このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
緑色時代最終回
〜青い春〜
2004年3月21日(日)乗車
1章 横川編
蕨駅で青春18きっぷをボーっと見つめるところから旅は始まった。
Scene1 7時だヨ全員集合!
ボクが京浜東北線で大宮に行き、大宮駅のシンボルである「豆の木」の前に来ると、メガネが腕を組み、威厳そうな顔をして待っていた。
はじめ おはようございます! どうしちゃったの、威厳そうな顔をして?
メガネ あ、おはようございます! いえいえ、別に何でもありませんよ。
はじめ 翔龍がまだ来てないね。
メガネ 翔龍は昨日音信不通でしたので、ひょっとしたら死んじゃったかもしれません。
翔龍は死んでしまった。
翔龍 勝手に殺すな〜!!
翔龍は生き返った。っつうか現れた。っつうか来た。
メガネ Wow(バイバ)!
翔龍 おはようございます!
は&メ おはようございます!
はじめ よっしゃ、3人そろったし、行くか![青春18きっぷを出して]ちなみに、今回の旅では、この「青春18きっぷ」にお世話になるんだ。
翔龍 ほぅ、いいですねぇ。
メガネ 青い春ですか…。
翔龍 何だそりゃ!!?
はじめ 何だか青って、顔が青いって言うしイヤだね。赤い春のほうがいいかな…?
メガネ うげげ…、血の春ですか…!!?イヤ〜ン!!!
はじめ そうか。んんじゃ、「緑春(りょくしゅん)18きっぷ」ってのはどうかな?
3Bは、赤春でも緑春でもない、青春18きっぷを駅員に見せて改札を通った。
※注意 「3B」とは、バカ・ボケ・バナナの略で、はじめ・翔龍・メガネの3人のことを指します。誰がバナナなのかは自分で想像して下さい☆
7時13分、3Bは高崎線普通列車に乗り、大宮を発車。
Scene2 霧中で夢中な高崎線
さて、スタートの列車のボックス乗っ取り合戦はどうなったかというと…、
翔龍 [座る]よっと。
はじめ メガネは座らないの?
メガネ ワシ立っています。
最初は2人しかボックスに座れなかった。
(舞台装置からのではない、本物の)深い霧の中、列車は、快速アーバンでは停まらない駅にも丁寧に停まって走っていく。
そして、メガネの故郷である××(←プライバシー保護の為)に停車。
はじめ ××だね。
翔龍 もう××かぁ。
はじめ メガネの庭………
メガネ わぉ、何かいきなりワシの土地が増えた!
メガネは××駅を手に入れた。
列車は懸命に霧の中を疾走し、新町と倉賀野の間にある八高線の北藤岡駅を通過。
メガネ あれ? 今、駅がありましたね。何だったんですか?
はじめ ああ、今、八高線の北藤岡駅だよ。
メガネ 八高線?
はじめ うん。八王子と高崎を結ぶ路線なんだよ。それで、八王子の八と高崎の高をとって「八高線」になったんだよ。
翔龍 ほぅ。
メガネ 駅でいつまでもご主人の帰りを待っているんですね。
翔龍 ハチコウ物語のハチコウかよ!!?
路線が「犬扱い」された。
八高線の線路と合流し、列車は倉賀野に停まり、その後、8時30分、終点の高崎に停 車。
はじめ よっしゃ!信越本線に乗り換えるぞ!
Scene3 あさまなきあさましき信越本線
3Bは高崎駅で降りた。信越本線の普通列車は降りたホームの横川寄りの向かいに停ま っていた。3Bは早速乗車して、ボクとメガネは車内のトイレの前にある後ろ向きの 座席に座った。翔龍は…、隣りのシルバーシートに座った。
老人や 障害者など 来ぬ限り 座るよろしき シルバーシート(爆)
メガネ 信越本線は懐かしいです。ばあちゃんちに行く時に何度も乗ったことがありますから。
はじめ へぇぇ。 にしてもさ、この座席、微妙じゃねぇか!!? 深く座ると尻が痛いし、普通に座るとももが圧迫されるし、浅く座ると腰に響くし。
翔龍 ああ(Yes)。
メガネ そぉね。
107系の座席は言われ放題に言われている。
メガネ でも、トイレがそばにあって便利ですね。
翔龍 ああ(Yes)。
はじめ それもそうか。
107系の座席、名誉回復。
8時40分、列車は高崎を発車。高崎の町を3分ほど走り、北高崎に停車。
はじめ ん!!?
