このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新川プロジェクト


前田森林公園からさらに下流に下ると、新川通りは国道337号線にぶつかる。
そこから河口まではおよそ1キロ。
二人とも初走行区間で期待で胸も膨らむ。
では出発。


 
⑧ 高規格ダート


国道337号線にぶつかった所で新川通りは終点をむかえ、
新川の河口までの旅のお供は、御覧のように幅広のダートに変わる。
ブロックタイヤの縄張りへの進入にテンションも上がる。
砂利石の一つ一つがタイヤの溝を噛む感触を楽しみながら、河原を行く。

それにしても幅が広いダートだ。
軽く2車線分とったうえで、立派な歩道まで作れそうである。


雨の後の日に訪れたので、砂利が浅いところでは非常にぬかるんでいる。
そしてそういった所には太い轍が何本も刻まれている。
河口一帯にはゴミ処理施設や下水処理場などが建ち並んでいるので、その影響か。
あ、ゴミとか下水とか聞いてテンション下がった方、それらの施設は写さないからご安心を。

辺りには丈の高い草が生え、荒涼とした景色が広がっている。



 
⑨ 謎の橋


河口を目前にして、橋が現われる。
ああ、こんな所にも橋があったんだなあと橋に近づいていった。













なんじゃこりゃあ!!!!!!
橋がき…切れ切れ切れ…!!!!



ふう、とりあえず一旦落ち着こう。


細いが、作りは立派なガーター橋である。
特に見るべきところもない橋だが、石狩側の岸より西が消失している。
いや、コンクリート製の橋脚だけが草の海にポツンと取り残されている。


さて、橋桁はどこに消えたのか。
何らかの災害によって落ちたのか。
それとも意図的に撤去されたのか。
一体何のため?

そもそもこの橋は一体何のために架けられたのか。
道路橋にしては狭い(1車線分)し、橋の前後に道がない。
可能性としては歩道橋か、鉄道…?
銭函から石狩へと向かう簡易軌道が通されていたとしても不思議はないが…。


ここでいくら想像しても埒が明かないので、これは宿題にすることにした。
よもやこんな出会いが眠っているとは思わなかったので、予習を怠っていた。
この謎の橋の正体は、対岸側の探索を含め、次章以降に紹介する。

焦らしてしまってすまんね。
いやあ、この橋の正体を突き止めるのは、我々もかなり苦労したから。

とりあえずは新川河口までの旅、お付き合い願いたい。



 
⑩ 新川河口


日本海が近づいてきたということで、路面が砂っぽくなってくる。
砂とブロックタイヤとの相性は最悪だ(そもそも砂と相性が良いなんて滅多にない)。
風によって形成されたと思われる、海岸の丘を登りきると、終点が見えてくる。


ゴール。
全長約10kmの新川という運河の河口である。

もう秋だというのに、海岸には車が何台か停まっていた。
そして人々は切れた橋などには目もくれず、サーフィンに興じていた。
我々は再訪した時は絶対に謎を解いてやると意気込みつつ、この地を去った。



次回、謎の橋逆側からアプローチ!!
チームBBJが行き止まり橋梁を渡る!?
橋の正体を突き止めることができるのか!!

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