 | というわけで、「出雲」最終日まで一ヶ月を切った
2月19日、東京駅に鉄道ファンが一人。
これから、「出雲」に乗って西を目指します。
発車時刻表の「寝台特急」の文字が、
こころなしか輝いて見えます。 |
 | 20時58分ごろ、東京駅の10番線に
「出雲」が入線してきます。
さすがに終了まで一ヶ月をきっただけあって、
最後部側は多くのファンでにぎわっていました。
…ただ、「出雲」の回送を引っ張ってきた機関車が
なかなか離れなかったため、
最後部からスッキリと停車中の
写真は撮れませんでした。 |
 | で、「出雲」が停まっている10番線の後ろには
東北・上越新幹線ホームがあり、
ちょうど21:04発の「あさま551号」が
発車していくので、上手く絡めることも出来ました。
(時刻・列車は当時のものです) |
 | この、「特急 出雲 出雲市」のサボも
過去帳入りとなってしまいました。 |
 | 列車は決して多いとはいえない乗客を乗せ、
定刻の21時10分に東京駅を発車しました。
ちなみに客層としては、
一般客4に対してファン6くらいの割合
だったと思います。
全体的な乗車率はA個室は満室でしたが、
B寝台は前のほうは7〜8割がた埋まり、
後ろのほうはガラガラという状態でした。
ま、1年前の「あさかぜ」ファイナルの時の、
編成全体で30名ちょっとに比べれば、
まだまだマシなほうですが…。 |
 | とりあえず車内改札を受け、横浜を発車したところで
5号車フリースペースへ移動です。
もともとは食堂車だったのですが、
とっくの昔に営業を中止したものの、
ロビーカー代わりに連結されていました。
この日は、お別れ乗車をしているファンで席も埋まり、
まるで「出雲」の食堂車が光り輝いた時代に
タイムスリップしたかのようでした。 |
 | 居合わせたファンの人と「出雲」談義なんぞをしていると、
夜が深まってきます。
翌朝の京都での機関車交換を見届けたかったので、
ちょっと早めに切り上げ、久しぶりのB寝台に横たわり、
しばしの睡眠となります。
…って、東海道線上を疾走していると、
時折ガタガタっと揺れたり、タッタッと車輪のフラットの音が
聞こえてきて、あんまり寝れなかったですよorz。 |
 | で、夜明け前より瑠璃色な空にもならない
午前3時39分、京都駅に到着です。
ここでは、東海道線のEF65から山陰本線のDD51に
バトンタッチするため、8分停車します。
なぜか運転停車でなく通常の停車なので、
機関車交換のシーンを撮ろうと、多くのファンが
ホームに降り立ち、その光景を見届けていました。
あと、線路を挟んで反対のホームにも何名か居ましたが、
いったいあの人たちは何処から・どうやって来たのかしら? |