このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

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近畿日本鉄道ク1560形付随制御車


 近畿日本鉄道ク1560形付随制御車です。モ1420系の付随制御車で、車体形状は車体長20000mm、車体幅2700mmで、モ1420形と同様に、張上屋根、ノーシル、ノーヘッダで、片運転台車となっています。車内は各扉間にシートピッチ930mmの8組の転換クロスシートが設置され、その他はロングシートのセミクロスシートとなっています。連結面車端部に半室の便所が設置されています。単行運転は行われなくなったので、便所はこの形式から付随制御車に移り、片運転台のため、特徴ある片側窓正面はなくなりました。
 実車は1952年に製造された付随制御車で、張上屋根、ノーシル、ノーヘッダの3扉ロングシート車で、扉間は4枚窓となっています。大阪線ではモ1300系の中間車として使用され、運転台はほとんど使用されることはありませんでした。その中の2両は新性能試験車として、モ1450形に改造され、モ1460形、モ1470形とともに長く活躍し、晩年は名古屋線で余生を過ごしました。ク1560形で残った各車両はモ1300形の廃車に伴い名古屋線に転じ、一部は運転台を撤去しサ1560形となり、晩年は養老線に転じ終焉を迎えました。

近鉄ク1560形PDF図面 A4 1/120

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