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近畿日本鉄道モ1450形電動制御車です。1952年にモ2251第1次車より1年早く一般車として製造されたク1560型は、製造当初は付随制御車のみで、主としてモ1300型の中間車として、使用されましたが、1860年にまず1561,1562が電装されモ1450形となりました。さらに1981年に8000系1M8C化改造で捻出した制御機器及び、10100系廃車は製品の主電動機台車を使用して、1564、1565が電動車化改造をうけ1形式6両すべてWNドライブ電車化されました。その際、車体更新され、一段下降窓化、乗降扉の拡幅(1200mm)、ユニットクーラーを取付け、冷房化を実施しました。走行部は台車をKD30に交換の上、カルダン駆動化されました。残ったク1560形も同様の改造を受け、1450形とMTユニットになり、格下げされたモ2250系とともに、混雑化した急行だけでなく、普通列車にも投入されました。本系列は2250系とともに名古屋線にも進出し、名古屋線の特急以外の各列車に活躍しました。晩年は志摩線や、狭軌化改造され養老線に転じ、普通列車として余生を送り、老朽化のため廃車されました。図面上段はク1560形原型、下段は改造後の1450形です。
実車は大阪線大阪口普通用付随制御車として製造され、主としてモ1300形の中間付随車として運用され、準急、普通のローカル運用に従事しました。ク1561及び1562は新性能試験車として、車体はそのままで動力車に改造、制御装置も新製してモ1451−モ1452の2両1ユニットとしてその後登場した新性能車の礎となりました。他車は、そのまま普通車として活躍し、晩年は狭軌に改軌の上養老線に転じ、6800系、1600系改造の600系新性能車投入に伴い、老朽化のために廃車されました。
近鉄モ1450形PDF図面 A4 1/120
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