① 虻羅トンネル南口
ここは国道229号線(通称ニンニク)、瀬棚町の市街地から6キロ程北上した辺りの岩石海岸である。蝦夷の親不知と呼ばれ、急峻な断崖がそのまま日本海へと落ち込んでいる。現在では全長1キロを超える虻羅トンネルで難なく抜けているが、それ以前は崖にへばりつくように頼りない道が伸びていた。

これがその旧道の姿だ。正直言って鳥肌が立った。道の遺構だけだったらこれ程興奮はしなかったであろう。あの朽ち果てたロックシェードだ。あとここからは良く見えないトンネルだ。

どこに旧道があるか分からない人のために、一応線でなぞっておこう。物凄く行きたかったが、時間の関係上ここはスルーする。真っ直ぐ新道トンネルへ突入。
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