このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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参宮急行電気鉄道デト2310型特別室合造電動制御車

 参宮急行電気鉄道デト2310形特別室合造電動制御車です。1940年皇紀2600年に昭和天皇の橿原神宮行幸に備え、鉄道省の予備として貴賓車サ2600形が製造されましたが、随行員用として、本形式が2両製造されました。デト2310は伊勢側に、デト2311は上本町側に特別室を設け、貴賓車サ2600形を挟むような形で編成を組み、前後部にデ2227形を連結する5両編成での御召列車の編成でした。実際には昭和天皇は省線を利用されたため、御召列車として走行したことはなく、戦争の激化に伴い特別室も一般室に格下げされ、戦後も使用されました。車体はデ2227形と同系の張上屋根で、車体長19720mm、車体幅2700mmの標準車体で、特別室は、定員6人のコンパートメントが2室、定員2人のコンパートメントが2室となりました。一般室はデ2227形と同様シートピッチ910mmの転換クロスシートとなっています。
 実車では本形式の構想もなく、製造されていません。 

参宮急行デト2310形PDF図面 A4 1/120

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