このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

国道19号線 犬戻トンネル旧道


国道19号線の旧道に潜入した天空開発。
しかしこれだけでお腹一杯になる彼ではない。
そう、犀川を挟んだ対岸の市道にはトンネルがひっそり存在していたのだ。


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⑩ 小田切ダム脇の集落


両郡橋を渡り、市道に入る。
すると、意外や意外こんな所に集落があった。
小田切ダムの目と鼻の先である。
水音はうるさくないのだろうか。

…と余計な心配をしてみたが、私はこの道の細さに目を奪われていた。
この市道はこのまま犀川沿いの小さな集落を結びながら、再び19号線に合流するだけの道だから細いのは当然である。
うん、そんなことは良いんだ。
この細さ…。
ということはこの先に待っているトンネルはどんな細さなのだろうか。
いざ進め!!



 
⑪ 花上トンネル


ほんの300メートル程でそれは現れた。
おおー、トンネルだ。
はやる気持ちを抑えつつ、チャリを漕ぐ。
そして……。






あれ…。
広いじゃん。
ここだけ2車線歩道付きじゃん。
しかも新しくて綺麗じゃん。
若干すねる私。

しかし、川の対岸を見て一気にテンションが上がった。
あれは、最初にくぐった双子トンネルだ。
豊富に水をたたえたダム湖。
頼りなくもしっかりと存在する旧道トンネル。
ガッチガチに固められた法面。
今にも崩れそうな急斜面。
そして、川側に垂れ下がったガードレール。

うーん、良い景色を見た。
トンネルは期待外れだったが、景観は最高である。
こうなるとトンネルの向こう側からの景色も気になってきた。

よし行くぞ。
花上トンネルに潜入。



 
⑫ 花上トンネル西側抗門


トンネル自体は200メートル程である。
交通量も皆無のトンネルの広い歩道を快適に抜ける。

西側抗門である。
東側よりも何か味がある気がする。
コンクリートの染み、それと頭上に繁茂する木々によって影が作り出されているからだと思う。
こちら側を見ないまま帰っていたら、私はこのトンネルをもっと酷評していたに違いない。
それだけ、こちら側が良かったのだ。

そして右の写真がこの先も続く道。
再び狭くなっている。
どうやら新しいのはこのトンネルだけらしい。
旧道を探したが、崩壊でもあったのか、それらしき物は発見できなかった。

さて、対岸の景色はどうか。




じゃーん。
ちょうど二つのトンネルの間、窓の部分である。
木々に覆われて見えにくいが、ロックシェードがある。
こう見ると本当に険しい。
心なしかロックシェードさえも、自然に飲み込まれているようにも見える。
対岸に渡って初めて分かるこの険しさ。
旧道で感じた、それよりも遥かに上だ。

いやいや、花上トンネル来て良かった。
実際に現地に立って主観的に眺めるのと、対岸から客観的に眺めるのじゃ全然違うんだな。
うん、お腹一杯だ。
精神的には…。
肉体的にはもう腹ペコだった。

長野市街地のお気に入りの店でお気に入りの焼きそばを食べた天空開発。
体力が回復したからか、次なる獲物が欲しかった。
別の日に行こうとしていたアレ
もう一つの国道旧道廃線跡
行っちゃおっかなー。
よし行くぞ!!





というわけで新たな探索を残し、今回のレポートは
これから行くのは次回のレポートで公開します。




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