わないでください。校閲、校正があってもです。それと、内容が古くなることもあります。
申し訳ないですが、正誤表を参考にして下さい。・・・ 正誤表へ戻る

図書館

書店で売れて欲しいので、新刊の内は図書館には置かれて欲しくなかったのですが、それは間違いのようです。
図書館の蔵書はリクエストで入るのかと思いきや、TRCの新刊案内などで購入検討するみたいなのです。
ですから、図書館が購入してくれるチャンスは新刊の時なのです。
検索してみると、全国で結構な数の図書館で蔵書にしています。バカにならない数字です。
東京都内では、荒川区と町立以外の全ての都立と区立と市立の図書館のどれかの館で蔵書になっています。
特に大田区は凄い。なんと11冊も入ってます(16館中11館)。
図書館と書店では客層が違うし、良いのではないでしょうか。
それに、この本は借りて読んだりコピーしたりした程度では物に出来ない位情報が詰まってますしね。

  

本書で書ききれなかったこと

5つの分野に絞ったので、「廃河川跡」のページが無く、銀座の三原橋の話とか書けなかった!

代わりに、P.140の写真の所で「河川跡」の解説ページを作ろうとしたが・・・レイアウト的に変なのでボツ。

P.140の幻の原稿はこれ↓

 本書では主に人工物の遺構や痕跡を紹介しているが、
「自然」を含む痕跡の分野に「河川跡」がある。

 河川跡や水路跡は、埋め立てられた跡地だけが対象ではなく、
暗渠となって地下水路として残る河川や、旧河道、
橋の親柱や欄干、マンホール蓋、水門の遺構も対象となる。

 渋谷区代々木5丁目には「小学唱歌・春の小川」の碑があり、川の跡を教えている。
川の流れは、河骨川→宇田川→渋谷川→古川と続いていた。
 銀座の三原橋や東神田の大和橋は、地下スペースとして川の痕跡を残している。

廃河川跡ネタの出てくるページ

P.015 汚わい船の中継所跡地 (究極の下水の話?)
P.017 海岸堤防跡 (江戸川区版ベルリンの壁)
P.019 玉川上水水路橋
P.021 見沼代用水立体交差 (毛長川と見沼代用水の立体交差)
P.030 小松川閘門 (江戸川区版パナマ運河)
P.063 一之江境川→親水公園 (親水公園発祥の区:1号は古川)
P.069 玉川上水〜渋谷川
P.095 築地川跡
P.113 台場大橋跡
P.140 西井堀跡
P.143 古隅田川 (標高地形図に、荒川放水路開削前の古隅田川を記入)
P.155 葛西城址のどぶ川跡 (城の堀のなれの果て)
P.195 玉川上水新水路跡 (知られざる淀橋浄水場への玉川上水新水路)
P.197 駒沢給水所 (仮面ライダーXロケ地でもある)
P.199 調布浄水場跡
P.209 「他67B」野川旧河川跡
P.211 峰岸の水車

  

最後に

たまに勘違いする人がいるので一言。「廃墟本ではありません」。廃墟や都市伝説のスポットも含むが、アプローチからして別分野です。

会計学や簿記論を出版している老舗版元からの出版ですから「やばいネタ」は控えています。あくまで一般人向け安心の入門書です。

マニアなら知ってる情報でも、写真を見たことがないスポットは意外と多い。そんな本邦初公開な写真もあって、ただの入門書とはちと違う。

この本がきっかけで、マニアックな「痕跡」に興味を持って探求する方が増えてくれることを期待しています。

『新廃線紀行』楽天ブックス  嵐山光三郎先生の「新廃線紀行」の中で、下河原線編道案内役、筑波鉄道写真協力しました。

『笑う鉄道』楽天ブックス  中川家礼二氏の「笑う鉄道 上京編」の中で、コラム廃線廃駅を執筆しました。

『東京の「痕跡」』楽天ブックス  手前味噌ですが〜

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