キタタカサキキタタカサキキタカタサキ…
これって早口言葉になるね☆
メガネ おお![拍手] 覚えておきます☆
列車はキタカタサキ… おっとごめん! キタタカサキを発車。
ナレーターは噛んだ。
群馬八幡・安中・磯部・松井田・西松井田と停車するたびに、徐々に山が近づいてきて、 同時に車内もすいてきた。
はじめ 突然だけど新企画だ!
翔龍 んん!!???
メガネ 何ですか!!???
はじめ 旅を盛り上げる為に、これから駅に降りるたびにその駅名を使ってギャグを作ることにしよう!
メガネ おおお!!! いいですねぇ!!!
翔龍 で、誰がギャグを作るんですか?
はじめ それは当然、これからじゃんけんをして負けた人だ! 行くぜ! 最初はGoo、ジャンケン………
結果、翔龍が負けた。
翔龍 うぉぉぉぉ、負けたぁ!!! これから降りる駅って横川(よこかわ)ですよね?
はじめ そうだよ。
翔龍 わかりました…。考えておきます…。
車掌 車内マナーにご協力いただき、ありがとうございます。間もなく、終点、横川・横川です。御出口は、右側です。お降りの際、車内にお忘れ物・落し物のないよう、お気を付け下さい。
はじめ うっしゃぁ! 降りるぜぃ!!!
9時13分、列車は終点の横川に停車。 ドアが開き、一行は第1の目的地である横川 駅のホームに降り立った。
Scene4 あさま眠る横川駅
メガネ うわぁぁ、懐かし! あさま号が停まってるぅ!
横川駅の3番線には、特急あさま号が、全ての役割を終えたかのように、静かに眠って いる。悲しいことに、長年の雨風によってか、車体の一部が錆びている。
3Bは107系の先頭のところに来た。
メガネ 前から思っていたんだけどね、この電車って、どうしても人間の顔に見えるのよ。
翔龍 まぁ、見ようと思えば見えるけどね。
メガネ このライトが目でしょ。
翔龍 それはわかるね。
メガネ それでね、これ(列車の連結器)が舌。
翔龍 おいおい!!! 口ならわかるけど、舌かよ!!?
107系はベロ出しマンだ。
メガネ で、この部分(連結後、通路となるところ)が鼻。
翔龍 低い鼻だなぁ。
107系は日本人です。
メガネ で、このワイパーが睫毛!
翔龍 おいおい! それだと、この電車、雨の日は…
はじめ 怒ったり、泣いたりだね(笑)
107系は雨の日は演劇部になる!
運転手 3人そろって、何処から来たの?
運転手のおじちゃんが話し掛けてきた。
メガネ あ、埼玉のほうからです。
運転手 おお、わざわざ遠くから来たんだね。これから何処へ行くんだい?
はじめ 碓氷峠鉄道文化むら(以下、「文化むら」と明記)です。
運転手 そうか。それならね、入場券は駅で買いな。50円得だよ。
メ&翔 おお!!!
はじめ そうだったのですか! 貴重な情報をありがとうございます! ところで、この電車は、おじちゃんが運転してたんですか?
運転手 そうだよ。
はじめ
おおおおお![感激] 頑張って下さい!!!
運転手 ありがとう! そっちも旅を楽しんでね!
3B は〜い!!!
3Bは運転手のおっちゃんにバイバイして改札へ向かう。
翔龍 運転手の人が話し掛けてくるなんてな。
メガネ そうね。 都会とかだと、『んんだこら〜!!!』って言われるかもしれないからね。
はじめ この辺は人口が少ないから、知らない人同士でもみんな友達みたいなものになるんだね。
メガネ いいですねぇ、田舎って。
翔龍 うんうん。
遥か遠くにある都会は30のダメージを受けた!
はじめ ちょっとトイレに行ってくる。
翔龍 あ、俺も。
〜〜〜しばらくお待ち下さい。〜〜〜
は&翔 すーはーすーはー………
メガネ どうしたんですか?
はじめ このトイレ、見た目は綺麗だけど、臭い臭い!
はじめと翔龍は毒を受けた!
翔龍 高校のトイレとイイ勝負だ。
イヤな勝負だ。
はじめ とりあえず、改札に行こう。
3Bは改札を通り、文化むらの入場券を買った。
翔龍 得しましたね。
はじめ ああ。3人合わせて150円の得だ!
