このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
近畿日本鉄道モ2270形電動制御車です。近鉄では急行用として長く活躍してきた2200系、2250系が引退したため、新たに急行用2扉クロスシート車を製造することとなり、走行部はモ2430系を参考に、モ2270形を製造しました。基本編成はMcT+MTcの4両編成ですが、2連を加えて6連での登場となりました。車体長は20000mm、車体幅は2730mmの当時の通勤車の標準寸法ですが、幅1300mmの両開き扉を2カ所、側窓はモ2260形と同寸のバランサ付き2連下降窓をならべ、室内は扉間はシートピッチ930mmの転換クロスシートで、車端部はロングシートのセミクロスシートで、乗降扉付近に4組の補助椅子が設置されています。中間車には便所洗面所が設置され床下車端部に汚物処理装置が取り付けられてます。正面は当時の一般車と同じ、貫通路、貫通幌付きで、前照灯は2連シールドビームとなっています。大阪線、名古屋線共用として製造され、2260系座席指定車も組み込んで急行に充当されています。奇数車は先頭車、偶数車は中間電動車です。図面上段はモ2270形中間電動車、下段はモ2270形電動制御車です。
実車ではこの図面に該当するような形式は製造されていませんが、急行用クロスシート車の流れをくむ車両として、モ5200系が3扉車で製造され、急行用として活躍しています。
近鉄モ2270形PDF図面 A4 1/120
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