このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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デハ2200型電動車

京浜急行の羽成直通快特エアポートWING用として製造されたデハ2200型(正面貫通型)です。先頭車は、半室ハイデッカ−で、リクライニングシートを設置しています。航空会社の要請により羽成連絡用座席指定快特用として使用するようにアコモも配慮されています。
先頭車前半部はハイデッカー とし、進行方向の視界を確保し、階段の乗降を少なくするため、貫通扉はハイデッカー床面にあわせて設置しています。乗務員室は空間を確保するため上部は遮蔽されておらず、 この車両に限り発声確認を行わないよう訓練された京急運転士が都営、京成を通し運転します。シートは国際線旅客が荷物を持ってゆったりと座れるように2400mmのシートピ ッチの固定クロスシートを採用、背もたれの中にトランクロッカーを設け、手荷物を座席近くに格納できるようになっています。トランシットパッセンジャー用の荷物はハイデッカー下のトラ ンクルームにすべて収納され、航空会社職員の手により、乗継機まで運ばれます。京急主要駅に設けられたCATでチェックイン手続きを済ませた乗客の荷物も同様に各航空会社に引き渡されます。
また三浦半島観光輸送としても使用するため、側窓は高さ1000mm の大型窓を採用、天窓を設けるとともに、網棚を廃止し、京急の伝統である明るい車内を さらに強調しています。正面貫通幌は正面カーブにあわせた着脱式のアタッチメントを装着の上、貫通幌を装着します。もちろん地下鉄乗入れ対応であり、航空各社から都交通 局への申し入れにより、都営線乗り入れが可能となり、踏切のない高架部で160Km/h 運転を認可され、より短時間で羽成を結ぶことが可能になりました。 座席指定専用車として21世紀前半の京急のフラッグライナーとして活躍が期待されます。
足周りは2100系とほぼ同様のシーメンス製を採用、但し主電動機は250KWにパワ ーアップし、160Km/h運転に対応できます。基本8連、予備4連で運行します。

デハ2200型PDF図面 A4 1/120

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