駅舎を出ると、目の前にはおぎのやと、「ラックレール」を使った排水溝があった。
はじめ メガネ、翔龍、これを見てみなよ。ラックレールって言って、昔電車はこのレールに歯車を引っ掛けて、急な勾配を登っていったんだよ。
メガネ へぇぇ、へぇぇ、へぇぇ、へぇぇ、へぇぇ、へぇぇ。 6へぇぇ。
翔龍 しかしまぁ、排水溝に使われるとは、これまた酷い扱い方をされてますね(笑)
はじめ そうかなぁ………? よし、文化むらに行こうか!
3Bは文化むらに向かって脚を動かす。
Scene5 189系あさま
途中で命懸け(!!?)で川を渡り、何とか文化むらに着いた。
入場門をくぐり、中へ入る。
はじめ ここが文化むらかぁ。
場内には、ゆったりとしたBGMがかかっている。
メガネ あれ、あさま号ですよね?
はじめ そうだね。行ってみる?
メガネ 行ってみましょう。
入場門から見て正面右側には、昔使われていた189系のあさま号が展示されている。 中にも入れるようになっているので、早速中へ入ってみる。
メガネ 誰もいない車内もいいですねぇ☆
翔龍 これが車内かぁ。
はじめ にしても、座席にテーブルが付いて無ぇぇ!!!
あさま号は40のダメージを受けた!
メガネ この先に運転席があるみたいですから覗いてみますか?
はじめ マジで!!? 行ってみてぇ!!!
とゆうわけで、運転席に来てみる。運転席は意外に狭いが、高いところにあるので2階 建ての列車に乗っているみたいだ。
はじめ すげぇすげぇ! ほらほら、昔、運転手はこのマスコンを握って…、人差し指を伸ばして…、「出発進行!」って言って運転してたんだよ!
はじめは興奮している。
翔龍 にしても狭すぎますね…。
メガネ あ、人が来たみたいなので、どきましょう。
Scene6 現役車庫
運転席ならびに189系あさまを後にし、次は鉄道展示館に行ってみた。ここは、信越 本線の横川〜軽井沢間が平成9年廃線になるまで使われていた検修車庫をあえて改修を加 えずに公開したものなのだ。車庫の中には「EF63」や「EF62」や、アプト式の電気機関車の「ED42」、さらには機器類なども展示されている。[碓氷峠鉄道文化むらパンフレットより引用]
はじめ 今気付いたんだけどさ、今俺ら3人眼鏡かけてるね。
翔龍 あ、そう言えば。
メガネ
わ〜い! ワシら3人メガネ族だぁ♪
はじめ
やだ〜! そんな怪しい部族には入りたくねぇぇ! 俺メガネ取る!!!
はじめはメガネの装備を外した。視力が0.7下がった。
Scene7 暴走トロッコ
まぁそれはさておき、鉄道展示館を後にして(早っ!)、外にある「手こぎトロッコ」とい う遊具のそばに来た。手こぎトロッコとは、トロッコについているレバーを上下に動かす とトロッコが動くという仕組みのものだ。
翔龍 これは…?
はじめ 手こぎ式のトロッコだ! 乗ってみてぇ!
翔龍 1回100円かかりますね。
はじめ よっしゃ! 乗るぜぃ!
メガネ ワシは乗らないでいいです。
翔龍 では先輩、行きますか!
はじめ 行くぜ!
100円を入れて、レバーを上下させるとトロッコが動いた!
出発進行!
はじめ わ〜〜〜!すげ〜すげ〜すげ〜〜〜!!!動いてるよ〜!!!
翔龍 結構スピードが出ますね!
速攻で折り返し地点に着いて、トロッコは進行方向を変えた。
このとき、ボクが前向き、翔龍が後ろ向きに座っている。
翔龍 後ろ向きはスリルがあります!
はじめ トロッコ楽しすぎ〜〜〜!!!
ゴールである折り返し地点が近づいてきた。
トロッコはまだ暴走している。
衝突まであと27m
はじめ 26m
そろそ 25m
ろスピ 24m
—ドを 23m
緩めよ 22m
うか? 21m
20m
翔龍 19m
いえい 18m
え、も 17m
っとい 16m
けます 15m
よ。 14m
13m
はじめ 12m
いや、 11m
だって 10m
…、本 9m
当にも 8m
うすぐ 7m
ぶつか 6m
るよ。 5m
翔龍 4m
いえい 3m
え、ま 2m
だまだ… 1m
ドカ〜〜〜〜ン!!!
