このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

コロ記

今日のコロ

最後の夜
2000年12月9日(土)

コロの遺骨との最後の夜を過ごしました
明日動物霊園に持って行く物と
家に残すもの全てを並べて
更に大好きだった食べ物も・・・
少しは喜んでくれたかな?


〜今日のできごと〜

 朝、いつものようにコロの遺骨と写真とコロが眠っていた所に「おはよう」の挨拶。そしてわたしは東京池袋に昨日オープンした「ねこぶくろ」へと出掛けます。実は直前まで出掛ける事をためらっていました。数匹の猫ちゃんに直接触わる事ができる「ねこぶくろ」。コロの四十九日までは、他の猫ちゃんに触わる事は止めようと思っていたので、その様な施設に出掛ける事に抵抗がありました。でも、この偶然のような「ねこぶくろ」のオープンも、何かの縁があるのだろう。そう考えたわたしは、早速向かいました。

 東急ハンズ池袋店8階、エレベーターを降りると「ねこぶくろ」の入口があります。入場料を払い、ドアを開けました。そこは猫だけのちっちゃなお部屋でした。ねこ電車の乗客の猫ちゃんをはじめ、何種類かの猫ちゃんが過ごしています。わたしの前を後ろを、平気で通り過ぎて行く猫達。久しぶりの猫の普通の仕草に、自然と微笑んでいました。
 「ねこぶくろ」を出るとペットショップがあります。「koro」と書かれた置物はなかったのですが、動物霊園で、コロの遺骨の隣に置く、造花の鉢にピッタリな小鉢を発見。やはり来て良かったと思いました。その後、表彰状を収める額を購入し、コロが大好きだったハンバーガーやポテトを購入し自宅に戻りました。

 コロとの最後の昼食は、ハンバーガーです。コロはハンバーグが大好きでした。わたしがハンバーガーを食べていると、すぐに近づいてきて催促です。今日は催促される前にお皿にのせて、コロの前へ。喜んで食べてくれた事でしょう。それからいろいろな話をしながら、コロと一緒に眠りました。

 夕方、明日から自宅と動物霊園に飾る写真をフォトフレームに収め、先日の表彰状を額に入れました。本当なら、コロが生きているうちに額に入れたかったのですが、その願いは叶いませんでした。なので、コロの遺骨があるうちにと思い、やっと今日の実現です。

 猫缶とねずみちゃんをまとめ、明日の準備が終わったところに、父が生前勤めていた運送会社が、ひとつの荷物を届けに来ました。封を開けたわたしは、声を出して喜んでしまいます。そう、それは「2001年極楽ねこカレンダー」。実は思っていたのです。出来れば・・・コロの遺骨があるうちに届いて欲しいと。でも、これだけは希望通りにはいかないだろうと。それが届いたのです。最後の夜に。更に、コロの写真はマルハペットフード10周年特別賞にも選ばれました。そのお祝いとしてカメラも同封されています。今度は言葉が出ませんでした。いそいでフィルムを購入し、一番最初に撮ったのはコロでした。

 明日午後2時、お寺で法要です。今日のできごとは全て偶然の結果なのでしょう。でも、もしかするとコロは、全てを知っていたのかも知れません。


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