◆人・人・人の鎌倉市街┃大船→鎌倉 |
横須賀線下り電車が鎌倉の駅に到着すると、満員の電車からはきだされた乗客が鎌倉の町に散っていった。この日は休日とあって、ものすごい人出だ。
今回私と、友人のえんが君は、どちらともなく「夕日を撮りに行こう!」思いたった。どこに行くかというと、やはり江ノ島だろうと。どうせ江ノ島へ行くなら長谷にも行こう、ついでに鎌倉も回ろう・・・ということで、約半日間の鎌倉・江ノ島小旅行に出たのであった。
鶴岡八幡宮に行くには、若宮大路か小町通りを経由する。行きに通った小町通りは道幅が狭いうえに店がひしめき合っているためかなり混んでいる。観光地なだけに外人も多い。
やっとのことで鶴八に到着。源氏池、平家池を横に見ながら、石段を上ると本宮につく。この時期には冬牡丹という花が咲くらしく、有料で見ることができるらしい。ちなみにこの石段の脇にある大きなイチョウの木は、高さが30mもあるそうで、鎌倉三代将軍・実朝が暗殺されたところである。昔歴史でやったなぁ・・・懐かしい。
素敵なご縁があるようにとお賽銭を5円を払ってお参りする。友人に「始終ご縁があるように」と、45円を投げ入れる人がいるが、始終あったら逆に苦労しそうなものである。まあどうでもよい話だが。
今度は若宮大路を通って江ノ電の鎌倉駅に向かった。休日は道路も大渋滞。ホント、どこへ行っても人だらけである。
| |
▲休日の小町通り
▲鶴岡八幡宮は大混雑
▲ただいま踏み切り待ち
|
◆江ノ電に揺られて江ノ島へ┃鎌倉→江ノ島 |
江ノ電といえばよく観光雑誌にも載っていることからもわかるように、休日ともなれば観光客でごった返す。大仏で有名な長谷、稲村ヶ崎などで大量の乗り降りがあり、まるで通勤電車だ。
江ノ島駅で降り、江ノ島大橋を渡って江ノ島神社への参道を上る。鎌倉の小町通り同様、店が軒を連ねている狭い道は大変な混雑だ。やはりカップルばかりで、ちょっと肩身が狭い。今、小町通りに似ていると書いたが、実際にここにも「小町通り」という場所がある。とはいっても、こちらは食べ物屋に囲まれた広場のようなところで、高速のサービスエリアのようなところ。
歩いてばかりでも疲れるので、この辺でよく目に付く「鬼まん」なるものをいただくことにした。鬼まんは餡子控えめの焼き饅頭といった感じのお菓子。1個80円と手ごろな値段で、なかなかの美味。
混んでばかりで息が詰まるということでちょっと路地に入ってみた。薄暗い路地を抜けると、そこにはオレンジ一色に染まった空間があった。波打ち際の砂は黄金色に輝き、静かな波音が繰り返される。まるで先ほどまでの喧騒が嘘のようにだ。
帰るころには日が沈みかけていて、そのきれいな夕日に魅了された人々が橋の上にたたずんでいた。しばし太陽を眺めていると、確かに徐々に沈んでいるのがわかった。これだけ自然現象をじっくり観察したのは初めてかもしれない。なかなかいい体験をしたと思う。
| |
▲老若男女、カップルだらけ
▲鬼まんを買うえんが君
▲江ノ島夕景
|
▲江ノ島からの美しい夕暮れ まさにTwilight
|
- 今回の旅の経路 -
大船→(横須賀線)→鎌倉…(小町通り)…鶴岡八幡宮…(若宮大路)…鎌倉→(江ノ島電鉄)→江ノ島→(湘南モノレール)→大船 |