翔龍
っ!!!
はじめ
ぅぁっ!!!
トロッコは派手にぶつかった!!!
翔龍 いってぇぇぇ!!!
はじめ 大丈夫か!!?
翔龍 …何とか大丈夫です…。
はじめは20のダメージを受けた!
翔龍は50のダメージを受けた!
ここでこのメッセージ表示が絶対出る!っと察したあなたは勘が鋭いです!
はじめ だから本当にぶつかるって言ったでしょ(笑)
翔龍 はい…。
メガネ はははははぁ、面白いもの見ちゃった♪
とりあえず、トロッコから降りた。
メガネ ところで、この料金箱、「ただ取り付けただけ」、みたいね。
トロッコについている料金箱をよく見てみると、ただの貯金箱のようであった。
翔龍 確かに。
はじめ それがどうかしたのか?
メガネ だから、今度このトロッコに乗る時は100円入れなくても………
は&翔 何考えてえんだぁぁ ぁぁぁぁ!!!!!
……………
メガネ あはははは!!! 冗談冗談♪!
はじめ ホント、メガネって最近、性格が崩壊してるよね(笑)
翔龍 仰る通りです。
トロッコを後にして、野外展示場へ足を向けた。
Scene8 機関車 de GO!
文化むらの奥は、野外展示場になっていて、旧国鉄時代に活躍した、蒸気機関車や電気機関車やディーゼル車や寝台車や食堂車や荷物車やラッセル車や操重車やお座敷列車などが、元通りに綺麗に整備されて展示されている。一部の車両では、運転機器に触れるようになっている。[碓氷峠鉄道文化むらパンフレットより引用]
はじめ うわぁぁぁ!!! いっぱい電車があるぅぅぅ!!!
ボクだけ、子供のようにはしゃいでいる(笑)
はじめ 電車の機器触ろう☆!!!
翔龍 電車の上に乗ろう。!!!
メガネ 電車の下を潜ろう♪!!!
とまぁこんな具合に一行は野外展示場を楽しんだ。って機関車様に何をやっているんだ(爆)
Scene9 旧信越本線 de GO!
休憩所となっていたお座敷列車で10分ほど休憩してから、3Bは文化むらを出て、遊歩道アプトの道(以下、アプトの道と明記)のスタート地点に来た。アプトの道とは、信越本線の横川〜軽井沢間が平成9年廃線になるまで使われていた線路を歩道にしたもので、その歩道を登って行くと、丸山変電所跡や、めがね橋などの、旧国鉄時代に使われていた施設などがそのまま残っているものを見ることができるのだ。また、歩道は写真のように、半分がコンクリで舗装されていて、もう半分は砂利の敷かれた線路がそのまま残っている、という形である。
スタート地点には、「線路内立ち入り禁止」という注意書きがある。
はじめ さて、行くか!
翔龍 行きましょう。
3Bはアプトの道を歩き始めた。
11年前までは、この線路を、左方を流れる川や周りに連なる山々を眺めながら、人々は列車に乗って行き交っていたのだ。信越本線の横川〜軽井沢間が廃線になる前に、1度でも、今歩いている歩道を列車で通っておけば良かったなぁと思う。
暫らく歩くと、頭上の遥か上を横切る上信越自動車道の真下に差し掛かった。
メガネ ねぇねぇ、
翔龍 何だ?
メガネ もしも今いきなりあの道路(上信越自動車道)がワシ達の頭上に落下してきたらどうする?
翔龍 ……………、
何を言い出すかと思ったら、それかよ!!!??
シリアスなシーンは一瞬にして終わった。
Scene10 丸山変でしょ
はじめ あっ!!! あれはっ!!!!!
暫らく歩いていると、歩道の先に赤茶けた建物が見えてきた。
はじめ あれが丸山変電所かな!!?
その建物は、赤レンガと古めかしい縁取りのガラスをまとい、もう2度と通ることのない列車を待つかのように、線路の脇に静かに座っていた。
間違いない。この建物は丸山変電所だ!
はじめ おおおおおおおおおお!!!!! とうとう着いたぁ!
翔龍 これが丸山変電所ですか。
はじめ そうだね!
ヨーロッパのワイン倉庫のような丸山変電所は、列車に代わって訪れる3Bを、無言で迎える。
メガネ ねぇねぇ、
翔龍 次は何だ?
