このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

JR北海道
ダイヤ改正の乱2007【後編】


最終のライラックで旭川までやってきた男3人。
しかしっ、これで終わりではない!!


 
④ 9月30日夜 旭川







ライラックの最後の雄姿を撮影し終わり、ホームを後にする3人。
拓北が非常にテンションが高めだが、これからどこへ向かうのか?







改札を抜け、旭川駅前に。
これから旭川の街へと繰り出すというのか!?







旭川駅を出て、真っ直ぐ進むと歩行者天国が始まる。
これが旭川が全国に誇る駅前通り、平和通買物公園だ。
旭川駅から延びる、1kmの歩行者天国で、沿道には多くの商業施設が建ち並んでいる。





旭川は札幌、函館、釧路と並ぶ北海道4大ラーメン都市の一つ。
ラーメン一蔵で、しょうゆラーメンに舌鼓を打つ。

確かに旭川ラーメンを食べることも、目的の一つではあるが、最大の目的ではない。
ラーメン屋を出ると、再び我々は彷徨を始めた。







そして10時過ぎ、我々はようやくカラオケボックスの一室に腰を落ち着かせた。
コースはフリータイム。
朝まで歌い放題だ。

思い思いに曲を入れて、歌う。







テンションが下がりそうな歌を。

歌う。





程よく盛り下がったところで、各自寝袋を取り出し、思い思いの場所で寝転がる。
そう、我々は一晩の宿を求めてカラオケに来たのである。

寝袋に入ってボーっとするが、眠気はやってこない。
うーむ、やはりカラオケは眠る所ではないようだ…。




⑤ 10月1日朝 旭川駅





朝5時。
肌寒さを超えた、若干8℃の旭川駅前に寝不足の男3人。
やはりカラオケは眠るところではない。

さて、これから帰札だ。
「札幌に帰る」ということが、この旅の二つ目の目的である。





そう、スーパーカムイで。

説明しよう。
スーパーカムイとは、今回のダイヤ改正によって、ライラックとスーパーホワイトアローに代わって、札幌—旭川間という北海道の大動脈を担うことになった特急である。
それに伴って、スーパーカムイ用に新型車両(789系1000番台)が製造されたわけだが…。





なななななんと!!!!
始発列車は旧型(スーパーホワイトアロー用)車両じゃないか!!!!

最初の「スーパーカムイ」に乗るか、最初の789系1000番台に乗るか。

悩むことなく、我々は後者を選んだ。





新型車両を使用する、スーパーカムイ4号は6時20分発。
一方、札幌駅始発のスーパーカムイ1号は6時53分発。

恐らく大々的なセレモニーは札幌駅で行われるわけで、そして当然ファンも札幌駅に集うのであろうが、誰より先に新型車両に乗るということを我々は重要視した。
期待を胸に、旭川駅の待合室で、スーパーカムイ4号の入線を待つ。

6時前であるが、スーパーカムイが入線するというので、我々は1番線に出てスタンバイした。
そして—。










あ。







人影疎らな(我々だけ)1番線に
ヤツは静かに滑り込んでくる。








スーパー
カムイ





前面の電光表示は3変化する。
うーむ、やはり電光掲示はかっこいいな。

「カムイ」というネーミングについて。
「スーパーサーモン」とかぶっ飛んだ名前になって欲しかった私にとっては残念。
今回来れなかったzwiebel( HP )は「カムイ」という名は北海道新幹線までとっておいて欲しかったと。





すぐに扉が開き、我々は意気揚々と乗車。

よっしゃ〜、民間人(試乗など以外)初乗車!!!!
うーむ、新車の匂いじゃ。
嬉々としながら、初座席回し、初すだれ下ろし、初リクライニングを堪能。

初物は良いものだ。







ホームでは出発式の準備が行われていた。
意外や意外。
こういったセレモニーは札幌で行って、旭川では何もしないと思っていたのだが…。
ささやかでも見送られながらの出発は気持ち良いだろうなぁ。








スーパーカムイ記念乗車券が駅で売っていたので、購入してみた。
初購入…かな?

ちなみに拓北は、初トイレを済ませてご満悦。

何人かファンが乗ってくるだろうと踏んでいたが、結局一般客ではないのは我々だけの模様。





6時20分。
新型車両、めでたく発車・・・というわけだが・・・。

セレモニー準備終ワッテナイヨ

果たして、新型車両の門出を祝う気はあるのかどうか不確かなまま、スーパーカムイは旭川駅を出発した。





朝の石狩平野を疾走。
なんて爽やかなんだ。

スーパーカムイはやはり新型だけあって、揺れが少なく、非常に快適な乗り心地だ。
滑るように進んでいく。

途中、岩見沢辺りで札幌始発のスーパーカムイ1号とすれ違ったが、案の定大混雑であった。




⑥ 10月1日朝 札幌駅






7時43分。
スーパーカムイは札幌駅に滑り込んだ。
1時間23分の旅。
これまでより7分短縮である。







あっと言う間に着いたという印象。
今回の旅、列車に乗っている時間は3時間に満たなかったが、ドッと疲れたような気がする。
帰ったら、ゆっくりと寝るか。

去り際、眠たい眼にスーパーカムイの銀色の車体が、少し眩しかった。



2007年10月1日4時57分 旭川駅前平和通買物公園にて


BACK
TOP

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください