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2007 YRSオーバルレース 第5戦
2007年7月7日 富士スピードウェイ ジムカーナ場特設オーバルコース(静岡県)

状 況
天 候雨 のち 曇
路面状態ウェット のち ドライ
参加車両
※YRSサイトアップ待ち
No.車 両過去ベスト
ラップタイム
ラップ123456789101112路面ACD
予 選ウェットSNOW
エキシビジョンウェットSNOW
SNOW
セミファイナルドライGRAVEL
ファイナルドライSNOW
参加レポート
プラクティス&予選
 富士スピードウェイへ向かう途中で降り出した雨は、今日のレース会場となるジムカーナ場特設オーバルに着く頃には本降りに。コースは完全なウェット。そんな中、午前中のオーバルスクール参加者に飛ぶトムさんの無線の指示を聞いて、 2年前に参加したスクール での感触を思い出します。
 ウェット状態のままプラクティス開始。少しずつペースを上げながら感触をつかんでいきます。ACDは最初「GRAVEL」にセットしていましたが、途中で「SNOW」にチェンジ。トラクションが上がっていい感じに。予選も「SNOW」でいくことに決定。
 雨はやまず、ウェットのまま予選突入。1台ずつ走行、2周が計測されます。コースインして約2周、ラジオから、
「ここから計測開始です。」
よっしゃ、とコーナー出口でアクセルを早く開け過ぎ、とたんにスピン。計測器がうまく作動していなかったせいか、幸いにも最後列に戻されて、1周のみの再アタックの機会が与えられました。
 今度は慎重に。スピンすることもなく、無事予選終了。結果、エボⅥに次ぐ2位を獲得! ウェットの中、4WDの特性を活かせたこともあるかもしれませんが、アンダーステアを出さないよう、ステア、ブレーキとも、
「早めに、ゆっくり」
を心がけたのが良かったようです。
ベストラップ:
順位>
エキシビジョンマッチ
 予選結果順に、1位と2位、3位と4位、…、というように、2台ずつの組み合わせでタイマンバトル2回勝負。1戦目は予選順位の上の車が先頭、2戦目は逆順で同時スタート。10周勝負、先行する車が追い越されたら追い越した車の勝ち、逃げ切ったら先行車両の勝ち。
 で、エボワゴンの相手は、エボⅥ。予選で唯一16秒台を出した車で、1秒近く差があります。AYC付き(ACDはなし)、ドライバーが「安定方向にセットしてる」と言ってたので、足も変えてある模様。
 雨は降り続き、路面は完全ウェット。2車身分くらいの間隔からスタート。Ⅵはインベタ、ワゴンも同じラインを追走。数周はついていけてるようでしたが、やはり徐々に離されていきます。10周終了時には半周くらい離されてました。もう少し直後についていければ、走りも盗めたかも。
 続いて2戦目、ワゴンが前、Ⅵが追走。3車身分くらいの間隔からスタート。後ろを気にしながら走るのはつらい。それでも数周はそれほど差を詰められませんでした。ところが、あれ、Ⅵが消えた???と思ったら、あっという間に背後に。1周はがんばって抑えましたが、6周目くらいでとうとうアウト側からパスされてしまいました。終了〜。
 後からⅥのドライバーに聞いたら、途中からラインをややアウト寄りに変えたとのこと。実に応用力のある方です。
ベストラップ:
順位>
セミファイナル
スタート位置 
 雨はやみ、事前に参加車両で走り回ったこともあって、路面は完全ドライ。FR勢が息を吹き返す予感。とりあえず、ACDを「GRAVEL」にセット。
 予選2位ということで、最前列アウト側からローリング開始。そのまま2周ほどし、フラッグが出される位置を横目で見ながら、まだグリーンフラッグが出ないことを確認して通り過ぎた時でした。突然、後ろの車が加速してエボワゴンを抜き去りました。
「???」
フラッグが出る位置を間違えたか、と思って本部席の方を見るも、グリーンが出ている様子はなし。無線も無言。どうやら、いつの間にやらレースが始まっているようだ、と理解しましたが、時すでに遅し。ほぼ最後列まで落ちてしまいました。
 動揺したまま、とにかく前車を追いかけますが、ドライでは4WDの優位性は消え、追い付けそうで追い付けない。いつしかブレーキもステアも乱雑に。直線でフル加速。コーナー直前でブレーキをガン!と踏み、グイっと曲げて出口でまたフル加速。
 出口での加速重視、と思い、途中でACDを「SNOW」に切り替えたこともあって、アンダーステアがひどく出てしまいました。コーナーでまったくスピードが乗りません。
ベストラップ:
順位>
ファイナル
スタート位置 
 4列目イン側スタート。ACDはトラクション重視の「SNOW」。今度はグリーンフラッグを見逃すまい、と必死で目で追います。今度はきれいにスタート。
 スタート後、S2000の背後をインベタで走り続けます。コーナー入り口で接近するので抜けるような気がする(実は錯覚)。ついついブレーキも遅れがちに。やっぱりコーナリングスピードが乗りません。

 そうこうしてるうちに、後方から911がアウト側に並び、しばらくバトル。しかし、向こうは試合巧者で、S2000を抜けないままでいるエボワゴンを尻目に、アウト側走行のまま、いつの間にか数台前に。
 インベタで走り続けてましたが、じれったくなってきました。ラインを変えれば抜けるかも、と少しアウト側へ膨らむように走り出したんですが、今度は後方の別の911がインを刺そうとしてきました。S2000とは離れるばかり。ラインを変えたことが完全に裏目に出ました。何とかそのままチェッカーフラッグ。
ベストラップ:
最終順位
まとめ
 ウェットの予選での走りと思いがけない結果には満足。エボⅥとのバトルには負けたけど、アンダーステアも抑え気味で、我ながらいい走りができたと思います。エボⅥドライバーから、
「コーナー脱出でもう少し早めにアクセルを開けてもいいかも。」
とアドバイスをいただきました。次回、意識してみます。ありがとうございます。
 この時点で、表彰台に上がった時のコメントを考えてました(恥)。
 で、
ドライで走ったセミフィアナルとファイナル。最悪でした。セミファイナルでグリーンフラッグが見えない位置で出されたことは、PPのエボⅥとボクの後列にいたインプレッサの証言でも明らかですが、その2台は瞬時に状況を把握してそのポジションを守りました。対してこのボク、状況が飲み込めないまま順位を落としてしまった…。
 その後の走りにも大いに課題が残ります。ACD「SNOW」を選択したからには、アンダーステアは確実。それなのに、それを増大させる走りしかできなかった。それでも何とかなってしまうのが、エボワゴンのいいところでもあり、弊害と言えなくもないか。
 走りながら、
「ウェットの時と同じように、ブレーキ開始を早めた方がいいんじゃない?」
と心のどこかで思いながら、直線でアクセルを開ける時間を長くして、前車に少しでも近付きたいという思いが勝り、走りを切り替えられませんでした。レースで平常心を保つことの、なんと難しいことか。
 レース後のトムさんからのアドバイス。
「人と同じ走り方をしていては、オーバルでは抜けない。」
 肝に銘じ、次戦参戦の機会を待ちます。

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