④ 銭函へ
当初、小樽への行き方として二つの選択肢があった。①調査のための体力温存のため、札幌駅から電車で小樽へ。②交通費節約のため、自転車で小樽へ。
結局、間をとって峠の手前、銭函までチャリを漕ぎ、そこから電車に乗ることに決めた。それだけでも往復で600円程の節約。素晴らしい。

今回の旅の出発点、北大の下を貫くエルムトンネルの西側出口である。ここからひたすら北西へ、下手稲通りを行き、銭函駅を目指す。気温は割と涼しく、絶好のチャリ日和である。まだ二人で、拓北氏は都合により午後になったら合流する。

銭函の一歩手前の星置付近から見た手稲山。6月だというのに、頂上付近には雪が残っている。右手を流れるのは星置川、写っている人物は私だ。この川の辺りが札幌市と小樽市の境界である。銭函は峠よりは札幌側にあるが、小樽市である。

銭函に到着。ここはちょっと寄り道した砂浜。小樽方面を眺める。険しい断崖が小樽市まで続いている。函館本線は海岸のスレスレの所を通っており、国道と高速道路は登坂とトンネルで越えている。銭函から小樽行きの普通列車に乗り込む。
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