このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
別海での最初の朝を迎えたチームBBJ。 暗闇の中、四苦八苦しながら初めてのテント設営をしたのだが、ダメダメである。 朝方、雨が降っており、それを凌げたのでまあ良かったのだが。 朝に昨日のジンギスカンの片付けがあったのだが、私は寝坊して参加できなかった。 申し訳ない気分である。 ちるどれんは手伝って、鹿肉の缶詰をいただいていた。 朝から別海の住宅地の中を迷走。 まあ、せっかく来たのだから市街地の中でも散歩しておきたい。 北海道にありがちな、碁盤の目状の街かと思いきや、案外入り組んでいる。 のんびりと走っていたら、案の定迷子になってしまった。 のわ〜、ここはどこだ!? 住宅地から、森の中の遊歩道に紛れ込み、それを抜けると町役場の目の前に出た。 綺麗で立派な町役場だ。 さすが、グレードが高い。 ちなみに目の前の道は、昨日ひたすら直線を漕いだ、国道243号線である。 国道を通って、中心街にあるバスターミナルへ向かう。 帰りのバスを予約するためだ。 「別海町交流館ぷらと」はバスターミナルの他、商工会や携帯電話センターなどが入っており、町民の交流の場となっているようであった。 そこで明日の夜の札幌行きの夜行バス、そしてこれから食べに行くある料理の予約を済ませる。 どうやらその料理、出来上がりまで40分程かかるという。 店は中心街から南へ2km程の場所。 楽しみだ。 11時23分 我々を別海へと誘ったドキュメントの舞台、別海高等学校に立ち寄る。 ここは外すわけにはいくまい。 ドキュメントで見たままの綺麗な校舎にちょっと感動。 この日、8月21日は既に夏休みは終わっていたらしい。 あまり長居すると、不審者と思われるので、早々に立ち去る。 11時50分、目的の店、ロマンに到着。 ここで別海の名物料理が食べられる。 予約した時間にはまだ早いが、入店。 ちょっと待って出てきた、これが ポークチャップ(700g)也!!!! 2000円と、少々お値段は張るがボリュームがあって旨い!! ケチャップソースと豚肉が良く合う!! サービスの牛乳とあわせて、大満足でした。 |
今夜の宿は別海のオホーツク海側、野付半島を望む尾岱沼にあるバンガロー。 偶然にも、私とちるどれんの担当の教官が、数日前にご家族と共に宿泊していたキャンプ場である。 教官が別海を堪能している頃、我々はレポートの〆切に追われ、大学の研究室でパソコンにかじりついていた。 教官からの「別海で会えたらいいですね」というメールにも、 「残念ながら、まだレポートが終わりそうもありません」と返すしかなかったあの日から一週間。 教官がいたはずの尾岱沼を目指す。 ロマンから再び北上し、別海の中心街へ。 そこから沿岸部に出るべく、道道364号本別海別海線に入る。 やたら別海を連呼している路線名だが、その名のとおり、沿岸部の本別海集落と別海中心街を結ぶ道道だ。 西別川に沿っているからか、サーモンロードと名づけられている。 サーモンと言っても、道から川は望めず、専らモーモーロードである。 海岸に出る前に、町道に入ると…。 なんと丹頂鶴が!!!! 2006年度の調査では、国内に約1000羽の生息が確認されたという丹頂鶴。 1000羽のうちの2羽、すなわち国内の丹頂鶴の500分の1が我々の目の前にいるわけで!!!! 大した数字なのかは分からないが、感動した。 牧草地の中の町道をのんびりと行く。 交通量は皆無。 なんとも気持ち良いではないか!! 風を切って走る我々の横を、また別の丹頂鶴が優雅に飛んでいった。 こんな砂利道にも入ってみる。 結局この道は行き止まりだったのだが、こんな寄り道を出来るほど、今日は余裕のある行程だ。 土砂降りだった十勝路の苦労など吹き飛ぶ程だ。 これでもう少し空が青ければ…。 いや〜、いいなぁ〜。 ほら、牛さんも笑っているよ。 気の抜けた文章が続いているが、実際この時は骨抜き状態であった。 のんびりと町道を走り、床丹の辺りで海岸部に出た。 オホーツク海に沿って、国道242号線を北上する。 国後島を望むこの道はホッポーロードという愛称が与えられている。 いやぁ、ハイセンス。 何度もアップダウンを繰り返し、ようやく尾岱沼の集落が見えてくる。 今日は暗い道を走らずに済みそうだ。 ♪順調順調。 …と思ったら…。 バキッという音と共に、サドルがポロリと外れた。 サドルを固定する金具が割れたのだ。 本来割れるものではないのだが、変な留め方をしたせいで、負担がかかっていたらしい。 そういえば、この自転車を買った夜、サドルがグラついたので、自分で強引に直したような…。 その時から1年間金具に負担がかかり続け、遂に逝ってしまったというわけだ。 自分で直せるものではないし、明日どこかで直してもらうしかないな。 サドルのない自転車を立ち漕ぎしながら、宿を目指す。 尾岱沼青少年旅行村は集落からは少し離れている。 弓状に伸びる海岸の先には尾岱沼の集落が見えている。 目の前の海は野付湾。 帆掛け舟を使った伝統的な北海しまえび漁で有名だ。 残念ながらしまえび漁はオフシーズン。 休憩したのち、歩いて集落へ行き、銭湯へ。 風呂で体を休め、再びバンガローに戻った。 いや〜、今日は計画通りにいったぞ。 サドル以外は。 |
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