このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
私の旅
11月5日〜12月10日まで、天王州アイル・シーフォートスフィア内の
アートスフィアでミュージカル「銀河鉄道999」が上演されています。
私が観に行ったのは11月9日(日)でした。
午後2時00分。約700名の乗客を乗せて、銀河鉄道999は出発しました。
1、鑑賞のポイント <おすすめのキャラ> これは何といっても鉄郎でしょう。鉄郎ははまってます。私は初めて鉄郎のファンになりました。本田修司さんの星野鉄郎は、これで一つの完成を見たという感じです。歌もお上手ですし、舞台の上を生き生きと動き回っていて、嫌味のない鉄郎を演じていました。 <おすすめの歌> スージー・カン扮するクレアの歌う「銀河の果てまで」と、鉄郎とクレアのデュエット「タッチ」は切ない恋心を感じさせて、とてもいい雰囲気でした。 歌のうまさという点から言えば、タイタンの老婆役の杉村理加さん(プロメシウムと二役)ですね。タイタンの老婆では何年も前に出ていったきり帰ってこない息子への想いを歌い、プロメシウムでは機械帝国の女王として高慢にも思えるほどの自信を歌い上げていました。 <おすすめのダンス> 劇中、本格的なダンスを見せるのは鳥居かほりさん扮するシャドウだけです。さすがに迷いの星のシャドウというだけあって、鉄郎だけでなく、それを見ている私たちも惑わされそうな動きでした。何か妖艶な感じが漂う、ちょっと妖しい踊りです。 <おすすめの衣装> 冥王星に眠る魂のない体たち。シャドウとともに踊るので、体のラインそのままの衣装になっています。魂のない体は、個性のない体。そんな雰囲気がにじみ出ていました。そして機械人間たちもそれぞれに原作を彷彿とさせる衣装を身に着けています。
2、特典 <CD> 会場で本田修司さんかスージー・カンさんのCDを購入すると、もれなく自筆のサイン色紙とポスターがもらえます。購入予定の方は、今しばらく待って、会場でお求めになるのがよろしいかと思います。 <GX席> S席、A席に比べ、グッと値の張るGalaxy席。一応プレゼントがつきます。ミュージカルのパンフレットとクレアを描いたマウスパッド(スージー・カン「銀河の果てまで」のジャケットと同じ図柄)がそのおみやげです。もう一つくらい、何かおまけがつくとよかった思うのは私だけでしょうか。マウスパッドなんて、パソコンを持っていない方には猫に小判、無用の長物ではありませんか。
3、感じたこと <音楽について> 音響がよかったので、かなり響いていました。音楽そのものも全体を一つのテーマで統一してあり、なじみやすいものでした。全体的に歌唱力のある役者さんたちが集まったらしく、聴きごたえがありました。 <ストーリー・構成について> 映画版とコミックス版に新999をミックスしたような構成になっていました。2時間で地球とアンドロメダを往復するたびというのは、なかなかつらいものです。これは映画のときにも思ったことなのですが、停車駅が少ない分、旅の困難さが伝わりにくいところもありました。 <劇場について> 全734席で小さ目のホールです。2階席でも充分演じている役者さんの顔が見える距離でした。ただ、表情を見るにはオペラグラスが必要でしたが、オペラグラスを通してもかなり広範囲が見えるくらい、舞台は小さく作られています。客席と舞台が一体化したようなホールだったので、観客が乗客となって2時間余りの旅に出たという設定にはぴったりだったのではないでしょうか。
もうちょっと辛口の評を見たい方は こちら へどうぞ。ただし、こちらの方は内容に触れていますので、そのおつもりでどうぞ。 |
戻る
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |