このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

信濃川遡行ツーリング



うん、大層なタイトルをつけたけど、要するに長野へ帰省するツーリングである。
まあ新潟港から長野市まで行くのだから、信濃川を遡ることには変わりない(中流までだけど)。

毎回札幌から長野に帰省する際、飛行機を利用していた私が今回こういったことを行なったのには理由がある。
長野でもマウンテンバイクに乗りたくて、そのためには自転車をなんとか長野へ持ち帰る必要があったこと。
もう一つは来年の別海ツーリング(詳しくは チームBBJ公式ブログ を御覧ください。)に向けて鍛える必要があったこと。
大きくこの二つが挙げられる。

行程であるが、予定としては次のとおりだ。
札幌から小樽港まで自転車で向かい、そこからフェリーに乗船。
翌日の早朝に新潟に着き、そこから再びサドルに跨り、長野を目指すというわけだ。
なお、中間地点の新潟県十日町市で一泊野宿する予定になっている。
以上、二泊三日で長野を目指すというかつてない長大ツーリング。
いざ出発!!


 
① 札幌→小樽


朝の4時過ぎ。
出発前、寮の玄関にてリアルゴールドを飲む。
景気づけだ。
昨晩はほとんど眠れなかったが、今日は9時に小樽に着きさえすれば、あとは船内でグッスリ眠れる。
支笏湖の時のように心配する必要はなかろう。

まずは真っ直ぐ西を目指す。
八軒、琴似、発寒、手稲……、街はまだまだ寝ている。

市界の峠の手前、星置のラーメン山岡屋にて不健康な朝食。
山岡屋は全道に展開する24時間営業のラーメンチェーン店。
北海道を離れる前に食べておきたかったのだ。


市界の峠を象徴する風景。
全区間4車線という高規格の国道の上を、さらに良線形の高速道路がズバッと越えている。
札幌、小樽という北海道を代表する二都市を結ぶ、たった二つの道路なのだから、この高規格も頷ける。

ちなみにチームBBJは去年、ここで苦い経験をしている。
友人6人集まって、自転車で小樽まで朝日を見に行ったのだが、
あろうことか、この坂で一番最後尾から、ヒィハァ言いながらくっついてきた軟弱者が我々だったのだ。
私にとってこの坂は去年の雪辱を晴らす場でもあったのだ。
さて勝負は……。


楽勝ぉぉぉぉ!!

まあ、去年よりは脚力ついているし、何よりチャリの性能が全然違うから当然と言えば当然なのだが……。
私はガッツポーズをしながら峠のトンネルの突入。

そしてトンネルを抜けると……。


良い景色じゃー!!
小樽湾である。
去年ここで見たのは夜景で、それはそれでとても美しかった。
あとは一気に下るぜ。


7時半、フェリーターミナル着。
フェリーの出航時刻は10時半。
明らかに早すぎた。
当然、まだ客はほとんど来ていない。
とりあえず、マウンテンバイクを輪行袋に収め、地図を眺めて待っていた。



 
② 小樽→新潟

到着が早すぎたことを利用し、乗船時は最前列に並ぶ。
その私の手、というか隣には巨大な袋が立っていた。
チャリがつまった輪行袋である。
収納のしやすさを考慮し、大きな物を選んだのだが、でかすぎた!!
チャリを収めると、そこそこ身長がある私でも、両手で抱え上げないと持ち上がらないという代物である。
そのおかげでゲートが開いても、長い長い通路で私は多くの人に追い抜かされて、
結局乗船したのは、最後の方であった。


出航してからはデッキに出た。
思いのほか風が強かったが、それに負けまいと踏ん張って海原の先に霞む積丹半島を眺めていた。
ちょうど写真に写っている辺りはこの前海水浴をした島武意海岸である。


途中から強風のため、デッキは立入禁止になる。
それでも神威岬だけはと、執念で撮った写真。
デッキが使えなくなったため、退屈になった私はしばらく昼寝をした。


本日の夕飯である。
カップやきそばと缶ビール。
ビールはまあ、景気づけである(さっきも景気つけたな…)。
ん〜、ビールがうまい!!
食べ終わってすぐ、私は再び眠りについた。

そして朝、目覚めると新潟港はもうすぐであった……。





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