⑥ 新生、兜トンネル(3代目) 盃側

細長く続く盃集落を抜けると、三つの穴が見えてくる。左から現在建設中の新兜トンネル、盃トンネル、兜岬トンネルである。この三つで現在使われているのは、兜岬トンネルのみである。

これが三つのトンネルの位置関係図だ。2代目国道は開通当時、兜岬トンネルを抜けると急なカーブを描き、盃トンネルへ突っ込んでいた。しかし後になり、線形改良と共に海岸が埋め立てられ、盃トンネルを迂回するような道が作られた。これにより、カーブは緩やかになり、用済みになった盃トンネルはコンクリートで閉鎖されたわけである。今回、この付替え路は例外的に2代目として扱うことにした。1代目は山側を通っていたと思われるが、見つけることができなかったので、ここでは端折る。
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