ファイズ・ギア
スマートブレインが開発した戦闘用特殊強化スーツ。
「闇を切り閃き、この世に光をもたらす。」という言い伝えを生んだ伝説的なギア。
1年前の闘いの場に置き去られたものをライダーズギア開発部が回収、ひそかに強化改造をほどこしたうえに
乾巧用のエボリューション機能を装備させた。
改造により各能力は以前の1.5倍にアップしている。
<ツール一式>
ファイズドライバー、ファイズフォン、ファイズショット、ファイズポインター
※ファイズドライバーは強化改造及びエボリューション機能追加
それ以外のものに関しては整備が行われただけである。
<フォーム>
以前と同じくアクセルフォームとブラスターフォームの2フォーム。
各フォームとも強化改造にともない能力値がアップしている。
・エボリューションフォーム
乾巧の強い意志が、ファイズ・ギアに装備されているエボリューション機能によって
“王の記憶”を活性化させ、潜在能力を引き出した奇跡のフォーム。
フルメタルラングが展開し、中央のエネルギー反応炉がフォトン・コアへと変化し
ファイズ・ドライバーで生成されるフォトンブラッドを爆発的に増幅させ、全身へと送り出す
いわば“心臓”の役割を果たしている。
常時フォトンブラッドが送り続けられているため、各ツールにミッションメモリーを装填するだけで
フォトンブラッドが瞬時にチャージされる。
またチャージされるエネルギー量が通常より多いため、ファイズエッジではフォトンブラッドの
許容量を越え、刀身の周囲に大きな両刃状のエネルギー体を形成する。
ファイズポインターも同様で、あふれ出たエネルギーにより右脚全体が紅く発光し強力なキックを
生み出す源となっている。
首に巻かれたマフラーはフォトンブラッドが凝縮・実体化したもので、乾巧の防衛本能と直結し
ありとあらゆる飛来物よりファイズを保護する。
その動きはまるで意志を持った生物のようで、ファイズの周辺を取り巻くことにより全方向からの
攻撃を完全にシャットダウンする。
残念ながら具体的な数値計測はされていないが、その身体能力は通常時のファイズを超越し
ブラスターフォームさえも凌駕するものと思われる。
また、“王の記憶”を活性化させていることで擬似的な「オルフェノクの王」の能力を有し
フェニックス・オルフェノクの最大の武器である“不死能力”を完全停止し、その細胞を破壊する
ことができるようになっている。
オートバジン
ファイズ専用の可変式バリアブルビーグル。
エラスモテリウムとの闘いにより破壊されたが、奇跡的にスーパーコンピューターを搭載している頭部は
無傷だったため、ライダーズギア開発部が回収、新城・福地がオートバジンのスペアパーツを組み合わせ
これに頭部を組み込んだことにより再生した。
マシン能力においては以前と全く変わりはないが、山上の手により戦闘プログラムなどが追加され
戦闘サポート面での強化がほどこされている。
ファイズ2nd(セカンド)・ギア<イラスト有>
サイガのギアをベースにしてファイズを再設計して造られた“2代目ファイズ”ギア。
能力はベースとしたサイガに匹敵するもので、さらにファイズのツール一式をVER.アップしたものを
使用することでその能力は2本の「帝王のベルト」を超えるものとなる。
変身コードはファイズと同じく「555」。
<ツール一式>
ファイズ2NDドライバー、ファイズ2NDフォン、ファイズ2NDエッジ、ファイズ2NDショット
ファイズ2NDポインター、ファイズ2NDアクセル、フライングアッタカーⅡ(オートバジンMK-Ⅱと共用)
アサルトマグナム(オートバジンMK-Ⅱと共用)
<デザイン>
ファイズスーツの黒い部分を白に変更。
これはベースとなったサイガから引き継いだものだが、フライングアッタカーで飛行時に見つかりにくいと
いう効果も得るためである。
サイガ同様に胸部アーマ中央にフライングアッタカーにフォトンブラッドを供給するためのフォトン・コアを
