| ◆人情の町┃田浦駅から |
台峰を訪れたあと、北鎌倉から横須賀線で田浦駅に向かった。田浦は横須賀市の地名で、場所がら海上自衛隊の施設が多い。先日その施設の一部が昔は高校の校舎に使われていたと聞き、行ってみることにした。
とはいえどこにあるのかもわからないので、とりあえず田浦駅の北口を出て、左折すなわち横浜方面に向かって歩いてみた。右手はすぐ海のはずだが、見えるのは海上自衛隊の建物ばかり。この辺の海岸は米軍と自衛隊ばかりで、ちょっと歩くだけで軍港の街、横須賀の雰囲気を存分に味わうことができる。
暑いので途中の店でなっちゃんを購入。ついでに学校のあった場所を聞いてみたがわからないとのこと。少し歩いたところにあった古そうな材木屋さんで聞いてみても首を横に振るばかりだったが、「もう30年以上たってるしねえ。あ、でもそこの畳屋さんなら古いから知ってるかも。」
ということで、その畳屋さんにいってみた。畳屋の和田さんは仕事中にもかかわらず、外まで出て丁寧に教えてくださった。感謝感謝。実は和田さんの甥の方が卒業生だそうで、今ではアメリカで働いてるとのこと。かっこいいなぁ。
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▲横須賀線・田浦駅
▲小泉人気 こんなところにまで…
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| ◆軍港の町┃海岸道路 |
▲国道へと続く道 | |
▲長浦湾に停泊する軍艦 |
教わったらとおりに国道を進んでトンネルをすぎ、消防署のところで右折すると、急に海が目の前に広がった。と、そこに浮かんでいたのは自衛隊の戦艦！グレーの船体がなんとも荘厳な感じで、一般人の近づけるような感じではない。朽ち果てた鉄骨、錆びた線路など、異様な雰囲気があたりを漂う。
長浦湾という入り江を回りこんだあたりで、なにやら白い建物が見えてきた。これこそが探していた元校舎の建物である。近寄ってみると、今では「自衛艦隊司令部」という施設になっていた。
入り口にいた人に見学したい旨を伝えると、当然ながら中には入れず、しかも写真も撮ってはいけないとのことだった。われわれのような素人がおいそれと入れるようなところではなく、まるで次元の違う世界である。有事などあってほしくないが、万一の時のためにも必要な組織なのかなと思った。
本当はいけないのかもしれないけど、遠くから建物を撮ってしまった。この古い建物が平穏のうちに使用されることを祈りつつ・・・。
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▲さびた鉄骨が印象的
▲元校舎の建物
（モザイクを入れてあります。念のため）
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- 今回の経路 -
北鎌倉→（横須賀線）→田浦…田浦散策 |