このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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イラン・テヘラン




2017年2月6日(月)〜9日(木)

テヘランで2月7日、8日に行われる会議に参加することになり初めてイランに。
会議がほぼ終わった日の夕方に、まずはテヘランのシンボル、ミラードタワーへ。
そしてその後翌日夜の帰りのフライトまでの間に市内の観光スポットを訪れました。


山 ミラードタワー ミラードタワー
 目の前に優美な高山が
 ホテルの部屋から
 ミラードタワー遠望
 テヘランのシンボル
 ミラードタワーから見下ろす

ドバイを経由してテヘランへ。イマーム・ホメイニ国際空港は市街地から南に60kmほど離れていて、迎えに来てもらった車に乗って1時間以上かかってホテルに入りました。
会議場に近いエステグラル・ホテルに滞在しましたが、市の中心部からはかなり北。イラン革命の前はヒルトンだったらしく古く老舗のホテルです。テヘランにはもちろん初めてで、どんなところが全く知りませんでしたが、高度が1,200〜1,400mもあり、しかもすぐ北には3,933mという高山が。訪れた前週には寒波が来てとても寒かったそうで、ちょうど晴れ上がって仰ぎ見た山は、雑然とした町並みのすぐ向こうに鎮座していて神々しい限り。早朝など朝焼けに映える山々をうっとりと眺めて過ごしました。

ミラードタワーは435mで現在、世界で7番目に高い電波塔。2007年に完成。とは言え、せっかくの観光スポットも内部も上の展望所もガランとした感じで全く商売っ気がなく、お客さんに対する態度もあまりにも慣れていない感じ。そもそも海外からの観光客はテヘランのような都市には来ないらしい。
タワーへはイランの知人に送ってもらって行きましたが、チケット売り場と言ってもアラビア語とへんな数字しかなく、これでは一人で来てもよく分かりませんね。
登ってみれば、晴れてはいるが大気が霞んでいて夕方の横からの日の光もあり遠望はあまり効きませんでした。 見下ろせば立派な高速道路やインターチェンジが見えますが、どこも激しい渋滞のようです。空気が悪くなるのも頷けます。




ゴレスタン宮殿 ゴレスタン宮殿 ゴレスタン宮殿
 ゴレスタン宮殿
 大理石の玉座がある
 ゴレスタン宮殿
 キラキラ鏡の間1
 ゴレスタン宮殿
 キラキラ鏡の間2

次の日は朝からタクシーを駆ってまずゴレスタン宮殿へ。
ただし勝手が分からないのは、ホテルのコンシェルジュでタクシー代のおおよその目安を聞いても、タクシー会社のカウンターは別にあるからそちらで聞いて、とけんもほろろ。というのは時間帯やお客さんによって料金が異なるということらしい。
でタクシー会社のカウンターで聞くと400,000レアルとのこと。1,300円ほど。道も空いていて20分程で街の中心のホメイニ広場に到着。しかし乗ったタクシーの運転手は真面目な人で、実はタクシーにはメーターがあって283,000レアルとのことだった。なので30万レアル払っておきました。
でも、ここからは歩いて行くように、と。とりあえず東西南北はどうなっているかを聞くと、テヘランでは山が見える方向が北、と。なるほど分かり易い。

何故か宮殿の前には付けてくれず、朝の9時前に通勤の人たちに紛れて宮殿へ。あまり人がいないので恐る恐る入口から入ると警備の人だけがいて、宮殿は無料で開放されているよう。今日だけのことなのか、通常もそうなのか分かりませんが。ちょうど9時過ぎで開いたばかりで人も疎ら。
ただ出てくる11時頃には、家族連れやカップルなどたくさんの人が訪れていました。 ゴレスタン宮殿は150〜200年前のイランの王朝の宮殿。贅を尽くした内装、装飾。煌びやか。一番豪奢なメインの建物だけは靴のカバーを渡されて入館。土足禁止、その上、撮影も禁止でした。 複数の建物が残っており、古いものはかなり傷んでいる様子。無料なので修復もままならないということかもしれません。

宮殿を後にして出てすぐのところが中東でも有数のバザールの入口。人々の喧騒。近くの地下鉄乗り場もものすごい混みよう。窓口で頑張ってICOCAのようなICカードを購入して、まずは一駅だけ乗ってホメイニ広場まで戻る。ラッシュかと思わせる混雑ぶりでした。


ホメイニ広場 謁見図 昼ごはん
 テヘランの中心
 ホメイニ広場
 イラン国立博物館にて
 ペルセポリスの謁見図
 街の食堂にて
 Aab Gooshtというらしい


続いて少し歩いて、イラン国立博物館へ。 古くペルシア帝国の、その前の先史時代からの遺物の数々。紀元前4,500年とかが陳列されている。 中世からのイスラム美術、コーランの本やイスラムの装飾などは別館に。 久しぶりに緊張感を持って、街を歩き宮殿と博物館を見て回った。ちょっと歩き疲れてお腹も空いてきたが、さらにホメイニ広場まで戻って地下鉄に乗る。

地下鉄は昼過ぎだが相変わらず混んでいる。後で聞くと木曜日は半ドンの日なので、ちょうど仕事帰りの人、かつ、終点はタージリッシュという新しく開発された人気スポットらしく、混んでいるとのこと。

地下鉄で面白いのは混んでいる車内をものともせずに物売りがうろうろしていること。 子供用のおもちゃ、シャボン玉セット(実演付き)やボードゲーム、靴下、レターセット、本、などを売りに来て、それを買う人がいる。

参加した会議のロゴ入り・アラビア語入りの紙袋を持参していたのだが、「交通」に興味を持った隣の人が話し掛けてきました。同じく終点まで行くとのこと。 昼過ぎなので終点でランチを取るつもりだと伝えると、地元の美味しい店を紹介してあげる、と言って連れて行ってくれました。もともと地元の人しか来ないようなエリアで、かつ、どんどんと路地に入っていくし、途中から子供のモノをせびって付いて来たり、だんだん心配になってきましたが、ちゃんと人気のありそうな店を紹介してくれて、かつ、まったく分からない中、オーソドックスと思われる人気メニューaab gooshtを注文してくれました。値段は190,000レアルだったので、700円ほど。美味しくてお腹いっぱい。

一人で食事を済ませて、後はいよいよBRT(Bus Rapid Transit)に乗ってホテルへ帰るだけ。うまくホテルの最寄のバス停で降りられるかどうか。その前に乗り場を探してバスターミナルに行ってみると、さすがにイスラム、同じバスに乗るにも男女で前後ろと乗る場所が異なっており、車内も行き来できないようになっていました。

乗ってみて、周りの人は英語が通じないのですが、ホテル名はさすがに分かります。渋滞の中、20分ほど乗って、教えてもらって、うまい具合にぴったりのバス停で下りることが出来ました。

朝からチェックアウトして預けておいた荷物を受け出して再度パッキングし直してから、また、空港へは送ってもらいました。帰りはさらに渋滞が激しくて空港までたっぷり1時間半はかかりました。 そしてドバイへの機内で5日振りにビールを飲みました。

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