このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
日本高速電気鉄道のページ
M310型戦災復旧代替電動制御車
日本高速電鉄も第2次世界大戦中米軍の空襲で施設、車両共に大きな被害を受けました。戦災で焼失した車両不足を補うため、政府は鉄道省モハ63型を鉄道省−国鉄のみならず、規格型大型車として63型が入線可能な私鉄にも配分しました。日本高速電鉄は、鉄道省に比べ車両限界が大きいので、割り当てのあった63型をすべて鉄道省−国鉄に譲ってその代償として戦前型省電を譲り受け、自社で改造して車体を拡大し、25m車として主として首都圏、関西圏の通勤用として使用しました。譲渡された形式はモハ31、モハ32、モハ41、モハ42各形式でした。
M310型電動車はそのうちの省電モハ31型を種車に改造した日本高速鉄道始まって以来の4扉車で出場直後の姿です。この車両は電装は省電当時のまま足回りは台車のみ高速の手持ちを流用しモータはMT30という低性能車で10両改造され2年ほどこの姿で走っていましたが、出力が小さくスピードも出ないためダイヤ維持が困難なことから、電装、足回りを高速標準に交換しその際2扉に再改造され昭和35年頃まで使用されました。上は、2扉に改造された時の姿です。
M310型PDF図面 A4 1/120
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