このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください






- 東京散歩 〜佃島・浜離宮を歩く -
(2000年08月20日〜23日)


東京シーサイドを歩く┃東京→越中島…佃島

空はさわやかな秋晴れ——この日、友人のえんがと私は、久しぶりに東京を歩いてみようということで、佃島や浜離宮周辺に出かけることにした。 動機は...特になし。

まず私たちは東京駅から京葉線の越中島駅へ。ところが何と本数の少ないこと。各駅停車は1時間に3本ほどしかない。東京のど真ん中なのに…。ほとんど田舎私鉄並。何とかしてほしいものだ。

なにはともあれ越中島に到着し、地上に出ると人も車もほとんど走っておらず、まるで貸し切り状態。非常に開放感があった。なるほど、これなら列車本数が少ないわけである。

ここから佃島へは、相生橋を渡る。川沿いに高層マンションが立ち並び、一昔前の下町の印象はない。しかしそのまま清澄通りを南下すると、途中にはいかにも下町らしい細い路地があって、なかなか興味深かった。

この清澄通りの地下には、まもなく都営大江戸線が通る予定で、これにより隅田川沿いの南北を結ぶ鉄道が完成することになる。

※2000年12月12日に大江戸線は全線開通しました


終焉近し、103系
▲京葉線 103系電車


平日は道路もガラガラ
▲休日のこの辺りは車も少ない

◆隅田川を越え、浜離宮へ┃佃島…浜離宮

今でも荘厳な橋
▲元・可動橋の勝鬨橋

ひと昔前とはえらい違い

▲大川端リバーシティ

しばらく進んで今度は勝鬨橋(かちどきばし)に向かった。こち亀によると、元々この橋は跳ね橋で、大きな船が通るとき橋の真中が跳ね上がったとのこと。今でも荘厳な感じは保っている。そのまま橋を渡り、築地市場の近くを通って浜離宮に向かった。

少し歩いて浜離宮に到着。浜離宮は都会の中のオアシスといった感じで、かなり落ち着けるところ。観光バスも多く、中からおばさん軍団の波がおしよせる。

はじめに見えるのは野外卓広場。広い野原にテーブルやいすなどが置いてある。猫も何匹かいて、のんびりした雰囲気である。休息にはちょうどいいところだ。

この池には鴨も多く、江戸時代の鴨狩りを彷彿とさせる。池の真中に島があり、そこには茶屋が。観光客と見えるおばさんたちの溜まり場となっていた。

今回は、変貌しつづける佃島と、浜離宮という安らぎの場を中心に歩いてきた。近場を歩くだけでも日常と違った旅気分が味わえるというのもいいもんじゃありませんか。

※「こち亀」とは、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という漫画のことです。



東京は世界的にみて緑地の多い都市らしい
▲浜離宮 野外卓広場


まさにオアシス

▲小の字島につづく橋

 - 今回の旅の経路 -
東京→(京葉線)→越中島…(清澄通り)…佃島…勝鬨橋…築地市場…浜離宮…新橋

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