このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

 

  

 

  シルクロード歴史紀行Ⅲ 敦煌

莫高窟〔バッコウクツ〕 → 鳴沙山〔メイサザン〕 → 月牙泉〔ゲツガセン〕

2011年10月

 

 敦煌はシルクロードの要衝、砂漠の中のオアシス都市です。

漢民族・チベット族・モンゴル族などに支配された歴史を持ちますが、

どの時代においても、その地理的条件から、ここには仏教美術が蓄積されました。

そんな敦煌の砂漠と仏教遺跡を、この日はのんびりと観光しました。

 


 

【 莫高窟 】

莫高窟は、5世紀から1000年にわたって開削された石窟群で、「砂漠の大画廊」と形容されています。

石窟内の仏像や壁画には、時代による相違が見られるので、ここだけで中国の仏教美術史が学べます。

莫高窟はガイドさんに連れられて見学します。

チケットを買おうとしたら、係の人が張り紙を指差すので見ると、日本語ガイドは12時からと書いてありました。

10時だったので、2時間待とうと思ってお土産を見たりしてみたのですが、

2時間どころか30分ももたなくて、日本語ガイドは諦めてチケットを買いました。160元

  

 20名ほど集まると、無線機とイヤホンが配られて、ガイドさんの引率が始まります。

1時間半ほどかけて、10カ所ほどの石窟を見学するのですが、仏像や壁画はとても見応えがありました。

残念なのは、カメラが持ち込み禁止なので、中の写真は一切ありません。

莫高窟のシンボル九層楼

この中に大仏があるとは知らなかったので驚きました。高さは34.5m、東大寺の大仏の2倍以上です。

で終わりかと思ったら、また別の所に29mの大仏があって、また別の所には寝釈迦があって、

予習不足だったおかげ?で驚きが連続しました。莫高窟は凄い所でした。

 


 

  

缶コーヒーを飲んだら、プルタブが昔懐かしいタイプでした。

次は鳴沙山なのですが、現金が少なくなったので、バスで市内の中国銀行に両替に行きました。

莫高窟から市内へは7元、市内から鳴沙山へは1元でした。

 


 

【 鳴沙山 】

 果てしない砂漠を初めて体験しました。120元

  

ラクダに乗るか乗らないかは自由。私はもちろん乗りました。80元

  

5頭1組で繋がれたラクダ達。表情がとてもカワイイです。

ラクダに乗った自分の影を撮りました。

  

30分くらい乗りました。しかもこの上り坂、ラクダさんゴメンって感じです。

  

最初のポイントに到着してラクダから降りると、40分後に戻るよう指示されます。

  

で、絶景を求めて砂山を登るわけですが、階段は10元取られるので自力で登りました。

  

クタクタになって辿り着いた山頂は、素晴らしい見晴らしでした。

  

ここでは日本語を話せる韓国人と出会い、たくさん話をしました。

次のポイントまで、また30分くらいラクダに乗ります。

  

次のポイントは月牙泉。ここでは30分後に戻るよう指示されました。

月牙とは三日月のことで、この三日月型の泉は枯れたことがないそうです。

  

楼閣が建っていて登ることができます。

  

一緒のラクダ隊だった男性が、韓国俳優だというので記念写真を撮ってもらいました。

あちこちで声を掛けられていたので有名なようですが、名前が分かりません。

そしてまたラクダに乗って、出発地点に戻りました。

 


 

【 敦煌山庄 】

前日が寝台列車でお風呂に入れず、この日は砂漠で砂まみれになるかもしれなかったので、

1日だけ贅沢をして94$(約7,200円)のホテルを予約したのでした。

  

城郭風の建物、吹き抜けのロビー、中国でこんな立派なホテルに泊まるのは初めてです。

  

部屋のデザインにも感激しました。木が多用されていてシルクロードの雰囲気が漂います。

    

アメニティーも充実。ラクダのマークが気に入りました。

  

屋上のオープンテラスでは、鳴沙山を眺めながらコーヒーが飲めます。無料

  

太陽が沈むまで、至福の一時を過ごしました。

  

お土産屋さんが1階にも2階にもあって楽しめました。

夕食はレストランで、肉と野菜を煮込んだ辛いのを食べました。55元

  

満腹になった後はフットマッサージ。お茶が付いて1時間88元(約1,000円)でした。

  

朝食のバイキングは洋食メニューも豊富でした。無料

朝食を終えた8時頃、ようやく日が昇ります。

  

朝日に照らされた鳴沙山を眺めながら、朝もコーヒーを飲みました。

  


 

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