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M100型標準軌改造3等電動制御車
日本高速電気鉄道新宿下関全通時に昼間特急「飛龍」用として整備されたM100型2等電動車は、標準軌改軌に伴い、M1型と同様に、直流3000V大型標準軌改造を施され、社内呼称M100Hとして、200km/hに対応出来る強力高性能車となり、その後長く活躍しました。改造に当たっては、まず1両を部分切断、それに25mに対応するように別の車体を溶接し、その後高さ、幅を広げると言う大がかりなもので、本来新車を発注すべきでところでしたが、完成後10年と比較的車齢が新しかったことと、戦況があやしくなり資材の調達が困難になってきたこと、そして社内工作能力の向上をかねて、全車自社工場で改造されました。改造に伴い、全長が5m延長されたため奇数車にも厨房が取り付けられ、偶数奇数の区別が無くなり、食事のサービスが向上しました。シートピッチは種車と同じ1960mmで、鉄道省2等客車のシートピッチと同じですが、車体幅が広くなった分ゆったりとした座り心地は好評であり、新宿〜下関間7時間で到達するスピードはまさに鉄道省の追随を許さないものでした。上は製造当時のM100型です。
M100H型(偶数)PDF図面 A4 1/120
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