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シルクロード歴史紀行Ⅲ 敦煌 莫高窟〔バッコウクツ〕 → 鳴沙山〔メイサザン〕 → 月牙泉〔ゲツガセン〕 2011年10月
敦煌はシルクロードの要衝、砂漠の中のオアシス都市です。 漢民族・チベット族・モンゴル族などに支配された歴史を持ちますが、 どの時代においても、その地理的条件から、ここには仏教美術が蓄積されました。 そんな敦煌の砂漠と仏教遺跡を、この日はのんびりと観光しました。
【 莫高窟 】 莫高窟は、5世紀から1000年にわたって開削された石窟群で、「砂漠の大画廊」と形容されています。 石窟内の仏像や壁画には、時代による相違が見られるので、ここだけで中国の仏教美術史が学べます。 莫高窟はガイドさんに連れられて見学します。 チケットを買おうとしたら、係の人が張り紙を指差すので見ると、日本語ガイドは12時からと書いてありました。 10時だったので、2時間待とうと思ってお土産を見たりしてみたのですが、 2時間どころか30分ももたなくて、日本語ガイドは諦めてチケットを買いました。160元
20名ほど集まると、無線機とイヤホンが配られて、ガイドさんの引率が始まります。 1時間半ほどかけて、10カ所ほどの石窟を見学するのですが、仏像や壁画はとても見応えがありました。 残念なのは、カメラが持ち込み禁止なので、中の写真は一切ありません。 莫高窟のシンボル九層楼 この中に大仏があるとは知らなかったので驚きました。高さは34.5m、東大寺の大仏の2倍以上です。 で終わりかと思ったら、また別の所に29mの大仏があって、また別の所には寝釈迦があって、 予習不足だったおかげ?で驚きが連続しました。莫高窟は凄い所でした。
缶コーヒーを飲んだら、プルタブが昔懐かしいタイプでした。 次は鳴沙山なのですが、現金が少なくなったので、バスで市内の中国銀行に両替に行きました。 莫高窟から市内へは7元、市内から鳴沙山へは1元でした。
【 鳴沙山 】 果てしない砂漠を初めて体験しました。120元
ラクダに乗るか乗らないかは自由。私はもちろん乗りました。80元
5頭1組で繋がれたラクダ達。表情がとてもカワイイです。 ラクダに乗った自分の影を撮りました。
30分くらい乗りました。しかもこの上り坂、ラクダさんゴメンって感じです。
最初のポイントに到着してラクダから降りると、40分後に戻るよう指示されます。
で、絶景を求めて砂山を登るわけですが、階段は10元取られるので自力で登りました。
クタクタになって辿り着いた山頂は、素晴らしい見晴らしでした。
ここでは日本語を話せる韓国人と出会い、たくさん話をしました。 次のポイントまで、また30分くらいラクダに乗ります。
次のポイントは月牙泉。ここでは30分後に戻るよう指示されました。 月牙とは三日月のことで、この三日月型の泉は枯れたことがないそうです。
楼閣が建っていて登ることができます。
一緒のラクダ隊だった男性が、韓国俳優だというので記念写真を撮ってもらいました。 あちこちで声を掛けられていたので有名なようですが、名前が分かりません。 そしてまたラクダに乗って、出発地点に戻りました。
【 敦煌山庄 】 前日が寝台列車でお風呂に入れず、この日は砂漠で砂まみれになるかもしれなかったので、 1日だけ贅沢をして94$(約7,200円)のホテルを予約したのでした。
城郭風の建物、吹き抜けのロビー、中国でこんな立派なホテルに泊まるのは初めてです。
部屋のデザインにも感激しました。木が多用されていてシルクロードの雰囲気が漂います。
アメニティーも充実。ラクダのマークが気に入りました。
屋上のオープンテラスでは、鳴沙山を眺めながらコーヒーが飲めます。無料
太陽が沈むまで、至福の一時を過ごしました。
お土産屋さんが1階にも2階にもあって楽しめました。 夕食はレストランで、肉と野菜を煮込んだ辛いのを食べました。55元
満腹になった後はフットマッサージ。お茶が付いて1時間88元(約1,000円)でした。
朝食のバイキングは洋食メニューも豊富でした。無料 朝食を終えた8時頃、ようやく日が昇ります。
朝日に照らされた鳴沙山を眺めながら、朝もコーヒーを飲みました。
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