このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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近畿日本鉄道モ6461クロス−ロング転換シート3扉改造電動制御車
近畿日本鉄道モ6461形電動制御車です。1952年に名古屋線用として5両製造されたク6561形付随制御車は19m車ながら2扉転換クロスの軽快な車両でしたが、同系の電動車は製造されなかったため、名古屋線の標準軌化に際し、車体更新の上、2両を電動制御車に改造し、MT2両ユニットで急行用を中心に活躍しました。改造は、走行機器を空気バネ台車のWNカルダン駆動、付随制御車も空気バネ台車とし、1段下降窓化、ユニットクーラの取付け、前照灯のシールドビーム2灯化等の改造が行われました。その後、混雑の激化に伴い3扉化され、同時に座席をクロスーロング転換シートに交換し混雑緩和に寄与しました。名古屋線の新性能化の進捗に伴い、順次再狭軌化され、養老線に転籍、養老線で生涯を終えました。図面上段は、登場時のク6561形、下段は3扉化後のモ6461形です。
実車は1952年に登場したク6561形で、大阪線の1560形と同じく一般用の付随制御車として製造されましたが、名古屋線の当時の状況を勘案し、2扉セミクロスシート車で製造されました。名古屋線の標準軌化後、本形式も標準軌に改軌され長く名古屋線で活躍しましたが、晩年は再度狭軌に改軌され、養老線で過ごしました。ク6562は電装され、モ6562となりました。また、ク6561は乗降扉を両端に移しサ6531となり特急用付随車に整備され、活躍しましたが、程なく格下げされその後は一般用として使用されました。
近鉄モ6461形PDF図面 A4 1/120
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