このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

近畿日本鉄道フリースタイル車両のページへ戻る

近畿日本鉄道モ6421クロス−ロング転換シート3扉改造電動制御車

 近畿日本鉄道モ6421形クロス−ロング転換シート3扉改造電動制御車です。車体形状は車体長19000mm、車体幅2700mmの正面貫通路、貫通幌付き両運転台車で、運転台直後に乗降扉が設置され、扉間は全席シートピッチ920mmの転換クロスシートで、長距離特急用電車として製造当時の最高水準を備えていました。名古屋線標準軌化に際し本形式も標準軌に改軌、名阪直通特急用にはモ10100系ビスタカーが投入され、モ6421系は名古屋線乙特急用として運用されましたが、2251系と同様に1段下降窓化、前照灯二灯化、冷房のユニットクーラー化、台車の空気バネカルダン駆動化等、近代化改造が行われました。その後乙特急用としてモ11400系が製造され、本形式は徐々に特急運用から引退、順次両開3扉化改造され、その後急行用を初めとする一般運用につきました。晩年は再び狭軌に改軌され養老線でのんびりと余生を送りました。図面上段は製造時の姿、下段は3扉改造後のすがたです。
 実車はモ2250系と同じ時期に名古屋線特急用として製造されたモ6421系は当時の四日市付近の急カーブのため車体長に制限を受けたためモ2250系と違い車体長19m車の狭軌車として、同系ク6571系と共に合計11両が製造され、ク6561から改造されたサ6531を加え12両で特急として運用されていました。車体形状は車体長19000mm、車体幅2700mmの正面貫通路、貫通幌付き両運転台車で、運転台直後に乗降扉が設置され、扉間は全席シートピッチ920mmの転換クロスシートで、長距離特急用電車として製造当時の最高水準を備えていました。名古屋線標準軌化に際し本形式も標準軌に改軌、名阪直通特急用にはモ10100系ビスタカーが投入され、モ6421系は名古屋線乙特急用として運用されました。その後乙特急用としてモ11400系が製造され、本形式は徐々に特急運用から引退、順次両開3扉化改造され、その後急行用を初めとする一般運用につきました。晩年は再び狭軌に改軌され養老線でのんびりと余生を送り、老朽化により廃車されました。モ6421とク6571は廃車後、大井川鐵道に譲渡され、登場時のカラーに戻されて活躍しましたが、走行装置が釣掛式で、冷房装置がないこともあり、2009年には営業から離脱しました。

近鉄モ6421LC形PDF図面 A4 1/120


近畿日本鉄道フリースタイル車両のページへ戻る

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください