① 興志内トンネル(2代目) 茂岩側

神威岬行きのバスで調査地に辿りついた天空開発。盃海水浴場のバス停で降り、本部に連絡した。これから二日と半日この地で働くことになる。目の前には、巨大な岩のような弁天島がどっしりと鎮座している。弁天島へは橋が架かっており、釣人たちで賑わっている。
私は民宿に荷物を置くと、自転車を借りて、散策をすることにした。まずは民宿のある茂岩と興志内を繋ぐ興志内トンネル周辺である。

興志内トンネル(2代目)は先程のバス停から僅か100メートル程の所にある。断崖がコンクリートでガッチガチに固められており、その下でポッカリ口を開けている。長さは200メートル程であろうか。昭和43年生まれの典型的な2代目トンネルだ。線形的に見ても、あまり無理がないので、3代目ができるとしたら、幅の拡張くらいだろう。狭いがきちんと歩道がついている。1代目はパッと見、分からなかったので、反対側から攻めることにした。
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