持っており、これはアクセルフォーム時にはエネルギー反応炉へと機能が切り替わる仕組みになっている。
(そのためアクセルフォーム時にフライングアッタカーを使用することは不可能)
<ツール説明>
基本的にはファイズと同じツールを装備するが、全てのツールがVER.アップしており、ファイズのものより
強力になっている。
ファイズエッジにおいては、オートバジンの左ハンドルグリップだったものを独立、ドライバーの後部マウント
に装備できるようにしている。
オートバジンMK-Ⅱと共用のフライングアッタカーⅡとアサルトマグナムに関してはファイズ2NDより追加
されたもの。
フライングアッタカーはサイガのものをベースとしており飛行速度など基本スペックは同じだが、スーツの
1部だったものをギアツールの1つとして改良されている。
これにより耐久力、飛行時の安定度が格段にアップされた。
またサイガ時にあったトンファーエッジモードを排除、ブースターライフルモードだけに限定したことで
高出力を獲得、破壊力がアップしている。
アサルトマグナムは対兵器用に設計されたもので、オートバジンMK-Ⅱ使用時にはマグナム弾を装填して
発射し、ファイズ使用時にはミッションメモリーをセットしたポインターを装着させることで実弾モード
からフォトンエネルギー弾モードに切り替えて使用する。
<フォーム>
ファイズ2NDアクセルを作動させることでアクセルフォームへと変化、10秒間通常時の1000倍の速度で
行動できるようになる(ファイズと同じ)このフォーム時はフライングアッタカーの使用はできない。
オートバジンⅡ<イラスト有>
ファイズ2nd専用の可変式バリアブルビーグル。
オートバジンを基本に再設計され能力が向上している。
(デザインも一新されたが、これは山上の趣味が入っている。)
最高時速は450km、さらにサイドに装備したフライングアッタカーを組み合わせることでマッハ1という
脅威的スピードを出すことも可能である。
オートバジン同様バトルモードへの変形が可能で、バスターホイールに加えファイズ2ndとの共通武器である
ファイズアサルトマグナムを装備する。
数多くの戦闘プログラムが入力されており、1対多数や1対兵器の戦闘においてもその能力を存分に発揮する。
またオートバジンとの信号による意思疎通の機能もあわせ持ち、これにより共闘が可能となっている。
シグマ・ギア<イラスト有>
スマートブレインが新世代ギアとして、ライダーズギア開発部とBASTETの共同開発したもの。
「エボリューション機能」を装備しており、それゆえに装着者が限定される初めてのギアである。
装着者選定試験を行い、最終試験である模擬戦闘で勝者となった山科美香が装着員に決定した。
デルタギアとサイガギアをベースにしており、フォンからのキー入力による起動だけでなく、音声入力による
起動も可能で状況によって使い分けできるように設計されている。
また肩アーマー内にフライングアッタカーを装備することで時速900km/hで飛行することが可能となっている。
変身コードは「490」。音声による場合は「ヘンシン」。
ちなみに装着者が女性ということでフォンの応対ボイスも女性によるものとなっている。
<ツール一式>
シグマドライバー、シグマフォン、シグマウェポン
<デザイン>
アーマー部にΣの文字をあしらっており、フォトンブラッドの流路はサイガと同様の青。
流路形態はデルタと同じくブライトストリームで全身に強力なエネルギーを送り込む。
肩アーマーに小型・軽量化したフライングアッタカーを装備するという大胆な発想をしており
そのため大きなものとなっている。
しかも戦闘時には一切邪魔にならず、かつ盾となるように設計されている。
胸部にはサイガ、ファイズ2NDと同じくフォトン・コアを装備しており、そこから肩アーマー内の
フライングアッタカーにエネルギー供給を行う。
<シグマウェポン>
シグマ専用武器。
