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南海鉄道モハ2001型3等電動制御車第3次車
南海鉄道モハ2001形第三次車モハ2017形3等電動制御車です。モハ301型は型式改正でモハ2001型となり増備が繰り返されましたが、その第3次車として登場したのがモハ2017形3等電動制御車です。車体形状は、車体長19275mm、車体幅2700mmで、車体は溶接が多用され、強固な骨組みになったため、窓も上下に拡大されましたが、初期車に比べ扉間窓が1つ減少し9個になり、高さ930mmの側窓により、軽快なデザインとなり、車内も明るくなりました。車内は扉間はシートピッチ890mmの転換クロスシートが18組、車端部はシートピッチ1780mmの固定クロスシート、戸袋部はロングシートです。正面には天井左右に押込形通風器が設けられ、車体下部には小型のスカートもつきました。また製造当初から、同系のクハ2851形に冷房装置が取り付けられ、スペースと重量の関係でモハ2017形には冷房装置が搭載できないため、天井にダクトを設け、クハ2851形から冷風を送り込み冷房化しました。南海鉄道ではこのデザインは18m車のモハ1201型、高野線用15m車のモハ1251型にも継承されました。
実車は昭和11年に2両が製造され、車内はシートピッチ890mmのクロスシート車でした。冷房は実車では第一次形に装備され、本形式には装備されていません。同型の付随制御車は18mm級1900型電動制御車を電装解除の上クハ2850型として充当されました。
南海モハ2017形PDF図面 A4 1/120
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