このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 

東映動画ベストセレクション

 

1997.12.13の関東オフ会を兼ねた鑑賞レポートです。

 

1、合流

あら。13:00集合だったのに・・・12:30に着いてしまった。誰かいると思ったのにだーれもいない。慌ててアルテミスさんの携帯に電話する。くぅぅ。私がお腹をすかせているのに何ということ。アルテミスさんとジョルジュさんはレドリルさんと合流して喫茶店にいるらしい。「さっさと来い」と命令を下し、しばし丸の内シャンゼリゼの前で待つ。

来た来た。アルテミス・レドリル(元アンタレス氏)両名とは以前会ったことがあるが、ジョルジュさんとは初対面。そこでお約束。「ブラームスはお好きですか?」「私はバッハの方が好きです」という挨拶を交わし、今後の相談に入る。あとの参加者は砂山さん(この人は幹事だ)、ドクター・バンさん、そしてユキさん。13:45から松本零士先生の舞台挨拶があるため、なんとしても席を確保しなければ。とりあえず、待ち合わせの目印になっているレドリルさん(この人が本を読んでいるのが目印だったらしい)と携帯電話によるコンタクトが可能なアルテミスさんを外に残し、ジョルジュさんと私は映画館の中へ。

2、ジョルジュさん

・・・・・・ジョルジュさんと初めてお話するなんて緊張するな。初対面でいきなり二人きりとは、何を話せばいいのかしら・・・。とりあえず、「写真通りの方ですね」などと当たり前のことを言いながら、二人の接点を探ってみる。元々、999のサイトといえば、ジョルジュさんの時の輪サイトが老舗中の老舗。ここのなりきりチャットはそれに便乗して作ったようなもの。神様に触れる(龍に触れると言ってもいい)ような思いである。さしあたっての接点は999であることは間違いないので(当たり前)、旧作(アンドロメダシリーズ)と新999(エターナルシリーズ)について、その違いや意義などについてジョルジュさんのお考えを伺ってみる。「旧作では鉄郎の旅のことばかりが話題になっていますが、実はメーテルも自分自身の旅をしているというわけではないんですね。エターナルシリーズに入ってやっとメーテルは母親の影響から離れて・・・・・・」これ以上は書くまい。きっとジョルジュさんがご自分のサイトに発表するに違いない。まあ、そういうわけで話をしていたら、あとの5人が入ってきた。その間にも、午前中の上映が行われているので、扉から漏れてくる音楽を聴きながら、既に心は999の世界をさまよっていた。

3、舞台挨拶

ようやく全員そろったところで、自己紹介。レドリルくん、砂山さん、ドクター・バンさんについては言うことなし。 こちら をご参考に。ジョルジュさんについては先ほど述べた通りである。アルテミスさんは・・・・・・この人、電子妖精カノンも名乗っているがれっきとした男性である。名古屋からはるばるの参加。ご苦労様。そして、ユキさん。ひかえめそうな中に芯の通った感じの女性で、このハンドルがぴったり。7人であれやこれやとしゃべっていたら、いつのまにか舞台挨拶が始まりかけたので、おおあわてで2階の席についた。(つまり、私とジョルジュさんが先に映画館に入ったのは、何の意味もない行為だったのでした)

2階席から見る松本先生は、雑誌やテレビで拝見するのと同じお姿で、感動の一言。(実は私、憧れの松本先生を直接見るのは初めてでした)3月公開の「エターナルファンタジー」について、熱い思いを子供のように熱心な瞳で語って下さる姿が印象的だった。「光と影」というテーマ。今までにも同じようなテーマで作られた作品はあったはず。それを超えるような作品になって欲しいというのが、今の私の願い。

最後に3月公開の999チケット(限定3000枚、シリアルナンバー付)の第999番目を松本先生に贈呈し、訳15分間の舞台挨拶は終了。そしていよいよ午後の部の上映開始。

4、映画上映

いよいよ待ちに待った映画の上映。1階中央あたりに席を移し、鑑賞開始。劇場版1作目を劇場で見るのはこれが初めて。オリジナルノーカット版ということで、ビデオにはない場面も。ニュープリント版で映像もクリア。鉄郎がメーテルに出会って999に乗り・・・いやいや、このページを見ている人ならばすでに全てのストーリーと映像を覚えているはず。これ以上私の拙いレポートは不要であろう。会場のあちこちからすすり泣くような声が聞こえる。きっと私と同じ、いろいろなことを思い出しながら、懐かしさを感じているのだろう。しかし、隣の人はなぜか車掌さんが出てくるたびに笑っている。車掌さんのファンなのか、それとも・・・

劇場版1作目が終わったとき、なんだか長い夢を見ていたような気がした。その夢の覚めやらないまま、有無を言わせず2作目の上映。999というのは観るのにエネルギーのいる作品なんだな。1作目を観ただけで、頭の中はすでに「入魂」とか「格闘」といった感覚を味わっている。このうえ2作目は・・・2時間以上の作品を2つ続けてみることに無理があるのかもしれない。ストーリーの展開は熟知しているはずなのに、ついついスクリーンに見入ってしまう。その結果、観終わったときにはグッタリ。多分精神的に疲れたんだと思う。1作目に比べて、2作目は大人向きの作品である。

5、その後

両方の映画が終わり、私は一足先に帰る。・・・はずだったのに。朝も昼も食事をしていなかった私は食欲に負けてしまい、他のメンバーと行動をともにすることに・・・なんて意志の弱い私・・・

幹事の砂山兄弟に連れられて串揚げの店へ。おや。ここはこの間の 東京ミニオフ のときに行ったおでん屋さんの隣ではないか。まあいい。

ここで砂山さんやアルテミスさん(またの名をカノン氏)のお宝や、関西オフの写真を見ながら、アツアツの串揚げを頬張る。なんておいしいんでしょう。(幹事さん、ご苦労様。でも、ちょっと高いよ、あの値段。次回はもう少し安いところにしようね?) みなさんの999体験などを聞きながら、今日の映画の感想や今後の999の展開にも話が及ぶ。「劇場版2作目はテレビシリーズにするといい作品ですね」とはジョルジュ氏の言。確かに、2時間ちょっとの作品に収めるために、かなりの無理をした感じ。内容的には面白いのに、劇場の椅子に坐って観ていると、一つ一つのエピソードを消化しないうちの次に進んでしまうので疲れてしまうんだな。こういったファンの言葉を参考に、次回作の製作に取り組んで欲しいなあ、と思ったりする。

ところで、新作999(エターナル・ファンタジー)の作品説明にある「あの旅から1年」の「あの旅」とはどの旅を指すのか?コミックス版の旅なのか? それとも劇場版2作目の旅なのか? それによって私たちの読み方・見方も違ってくるような気がする。

さて、串揚げでいい加減腹も膨れ、ここらで1次会(映画鑑賞から含めれば2次会、朝から集まっている人たちにすれば3次会とも言えよう)は終わりということに。店を出たところで全員の写真を撮ることに。何の縁もない、ただの通行人にカメラを渡すアルテミス氏。彼は断るに断れず、迷惑だったに違いない。それでも何とか撮影終了。ここで私とユキさんは帰宅。残された男5人は夜の銀座に消えていった。(砂山さんは案内だけして帰ったらしい)

(以上)

 

(出席者; 砂山学さん、ジョルジュさん、透明海のアルテミスさん(=電子妖精カノンさん)、ドクター・バンさん、ユキさん、レドリルさん(=砂山武&アンタレスさん)、メーテルこと私)(年齢順・・・だと問題がありそうなので、アイウエオ順)

 

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