Σの文字をイメージした形状をしており、双剣のブレードモードとアローモード(ブラスターモード)の
使い分けができる。
フォン同様、キー入力だけでなく音声入力も可能で「チェック」で必殺キック・メタトロンズスピアを
発動するためのポインティングマーカーの照射、「フィニッシュ」で必殺剣・ベヒモスファングを発動する。
デルタ・ギア
ファイズ・ギア、カイザ・ギアと同時期に開発されたベルト。旧式と呼ばれる3本の中では最も強力である。
装着者の闘争本能に働きかける「デモンズスレート機能」を装備しているため、適応者でないと精神が崩壊してしまう。
流星塾のメンバーに渡っていたものを北崎(ドラゴンオルフェノク)が奪還したのちライダーズギア開発部にて保管
もう2本作られ、計3本のギアが存在する。
変身コードは「333」だが、音声入力によるもので「ヘンシン」がスタートアップコードとなっている。
<ツール一式>
デルタドライバー、デルタフォン、デルタムーバ
ジェットスライガー
スマートブレインが開発したライダーズギア専用の超高速アタッキングビーグル。
シグマ、デルタの専用ビーグルとして使用される他、SWAT部隊の中にジェットスライガー部隊が存在する。
時速1400kmという超高速をほこり、地上、空中、水上と足場を選ばない機動力を持つ。
フォトンミサイルを装備しているほか、防御にも突撃攻撃にも使えるフォトンブレイカー
(車体前面にフォトンブラッドのエネルギー波を発生させる)など強力な破壊力を持ったまさに超絶バイク。
ライダーズギア装着者なら初心者でも乗ることが可能だが、その能力を存分に発揮させ意のままに操縦するため
には特殊プログラムを受ける必要がある。
ライダーズギア開発部専用大型トレーラー
ライダーズギア開発部が使用する専用の超大型トレーラー。
ジェットスライガー2台とオートバジンを搭載するスペースに加え、ギア・メカのメンテナンスのための設備一式
人工衛星などからの情報を受け分析するコンピューター一式が設置されている(トレーラーの筐体だけでも全長
15m、幅2.5m、高さ2.8mにもなる)といういわば彼らの移動する基地である。
ライダーズギア開発部はこのトレーラーを2台所有している。
バイオトルーパー<イラスト有>
BASTETが独自開発した新ライオトルーパースーツ。
基本的にはライオトルーパーの強化版ではあるが、エボリューション機能を搭載しておりその戦闘能力は比べものに
ならないほど向上している。(そのうえコストはライオトルーパーの1.5倍程度)
またエボリューション機能の特性から装着者個々に設計・プログラムされているためデザインは同じではあるが
スーツカラー、専用武器、特化能力などが異なる。
フォトンブラッドエネルギーを生成する“道具”としてギア開発部がベルトとしていたのに対し、BASTETは腕時計型
の小型バイオドライバーを開発、戦闘員の装備のひとつとして邪魔にならないものにした。
変身方法はバイオドライバーのボタンを押すことでスーツが転送される仕組みになっている。
バイオドライバーにはミッションメモリーがセットされており、これをベルトのバックルにセットすることで左右の
マウントに専用武器が転送される。
この武器はファイズなどのギアのようにチャージすることで必殺の一撃を放つことができる。
バイオトルーパーはスーツカラーによる固体区別の他、個々に対して名称がついており、その名称は伝説上の生物に
由来し、個々の専用武器能力に通じるものとなっている。
<各スーツ紹介>
・スマートブルー・キグナス:スマートレディ専用のスーツ。
初期段階に開発されたプロトタイプである。イメージは星座のキグナス(白鳥)。
固有武器はキグナスガンという銃で、弾が着弾すると周囲5mを凍りつかせる能力を有する。
つまりパフォーマンスでしか使用しないスーツでも充分な戦闘能力を持つものなのである。
・スマートパープル・クーロン:館林綾専用スーツ。
イメージは大地に横たわる地脈・九頭龍。
固有武器はクーロンハンマーで、フォトンブラッドを注入することで地上に放てば
周囲5mに強力な地震を起こし、目標物に直撃打ち込むことで強力な打撃技
“メテオストライク”を発動、一撃のもとに目標物を木っ端微塵にすることが可能である。
・スマートグリーン・マンティコア:波原所長専用スーツ。
イメージは毒を振りまくという人面の妖獣マンティコア。
固有武器はポイズンクロー。両手に装備したクローで爪の先に強力な毒を塗りこんでいる。
・スマートレッド・サラマンダー:鮎沢専用スーツ。
イメージは炎をまとった竜サラマンダー。
固有武器はサラマンダーブレードで、斬りつけると同時に1000度という高熱の炎を発する
“サラマンダーブレス”を発動する。
・スマートイエロー・グリッフィン:旧約聖書にて神や天使が乗る車を引く聖獣グリッフィンが
イメージ。(グリフォンの呼び名違い)
固有武器はグリッフィンボーガンで、着弾と同時に竜巻を巻き起こす“グリッフィンネイル”を発動する。
・ホワイト・メデューサ:ギリシャ神話の魔女メデューサがイメージ。
固有武器はスネークバインダーという鞭で、フォトンブラッドを注入することで目標物を瞬時に灰化させる
“メデューサズアイ”を発動する。
・ディープブルー・レビヤタン:魔界の海の魔物レビヤタンがイメージ。(リヴァイアサンの呼び名違い)
固有武器はオーシャンズスピアで、鋭い水撃を放つ“レビヤタンズタスク”を発動する。
・ブラック・バーケスト:ヨーロッパにおいて見ると死の予兆という黒妖犬バーケストがイメージ
(巨大な牛の姿をしているともいう)
固有武器はブラックブレイカーという両手で振るう大剣で、広範囲に届く斬光を放つ
“ダークインパルス”を発動する。
・スマートオレンジ・ウィルオーウィプス:光の妖精ウィルオーウィプスがイメージ。
(地域によっては鬼火のことを指す。ちなみにハロウィンでお馴染みのジャックオーランタンも鬼火である)
固有武器はWライトニングブレイカーという双対のオノで、鋭い雷撃を放つ“ライトニングスラッシュ”を
発動する。
・シルバー・バルキリー:ギリシア神話において、戦いの女神バルキリーがイメージ。
固有武器はバトルホイールという八方手裏剣。
スーツに仕込まれた装置を使用することでファイズのアクセルフォーム同様の音速移動が可能で
それにバトルホイールの攻撃を組み合わせることで“アクセルスラッシュ”を発動する。
・ゴールド・スプリガン:ヨーロッパにおいて古城などに棲みつき宝を守るという凶暴な巨人スプリガンがイメージ。
固有武器はガーディアンクローという両腕に装備した大きなクローで、ファイズなどのファイズショットより強力
な“グランインパクト”を発動する。
アースビクター
「地上の覇者」の名を持つプレジデント親衛隊が所有する戦車。
時速160kmで走行し、射程距離4kmの砲台を持つ。
撃ちだす砲弾は対オルフェノク用に開発されており、爆発範囲は小さいものの強力な装甲を持つオルフェノクでも
一撃で粉砕する威力を持つ。
キャタピラではなく左右4個ずつの特殊強化ゴムでできた球体状の車輪を持ち、地形・地表データをコンピュータで
即座に読み取り最も適した状態に車輪を調整する。
そのため砂丘や湿地帯、地形の悪い岩場や、水上まで難なく走行することができる。
また車体下十字方向に4つのスパイクを持った車輪が収納されており、急斜面などを登る際に球状車輪と換わり
使用する。
スカイビクター
「天空の覇者」の名を持つプレジデント親衛隊が所有する大型飛空挺。
母艦の役割を果たし、操縦員を含め最大120名の隊員と6台のアースビクターを収容することができる。
武装は2門のブラスター砲だけだが、その破壊力は都市1個を数発で消滅させるだけの威力を持つ。
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