このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


読響第3回東京オペラシティ・プレミアムシリーズ

13/10/03、 東京オペラシティコンサートホール


指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
管弦楽: 読売日本交響楽団



第1部
日下紗矢子と読響の仲間たち(室内楽)

チャイコフスキー(武満徹編曲):秋の歌
ショスタコーヴィチ:弦楽八重奏のための2つの小品

第2部
ベルリオーズ:劇的交響曲「ロミオとジュリエット」から
”序奏””愛の情景””ロミオひとり””キャピュレット家の大饗宴”

ショスタコーヴィチ:交響曲第5番


巨匠スクロヴァチェフスキ氏の、ちょうど90歳の誕生日の記念日コンサートでした。終演後には花束の贈呈。それに併せて楽団員からサプライズのハッピーバースデーの曲のプレゼント。オーケストラの生演奏で聴くことは珍しい。美しい曲だなあ。感動的。久しぶりにオケが引き揚げた後に指揮者が呼び戻されての喝采。それにしてもお元気。10月前半にショスタコ5番を3回、ブルックナーの「ロマンティック」を2回。恐れ入ります。

プレミアムシリーズの特徴である室内楽がメインの第一部はまた聴けませんでした。
オケのコンサートが始まって、「ロミオとジュリエット」なので、プロコフィエフだと勘違いしていて、あれ、ベルリオーズなの?とびっくり。全く初めての曲に、しばし夢の世界へ。曲が終わって、すでにコンサートが終わったかのような拍手の嵐。無理やり客席の照明が灯って休憩になりました。
さて、メインのショスタコーヴィチ。ほぼ全曲を通しての息詰まるような弦の呻き。すすり泣くような弦が続く。本当に息苦しくなるような緊張感。そして木管の優美な響き。フルートとオーボエが美しかった。3楽章では休憩していた金管が4楽章に入ってさく裂。いつしか客席全体が固唾を飲んで聴き入る、という状態に。稀に見る好演、熱演。良かったです。

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