このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

ローストビーフを作りましょう

海外生活で刺身を手に入れることは、なかなか難しいですね。
釣りをする趣味のある方は何とかなるでしょうが、それでも淡水魚しか手に入らない人の方が多いでしょう。
淡水魚の刺身は 何 かとリスクが高い ので刺身は一度冷凍して寄生虫を殺してからにしたほうが良いですね。
PGJたちの場合、刺身の代用品で食べていたのがローストビーフです。
なにしろZLは畜産国。 牛の輸出で利益を出している国ですから、牛肉も安い。

ZLで一番安いのが鶏肉、次がマトン、そして牛肉、もっと値段を払うと豚肉で一番高いのがラムという順です。
牛肉が豚肉より高いのは豚の餌が輸入飼料であるのに対し、牛は牧草なので種代と肥料代で済んでしまうからです。

作り方はいつものように、いたって簡単。

材料:

牛肉ブロック。 ロース、肩ロース、モモ。 お好きな部分でどうぞ。

道具; コンベクションオーブン、これは当たり前。 そして絶対必要なのが中心温度計。 アメリカのアマゾンサイト   日本のアマゾンサイト

手順:

ロースのように背脂がごってり乗っているものは、ある程度そぎ落としましょう。 オーブンの中が溶けた脂で洪水になります。 いやでしょ?
内モモのような外周に脂の少ない場合はそのままでOK
次に、表面に塩コショウをします。 量は全く適当。 お好みでどうぞ。 脂肪が多い場合には黒胡椒を多めに使ったほうが良いでしょう。

これを凧糸(コットン100%のものでないとオーブンの中で溶けてしまいますよ。ご用心)で縛り上げるわけですが、その目的はなるべくどの部分の断面も同 じ面積になるようにするためです。 ですから太いところは、きつめに縛る必要があります。

味付け:

このまま30分置いて、すぐ焼き始めても良し。 ラップに包んで翌日焼いても良し。 オーブンに入れる1時間前には冷蔵庫から出して温度を室温に慣らして おきます。

加熱温度:
 まずオーブンを200から220℃に暖めておきます。
そこに肉塊をいれ、表面が赤い肉色から灰色になるまで待ちます。
灰色になったら、180℃に落とします。 これで表面が焦げてくるのを待ちます。
焦げ目がついてきたら、中心温度計を肉の中心部に温度計測温部先端が入るように差し込みます。
温度は何度でした?
40℃を超えているようでしたら、オーブン温度を140℃に下げて、10分毎に(1Kg以下の小さい肉の場合にはもっと短いタイミングで)温度を測りま す。
65℃に達したところで、オーブンから出して、さぁ召し上がれ。
商売として出すなら73℃まであげることをお勧めします。 

ちなみにこのオーブンはJAで使っているデロンギの小型オーブン。
掃除がめんどくさいは、熱容量が少ないは、ろくなものではないが、社宅住まいで こういう物 を 設置するわけにも行かず。。
 
 さて、ソースは何を使うか?
醤油にレモン、わさび、ニンニク。 とやるとなんだか和食になります。
ご近所のスーパーマーケットでホースラディッシュとローストビーフソースを買ってくれば、地元民と同じですね。

暖かいときに切らず、放冷後、冷蔵庫で冷やして翌日いただくという手もあります。 
Topの写真は焼き上がりをすぐ切ったもの。
左の写真は、翌日切ったものです。
 
お好きなほうでどうぞ。



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