メガネ 今度学校で丸山先生に会ったらこう言ってみない?
今日の丸山、変でしょ!
って。
翔龍 ……………
はじめ ……………
丸山変電所 ……………
丸山変電所は、北へ3度傾いた。
3Bは、暫し丸山変電所の前で足を休める。もう2度と列車の通らない線路、もう2度と動くことのない変電所、もう2度と活気を取り戻せない独特な静寂さがそこにはある。
メガネ
♪ニッポ〜リ〜、ニッポ〜リ〜、ニッッポリ〜し〜き〜♪
翔龍
うるせぇ!!!
この人(メガネ)を除けば………
はじめ そろそろ行くか?
翔龍 そうですね。
メガネ 逝きましょ逝きましょ♪
(字が変だぞ!)
はじめ 横川の次は何処に行こうか?
翔龍 先輩に任せます。
メガネ ワシも先輩に憑いていきます♪
(また字が変だぞ!)
ボクは時刻表を見た。只今の時間は、11:50。横川12:52発の列車に乗れば、祖母島と水上には行けそうだ。
はじめ よし決めた!行こうぜ!
丸山変電所を後にして、3Bは横川駅へ向かって足を動かす。
Scene11 横川駅興奮記
30分程歩いて、横川駅に着いた。
時間があったので、駅前にある碓氷峠資料館っていう感じの建物に入ってみた。 中は2つの部屋から成っていて、一つめの部屋には碓氷峠の鉄道模型や、昔碓氷峠を走 っていた列車達の写真が展示されている。 そして、2つめの部屋には、色々な人々が書き込みできるノート(駅ノートみないなもの)があり、「特急あさまが無くなるなんて残念だ」という感じの書き込みが幾つも見られた。
はじめ ここに来た記念に何か書き込んでいく?
翔龍 そうですね。先輩からどうぞ。
ボクと翔龍はそのノートに書き込みをした。
そして、我々3Bはその資料館を出た。
はじめ さぁぁて、昼飯はどうしようか?
翔龍 あそこにうどん屋があるのでそこで食べませんか?
はじめ いいねぇ。
そのうどん屋は、駅の外とホームの両方にカウンターのある2面式の店で、うどんやそばの他に、釜飯弁当も売っている。
我々3Bはホームに入り、うどん屋のカウンターについた。
ねぇさん へぃ、いらっしゃ〜い!
はじめ えぇぇと、きつねうどんをお願いします。
ねぇさん はぁぁい、
300万円になりま〜す!
はじめ え!!!!!?? ごめんなさい! ボクそんなにお金持ってませ〜ん(泣
ねぇさん あらそう? じゃ、300円にまけてあげるよ!
はじめ あ、ありがとうございます!
ねぇさんはササッときつねうどんを作って渡してくれた。
ねぇさん いやぁぁぁ、あたしの冗談を真面目に受け止めてくれる人は久し振りだよ!
はじめ そうですか? まぁ、演劇部であるボクとしては当然のことです(爆
翔龍 当然なのか!!!??
メガネ ワシに訊かれても…。
Scene12 バイバイ、横川!
3Bは昼飯を済ませて、ねぇさんにバイバイした。
駅アナ 間もなく、1番線に、電車が参ります。
はじめ 今度はさっきのように、座席が微妙な車両じゃありませんように…
すまん、107系!!!
鉄路の向こうに姿を現したのは………、オレンジ色の車体が輝く113系であった。
113系の普通高崎行きは、ゆっくりと1番線に入線してきた。
ドアが開いた瞬間、我々遭難隊は速攻で113系に乗り込み、3人でボックス席を2つ 陣取った。座席がふかふかしていて気持ちイイ♪
はじめ ところでさ翔龍、横川をネタにしたギャグは出来た?
翔龍 ああ、出来ましたよ。
メガネ 言って言って♪
翔龍 もう、本当にバカなギャグなのでシラケないで下さいよ。
3、2、1、Action!
翔龍1 おい、お前は何処から来たんだ?
翔龍2 俺はよ〜こかわ(ここから)来たんだよ。
Cut!
メガネ っぷふふふふぅ☆
はじめ おおぅ! いいねぇ! よっしゃ! 次行こうか!!!
12:52、列車は横川を発車。
バイバイ、横川!
我々3Bは、今度は本物の線路の上を行く!
1章 横川編
→
2章 祖母島編へ
トップページへ
鉄道旅日記ページへ
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください