<人間解放軍・反スマートブレイン連合>
乾巧<いぬい たくみ>(20歳)
1年前、人類の救世主として伝説の闘いを繰り広げた青年。
オルフェノクでありながら「人類とオルフェノクの共存」という理想を掲げているため
スマートブレインの中では最も重要視されている反乱分子である。
だが、本人はそういったことを知ってか知らずか、彼をかくまってくれた反スマートブレイン連合の
本拠地である地下流星塾上の、廃墟ビルの屋上で日中を過ごすことが多い。
1年の月日の間ある疑問に直面したとき、白いファイズが出現。
それを機にまた再び闘うことを決意する。
園田真理<そのだ まり>(18歳)
元人間解放軍の象徴的な存在で、乾巧=ファイズ救世主伝説を流布させた少女。
乾巧とは啓太郎同様古くからの付き合いで、一番側で彼を信じ支えている人物である。
1年前の闘い後、乾巧と逃亡中に流星塾の友人と再会を果たし、また父親として慕っていた
花形との再会をも果たした。
以降は地下の流星塾で反スマートブレイン連合の活動に従事し現在に至る。
白いファイズ出現の報を受け、乾巧や流星塾生たちと一緒に、再び闘いの舞台に戻ることを決意する。
菊池啓太郎<きくち けいたろう>(23歳)
人間解放軍のリーダー。
1年前の巧と真理の失踪を期に解放軍のリーダーとなった。
1年前までは頼りない部分が多々あったが今現在では立派なリーダーとして
メンバーからの信頼を集めている。
乾巧がオルフェノクだったということを知り、当初は戸惑っていたがすぐに「タっくんはタっくん」と
して受け入れ、彼の理想に共鳴してメンバーの一員となりたいと申し入れてきたオルフェノクたちを
わけ隔てなく仲間に加えた。
いつの日か人間とオルフェノクが共存できる日が来ることを、そして巧と真理が帰ってくることを
望み闘っている戦士である。
木村沙耶<きむら さや>(20歳)
元流星塾生。
明るい性格で、仲間の中で一番優しく強い心を持つ反スマートブレイン連合リーダー。
花形からの呼びかけに応え里奈、三原と共に地下の流星塾へと集まり現在に至る。
三原修二<みはら しゅうじ>
元流星塾生。
花形の呼びかけに応え沙耶、里奈と共に地下の流星塾に集い反スマートブレイン連合を立ち上げる。
花形と共に作りあげた対ライオトルーパー銃を使い、幾度もライオトルーパーの追撃から仲間を
助けた腕の持ち主である。
阿部里奈<あべ りな>
元流星塾生。
花形の呼びかけに応え沙耶、三原と共に地下の流星塾に集い現在に至る。
通信機器の扱いに長け、反スマートブレイン連合に集まるオルフェノクの家出少年・少女たちに
その使い方をレクチャーした先生的な存在である。
花形
スマートブレイン初代社長で、真理たち流星塾生の義父でもある。
ライダーズギア(デルタ、ファイズ、カイザ)を造り、それらを真理、里奈、沙耶の三人に送り自身は
行方をくらましていた。
その後、真理、雅人以外の生き残った流星塾生(沙耶、里奈、三原)を地下の流星塾に呼び寄せ
反スマートブレイン連合を共に立ち上げ、同時に対ライオトルーパー銃や、ファイズブラスターなどの
武器開発も行った。
その後、オルフェノクゆえの自然消滅をむかえ、“子供”たちに看取られ静かに息をひきとった。
ゴート・オルフェノク(山羊の特性を持つオルフェノク)に変化する。
二階堂翼<にかいどう つばさ>(17歳)《小池徹平さん》
真理たち反スマートブレイン連合の一員で、美容師の卵でもある。
それゆえ同じ道を歩んでいた真理のことを真理姉(まりねぇ)と慕っている。
人間であるオルフェノクであるということにこだわりを持たないオルフェノクの少年で
人間である遥と運命的な出会いを果たす。
負けん気が強く、しばしば無謀な行動を起こすことがある。
ドラゴンフライ・オルフェノクに変化する。
西畑遥(16歳)<にしはた はるか>《星井七瀬さん》
真理たち反スマートブレイン連合の一員で、翼のガールフレンドである人間の少女。
母親を救うため、危険を承知でオルフェノクのひしめく街へ出かけオルフェノクの
毒中和薬を盗もうとして翼と運命的な出会いを果たす。
草加雅人<くさか まさと>
元流星塾生で、装着者の命を奪う危険なギア・カイザギアを使いこなす青年。
人間解放軍の用心棒的存在で、メンバーの窮地を幾度も助けたが、その性格ゆえに
解放軍の中ではあまり評判がよくなかった。
真理を守るためレオに闘いを挑むが、帝王のベルトの前に敗れ去り、命を奪われる。
ちなみにカイザはサイドバッシャーを駆り神出鬼没だったため、オルフェノク側からは
“紫黒の死神”として恐れられていた。
澤田亜希<さわだ あき>
元流星塾生。
沙耶の呼びかけで、彼女のもとへ届いたデルタ・ギアを使ってオルフェノクとの闘いを
行ったメンバーの一人だったが、オルフェノクとして覚醒していたことが発覚したため
メンバーから外れることに。
彼をオルフェノクとして葬ろうとする仲間の中で唯一沙耶と里奈がかばってくれたことを
恩に感じ、後に二人の窮地を救い,、命を落とした。
真理のことを想っており、再会したときに想いと共に渡すはずだった赤い折り鶴が形見となった。
スパイダー・オルフェノクに変化する。
木場勇治<きば ゆうじ>
一年前、乾巧と伝説の闘いを行ったもう一人の救世主。
オルフェノクであったが「人類とオルフェノクの共存」を理想にして、その夢を乾巧にたくした。
園田真理を助けるためにエラスモテリウムオルフェノクの攻撃を受け、命を落とした。
海堂直也<jかいどう なおや>
常に木場勇治と共に行動し、偽悪家を演じながらもその理想に共感していたオルフェノクの青年。
帝王のベルトを奪うため本社に侵入し、罠にはまり命を落とした。
長田結花<おさだ ゆか>
海堂と同じく木場勇治と常に行動を共にしていた少女。
彼女もまたオルフェノクでありながら「人類とオルフェノクの共存」を夢みていた人物であった。
木場、海堂ともに帝王のベルトを奪うために本社に侵入、罠にはまり命を落とす。
ちなみに海堂とは両想いの仲であった。
<ライダーズギア開発部>
山上哲哉<やまがみ てつや>(24歳)
元ライダーズギア開発部・局長。
一年前の乾巧と木場勇治の闘いに感化され、スマートブレインに叛旗をひるがえした。
花形のことを師と仰ぎ、初期からギア開発に従事していた。
花形失踪後は自ら指揮をとり帝王のベルト、ファイズ2ND・ギア、シグマ・ギアを開発する。
情報収集・分析が得意で、気になることはとことん調べつくすタイプ。
そのためデータを重視しすぎる傾向がある。
全てのギアに精通しており、ファイズ2ND・ギアを装着する。
山科美香<やましな みか>(18歳)《上戸 彩さん》
元ライダーズギア開発部・シグマプロジェクト研究員。
真理たちと同じく流星塾出身。
冷静で、何事にも動じない性格で、笑顔を見せないため、ライダーズギア開発部員以外に
親しい人物はいない。
だが心の本音の部分ではごく普通の少女で、オルフェノクに覚醒したときの母親の言葉を
トラウマとして引きずっている。
彼女専用のギアであるシグマ・ギアを装着する。
ホーネット・オルフェノク(スズメバチの特性を持つオルフェノク)に変化する。
遠山直樹<とおやま なおき>(22歳)《速水 もこみちさん》
元ライダーズギア開発部・開発研究員。
山上とは大学時代の先輩・後輩の関係。
元々はSWAT部隊の特機隊に所属していたが、テロ制圧中、テロ活動に参加していた
ガールフレンドである朋美を殺してしまったため隊を辞め、山上のつてでライダーズギア
開発部に転属した。
その右手には常に朋美の形見である赤いリボンを巻き、そのリボンと共に受け取った彼女の
夢を実現させるべく闘うことを決意する。
デルタ・ギア装着者。
木場勇治と同系種(馬系)のゼブラ・オルフェノク(シマウマの特性を持つオルフェノク)
に変化する。
新城力<しんじょう つとむ>(20歳)《杉浦 太雄さん》
元ライダーズギア開発部・メカニック技術員。
独特の方言を使い、明るい性格で、人懐っこい笑顔で初対面の人物とでも話をする。
だが、逆にそれが馴れ馴れしいと嫌われることも。
調子屋で、すぐに熱くなるタイプ。
また短気なうえに考えるより先に行動する性格のため問題などを起こすことも多い。
しかし仲間を大事にする気持ちは誰よりも強く、それは敵味方関係なく、一つの信念の
ようになっている。
スマートブレインモーターズ時代より、ジェットスライガーの操縦に長けておりその右に
出る者はいない。
デルタ・ギア装着者。
シャーク・オルフェノク(ホオジロザメの特性を持つオルフェノク)に変化する。
福地真吾<ふくち しんご>(21歳)《伊藤 友樹さん》
元ライダーズギア開発部・メカニック技術員。
スマートブレインモーターズより、新城と共にライダーズギア開発部に派遣されたため
新城とはとても息の合ったコンビネーションを見せる。
寡黙で温厚、しっかりした性格のため、年齢より年上に見られることが多い。
射撃の腕が抜群で、一時期はSWAT部隊のスナイパーを目指していたこともある。
デルタ・ギア装着者。
ゴリラ・オルフェノク(ゴリラの特性を持つオルフェノク)に変化する。
朋美《イ・ジョン・ヒョンさん》
遠山直樹の恋人。
乾巧と木場勇治の闘いより、人間とオルフェノクの共存という理想に強く共感してテロ活動に参加し
運命のいたずらか特機隊となった遠山の手により命を落とす。
その際、彼にプレゼントの赤いリボンを託した。
遠山はそれを受け、同時に理想の実現という彼女の成し遂げられなかった夢を実現させようと心に決めた。
レディーバグ・オルフェノク(ナナホシテントウムシの特性を持つオルフェノク)に変化する。
<スマートブレイン>
州浜伊織<すはま いおり>(26歳)《要 潤さん》
スマートブレイン本社新社長。
以前の経歴、オルフェノクの姿など一切不明な謎の若き新社長である。
スマートレディ
スマートブレインのスポークスマンでもあり社長のお目付け役でもあった謎の美女。
村上を“処分”したスマートブレインは、それ以降黒幕たちが直接取り仕切る形となり
スマートレディはその手足となっていた。
またスマートブレインから人心が離れることを恐れた黒幕の指示により、より一層スポークスマンと
しての業務に力を入れ、BASTETの広報活動などに従事していた。
その一環としてBASTETが新開発したバイオトルーパーのスーツを着用しパフォーマンスを行う。
館林綾<たてばやし あや>(26歳)《仲間 由紀恵さん》
今現在スマートブレイングループの中で一番の権力を持つBASTETのスポークスマン。
彼女自身も優秀な研究員で、オルフェノクの王研究を手がけ、全オルフェノクの体内に存在する
共通の遺伝子“王の記憶”を発見した才色兼備の女性。
生物学だけでなく、科学・化学、機械工学に精通しており、王の記憶に働きかけ装着者の潜在能力
を引き出す「エボリューション機能」というギア専用機能を開発、ライダーズギア開発部と共同で
シグマ・ギアを製作した後、独自でライオトルーパースーツの発展型であるバイオトルーパースーツ
を開発した。
オルフェノクの王を狂信的に崇愛し、その存在を否定する者を許さない一面を持つ。
波原勲男<なみはら いさお>《大杉 蓮さん》
BASTET最高責任者。
BASTET研究所の所長である。
いつもおどおどしたような感じで人に会うことを好まない性格。
そのため、どうしても自分でなければいけない行事以外は館林綾に代理として参加してもらっている。
影山冴子<かげやま さえこ>(26歳)
ラッキークローバーの紅一点。
美しい容姿といつも穏やかな微笑みを浮かべているが、その内には恐ろしいほどの
冷酷性をひめている。
山科美香とはシグマギア装着員選考試験の模擬戦闘決戦での因縁があり、復讐の機を
うかがっていた。
ロブスターオルフェノク激情態に変化する。
琢磨逸郎<たくま いつろう>(27歳)
ラッキークローバーの中でも知性派で、いつも自信にあふれた態度をとっている。
だが一方で北崎によるイジメを受けている。
センチピードオルフェノク激情態に変化する。
ジェイ(28歳)
ラッキークローバーの中で唯一3つの命を持つという“特異体質”。
しかしそのうち2つは過去にライダーとの闘いで失っている。
寡黙な男で、メンバーなどの一部の人間と愛犬であるチャコにしか心を開かない。
クロコダイルオルフェノク激情態に変化する。
北崎<きたざき>(18歳)
ラッキークローバー最強の男。
自分こそが最強と思っており、幼児的な一面と物事を見透かすような大人の一面を併せ持つ。
いつも何か“面白い”ことを求め、ゲームと称して他人を傷つけることは日常茶飯事。
最強のオルフェノク・ドラゴンオルフェノクに変化する。
プレジデント
スマートブレイン外国支社の中でも、本社に次ぐ力を持つ海外第1支社の最高責任者。
人間時は軍隊に所属し、歴戦の勇者として名をはせ、オルフェノクに覚醒後はその経験と
軍事会社などとの太いパイプを利用し、今の地位までのしあがった。
ライダーズギアの技術を本社が独占する機密事項としているため、唯一機密事項外である
ギアシステム・ライオトルーパー部隊(SWAT部隊)を基本に、銃器や兵器などの
ソフト面を強化したプレジデント親衛隊を作り、自国の反スマートブレイン活動家及び組織を
鎮圧・根絶やしにした。
この功績によりその地位と他国支社での評価は絶大なものとなった。
野心家で、今回の本社来訪時にプレジデント部隊を入国させ、新社長就任パーティー中に啓太郎たち
人間解放軍を始末することで、本社新社長をけん制しあわよくば地位の逆転を狙ったが、
プレジデント部隊は山上によって大打撃を受け、自身も美香に倒され目論見は露と消えた。
ベアオルフェノク(熊の特性を持つオルフェノク)に変化する。
Mr.K
プレジデントのSPであり、プレジデント部隊の総指揮官代理でもある。
牛系オルフェノクの中でも頂点に位置するバッファロー・オルフェノクに変化する彼は
プレジデントの危機を幾度も救っており、そのため絶大な信頼を得ている。
今回の本社来訪でもプレジデントを護衛するために入国したが、そのプレジデントを守るために
新城・福地と闘い追い込むものの、二人の変身したWデルタの前に容易く敗れ去ってしまった。
ちなみにラッキークローバーのMr.ジェイとは親友で、彼の飼うチャコはMr.Kからのプレゼントである。
Mr.Kの本国の自宅にはチャコの兄弟が2匹おり、チワワのトップブリーダーとして有名人でもあった。
首領
海外第3支社の最高責任者。
第3支社は経済成長が著しく活発で、海外支社中でも第1支社に次ぐ力を持つようになった。
その背景には首領の徹底的な「飴とムチ」政策が存在している。
今回の本社来訪にはあまり乗り気ではなく、しかもテロにあい命を落とすという最悪な結末を迎えた。
ジェリーフィッシュ・オルフェノク(クラゲの特性を持つオルフェノク)に変化する。
三人の黒幕
前社長・村上の時代から影でスマートブレインを動かしていた大幹部たち。
その正体は謎であるが、一説には花形と共にスマートブレイン社を立ち上げた人物たちで
あったという話もある。
そのビジョンと声で社長やスマートレディに指示を下し、その姿を一切見せない。
村上前社長
花形失踪後、社長に就任した人物でスマートブレインの率いるオルフェノクによる世界支配を実現させた
最大の功労者でもある。
しかし、帝王のベルトを失うというスマートブレイン失態の積を負わされ処刑されてしまう。
ローズ・オルフェノク(薔薇の特性を持つオルフェノク)に変化する。
レオ
1年前、帝王のベルト・天(サイガ)を操り、草加雅人を討ち破り、乾巧・ファイズとの死闘を演じた村上の用心棒。
海洋哺乳類系オルフェノクの中で頂点に立つキラーホエール・オルフェノクに変化する彼は元々凄腕の殺し屋で
反対勢力に雇われ村上前社長暗殺を行おうとした。
その剣で村上を首だけにするものの、彼もまたローズ・オルフェノクの攻撃に瀕死となった。
そんなレオを助け用心棒にしたのが他ならぬ村上前社長であった。
ちなみに村上の反対勢力というのは、花形初代社長を慕い村上新社長の強引な手法に反感した旧来の穏健派であったが
一説にはプレジデントが本社社長に就任するために邪魔な村上を消すために穏健派をあおったという話がある。
鮎沢<あゆさわ>
本社SWAT部隊総指揮官(隊長)。前隊長がカイザ(啓太郎)に倒されたことにより副隊長から昇格した。
前隊長のように先頭をきって部隊を率いるタイプではなく、後方の安全な場所より指示を下すタイプである。
そのためしばしば前線の隊員との衝突が起こり、前隊長ほどの信任は無い。
調子に乗りやすい性格。
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