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緑色時代最終回
〜青い春〜
2004年3月21日(日)乗車
3章 水上編
Scene20 雪合戦in水上
14:51、吾妻線普通高崎行きは、渋川に停車。
渋川で、14:54発上越線113系普通水上行きに乗り換えた。
15:35、水上に停車。
はじめ 雪が全然無いぃ!!!
3年前に水上に来た時は、トンネルを貫けるとそこは雪国だった。ってぐらい
雪が積もっていたのに………
3Bは改札を通り、駅前に出た。
はじめ さて………、何処行く?
メガネ とりあえず、この辺を散歩します?
はじめ そうだね。何も知らない土地を歩くことこそ、旅の
醍醐味
だからね。
メガネ 旅の
大のゴミ
なのですね。
はじめ
ちゃうねん!!!!!
3Bは、気分に任せて水上の町を歩いた。
歩いていたら知らぬ間に人様の家の庭を通っていた。
そしてさらに歩いていたら、利根川の土手に着いた。
土手は日陰になっていて、そこには雪が斜めに深く積もっていた!
はじめ わおぅ!雪だぁぁ♪!!! 滑り台になってるぅ! 滑ろう!
はじめはケツを濡らした。
翔龍 うらぁ!
メガネ いやぁん!
いつの間にか雪合戦が始まっていた。
3人での雪合戦、1対2で、勿論、メガネが独り。
はじめ だりゃぁ!
翔龍 とぉ!
メガネ えい!
投げてはいるが、なかなか雪玉が当たらない………。
10分ぐらい遊んで3Bは力尽きた。
腕時計が16:05を指している。
はじめ ところでさ、2人とも湯檜曽ってとこ行きたい?
翔龍 ゆびそ?
メガネ あぁあぁあ、この前先輩と2人で行ったとこですね?
はじめ そうだよ。この前行った時(2002年7月13日乗車『湯沢・湯檜曽・只見の旅』)は夏だったからね。冬は同じ場所がどうなっているかな。
メガネ 行きたいです♪
はじめ よし、湯檜曽に来てくれるかな?
メ&翔 いいとも!!!
3Bは水上駅へ戻るべく、歩き出した。
Scene21 1年半ぶりの湯檜曽
水上駅では、上越線普通長岡行きが、モーターを唸らせて自分の身体を暖めている。
3Bは改札を通り、列車に乗り込んだ。
車内にはスキー板を持っている乗客が多い。
列車は16:16に水上を発車。湯檜曽に近づくにつれて雪がやや深くなっていく。
16:20、湯檜曽の地下ホームに停車。3Bはドアを開けて降りた。
はじめ 地下ホームだね。
地下ホームだね。
翔龍 フォントサイズ2でエコーがかかってますよ!
フォントサイズ2でエコーがかかってますよ!
列車は低い轟音と共に、新清水トンネルの奥へと吸い込まれて行った。
列車は低い轟音と共に、新清水トンネルの奥へと吸い込まれて行った。
翔龍 ナレーターにまでエコーが…!
ナレーターにまでエコーが…!
はじめ 何だかエコーがかかるのって、カッコイイよね。
何だかエコーがかかるのって、カッコイイよね。
メガネ あ゛っ!!!!!
あ゛っ!!!!!
メガネはおたけびをあげた!
メガネはおたけびをあげた!
は&龍
あんたはうるさい!!!
あんたはうるさい!!!
はじめは平気だった!
駅長は平気だった!
翔龍は平気だった!
翔龍は平気だった!
3Bは地下ホームを後にして、無人の改札を通って駅の外に出た。
湯檜曽駅前は水上駅前とはうって変わって、道端に1mもの雪の層が積もっている。
たった3.6km離れているだけでこんなに変わるものだろうか…?
3Bは特に何処に行こうかとも話し合わずに歩き出した。
湯檜曽の集落は、この前来たときのように静かだ。
Scene22 旧湯檜曽駅へ再び…
ふと、僕は足を止めた。
はじめ ここだ! ここを曲がれば、旧湯檜曽駅ってところに行けるんだ。
メガネ 旧湯檜曽駅って、この前先輩と行きましたよね?
はじめ 行った行った♪ また行こうか?
メガネ いいですよ☆
という訳で、3Bはその角を曲がり、旧湯檜曽駅に行ける坂を登った。
坂を登っていくたびに、途中で舗装されてる道路の面が見えなくなり、足元が
全て堅い雪の道となっていった。
僕がRPGの気分を堪能した道を抜け、民家の裏を通ると、そこには、
旧湯檜曽駅に繋がる入り口があった。
しかも、前には閉まっていた扉が、開いている!!!
はじめ 中に入ってみるか?
翔龍 行きます。
メガネ ワシはここに残ります。
はじめ そうか。俺と翔龍の2人で行くと、メガネの分の経験値が入らなくなるけど、
はじめと翔龍は3/2倍の経験値が入るぞ!
そんなことはともかく、僕と翔龍で、その扉をくぐった。
中はやや湿っていて、電気が無いので、非常に薄暗くて気味が悪い。
足元はコンクリートで、年月のせいか、少し黒ずんでいる。
今にも幽霊が出そうな雰囲気だ。
はじめ そろそろ戻ろうか?
翔龍 そうしましょう。
僕と翔龍は入り口へ戻った。
僕は腕時計を見た。
はじめ 時間が無い!!!走れ!!!
3Bは走った!階段を下りた!走った!近道に、林に入った!しかし………
メガネ あぁぁあああん!!!はまっちゃった!!!
メガネの足が、雪の中にすっぽりはまってしまった!!!
はじめ だ、大丈夫か!!?
メガネ いやぁぁん!!!雪が靴の中に入って来た!!!
はじめ 抜くぞ!!!1+2=3………
だぁぁ!!!
抜けた。そして、走った!
Scene23 暫し帰還
何とか、発車の5分前に湯檜曽駅に着いた。
はじめ 間に合ったね。もうすぐ、あのループ線を、これから乗る電車が通るんだ。
見てみようぜ。
発車の約3分前、どこからともなく、カタンカタンという音と共に、低い轟音が
聞こえてきた。
はじめ 見えた!あれが、これから俺らが乗る電車だぜ。
写真を撮ったらすぐに湯檜曽の上りのホームへ急いだ。
上りのホームは地上にある。
翔龍 さっきから思っていたのですが、3章になってから、何で写真がぼやけてるのですか?
はじめ ああ、この写真は、普通のカメラで撮った写真だから、現像は出来たけどパソコンに
転送出来なくて、仕方なく、現像した写真を携帯のカメラで撮ってパソコンに送って
ここに貼り付けたんだよ。
メガネ うわぁ、原始的!!!なら、スキャナー使えばいいじゃないですか!
………そうだった………。
17:20、列車が来て、3Bは群馬の果ての集落を後にしたのであった。
Scene24 ボックス付き快速アーバン
17:25、水上に着いて、17:34発の普通高崎行きに乗り換えた。
18:25、新前橋に着き、隣りのホームに到着した快速アーバンに乗り換えた。
はじめ うわっ!ボックス席がある!!!急げ〜!!!
なんと快速アーバンは、セミクロスシートの211系だった。
3Bは1つのボックス席をGETするのに成功した!
はじめ 今日はすげぇなぁ!大宮を出てから、俺とメガネは1度も横向きの座席に座ってねぇぜ!
臨時列車が無かった分、普通列車でツイテいたなぁ。
19:48、快速アーバンは大宮に到着。
メガネ またゴミゴミしたところに戻って来てしまいましたね。
はじめ …、そうだな。
3Bは列車から降りて、約半日ぶりに、大宮駅のホームに立った。
でも、3Bにしてみれば、
3日
ぶりのような感じであった。
翔龍 メガネ、何やってんだ?
メガネ ああ、ワシが今まで乗っていた電車を見送ってるの。
はじめ ほぉぉ、律儀だなぁ。
3Bは今日1日世話になった青春18きっぷで改札の外に出た。
Scene25 まだ終わらない!
夕食は、翔龍が知っているラーメン屋で食べた。
会計の人 ありがとうございます。カラオケのサービス券なので、よかったら
お使い下さい。
はじめはカラオケのサービス券を手に入れた。
はじめ さて、折角券を貰ったし、旅の締めにカラオケ行くか!
翔龍 俺はいいですよ。
メガネ わ、ワシは遠慮します…。
翔龍 そんなこと言わねぇで、来いよ!
はじめ そうだよ!メガネが歌うところ見たいなぁ。
メガネ そこまで言うなら…
3Bは、カラオケに行く事にした。
〜〜〜1時間30分後〜〜〜
はじめ ふぅぅ、かなり歌ったなぁ。メガネの歌を聞けてよかったよ。
「君をのせて」とか、「TRUE」とか…
メガネ いやぁねもう、言わないで下さいよ!半強制だったんですから!
Scene26
緑
に染まれ!(エピローグ)
3Bは大宮駅に戻った。
はじめ いやぁ、今日は本当に旅に来てくれてありがとう!
翔龍 いえいえ。
メガネ また行きたいです♪
はじめ 今度はメガネ達の受験が終わったらだな。
メガネ それは言わないで下さいよ!ワシの年齢が分かってしまうではないですか!
今度言ったら、
「マサにガスだね」の炎
を先輩に点けますからね(怪笑
はじめ 指からガス出せるのかよ!!?
メガネはメラを覚えた!
メガネ あ、あと、たまには高校に遊びに来て下さいね!
はじめ おう、あたぼうよ!演劇の大会は必ず見に行くからな!
高崎線普通列車が入線してきた。
メガネと翔龍が列車に乗り込んだ。
メガネ ………そう言えば先輩、
はじめ 何だい?
メガネ どうしてこの旅のタイトルの
『緑色時代最終回』
の
緑色
って、どういう意味ですか?
はじめ あああ。
"緑色"
っていうのは、
俺が高校生の時のジャージの色
のことなんだよ。
翔龍 おお!
メガネ そうだったんですね。最初からずっと考えてたんですよ。
はじめ 俺にとって、緑色のジャージを履いていた高校生最後の旅だから、
『緑色時代最終回』っていうタイトルをつけたんだよ。
メガネ 納得しました!
はじめ それじゃ、改めて……………
はじめ お疲れ様でした!!!
翔龍 お疲れ様でした!!!
メガネ お疲れ様でした!!!
おわり
THANK YOU FOR READING!!!
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