このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
天空開発の装備 インナーシャツ、ロングTシャツ、フリース、スキーウェア、最強コート(就寝時まで温存)。 パンツ、ジャージ、ジーパン、スキーズボン。 ニット帽、靴下2枚、厚い靴下(就寝時まで温存)、マフラー、手袋2枚、軍手(使わず)。 腹用カイロ、靴下用カイロ、タオル(顔の下半分を覆う)。 寝袋(最低13℃まで)、毛布。 不安材料はなんと言っても夏用寝袋。 北海道の場合、夏でも厳しいという、使えない代物である。 なお撮影機器はデジカメのニコン君。 寒さによる電池の消費を考慮し、タオルで包んだうえで、カイロと共に袋に入れた。 |
広大な酪農地帯、野付半島 | ||
最北端、宗谷丘陵 | ||
神威岬、島武意海岸 | ||
広大な原野、ホタテ | ||
屈斜路湖、摩周湖 |
凄い寒いらしい、ラリーレース |
陸別町は我々の住む札幌から、約200kmも離れている。 そして耐寒テスト参加のエントリーは17時からで、先着150名。 そのため、余裕を持って朝の8時に出発した。 今年は、陸別を通るふるさと銀河線が廃止になるということで、参加人数が増える見込みであるから尚更である。 ルートは札幌→旭川→三国峠→足寄→陸別である。 今回の参加者は5名。 私、天空開発と、寮生友達の源造氏、そして彼の友人のN本氏、マッチョ氏、アパッチ氏である。 車は源造氏の愛車、スカイライン。 ここに大柄な男5人+毛布を含む大量の荷物が乗るのだから先が思いやられる。 しかもドライバー二番手に私が控えているのだから、もう胃に穴が開きそうになる。 まあ、札幌市内が滅茶苦茶混んだり、ラーメン屋でノンビリし過ぎたり、色々トラブルがあって、陸別の会場に着いたのは18時であった。 果たしてエントリーできるのだろうか!? |
車から降りると、我々は荷物を後回しにして走り出した。 エントリー開始時間から既に1時間が経過している。 一刻でも早くエントリーを済ませないと、先着漏れしてしまう。 我々は綺麗な氷のキャンドルや、それによって書かれた「しばれフェスティバル」の文字に脇目もふらずに走り、祭本部の建物に駆け込んだ。 既定の150名はオーバーしていたが、何とか参加することができるらしい。 ただし今晩の宿、氷の家、正式にはバルーンハウスの数が足りないため、本来3人用のところを5人で使わねばならないとのことである。 まあ、多少窮屈かもしれないが、その方が暖かいだろう。 参加が決まり、安堵の表情を浮かべるメンバーたち。 右が信じられないほど薄着のN本氏、左が男前なマッチョ氏である。 満面の笑みを浮かべるアパッチ氏。 そして源造氏はトイレに行ってて、いない。 参加にあたってしばれ村住民登録票なるものを書かされる。 一応これは保険も兼ねているらしい。 「次の場合は保険金を支払うことができません。」 「喧嘩・自殺・判事行為・乱交・地震・噴火・津波・むち打ち症・その他村長が支払いを認めない時。」 津波って…陸別って海から60km以上離れてるんですけど。 さらにはスリーサイズまで書かされる。 厳しいな、しばれ村よ。 住民登録を済ませると、勇者の証 ブルぶるPassportなるものを渡される。 これは耐寒テスターの身分証明書のようなものである。 ちなみに私はエントリーナンバー161番である。どうでもいいか。 パスポートに書かれているのは、イメージキャラクターのしばれちゃんである。どうでもいいか。 |
19時前。 エントリーを終え、外に出ると既に祭が始まっていた。 高々と燃える炎は命の火である。 バルーンハウス内での火器の使用を禁じられているテスターにとっての、唯一の火である。 命の火は翌日まで燃え続け、耐寒テスト終了とともにその役目を終える。 ここで「さっきまで鈴木宗男が来ていた。」という情報を受け、宗男ファンの私はひどく落ち込んだ。 ちなみに彼は陸別の隣町、足寄町出身。 陸別町のイメージキャラクターで、カントリーサインにもなっているしばれ君。 しばれちゃんとは違うらしい。 私はしばれ君の大ファンである。 赤いコートを着、寒そうに震えながら温度計を持っている姿がとてもかわいいから。 そういえばあまりしばれない。 重装備のおかげだろうか。 こちらは会場内の一角にあるしばれ湯。 氷の壁で仕切られただけの露天風呂で、その名のとおり、寒空のもと入浴を楽しむことができる。 こんなのに入ったら、湯冷めして地獄を見るべや!!!! こんなの→ 普通のバスタブだが、周りには氷のキャンドルの飾りつけ。 まあオシャレ。 見てのとおり狭く、3人しか入れないので完全予約性だという。 そして我々はボイラーのおじさんに進められて予約しちまった!!!! 22時15分からのご入浴となります。 風呂を予約した我々はバルーンハウスの様子を見に行くことに。 写真はしばれ村への入り口のトンネル。 一般の祭参加者と耐寒テスターを分かつ境界である。 見るからにモコモコした格好をした人々が中へ入っていく。 テスターの幅は広く、子どもまでいた。 それにしても右側のたいまつが良い味出してるな…。 しばれ村に入ると、ぽこぽこと並ぶバルーンハウス。 恐竜の卵のようである。 このバルーンハウス、作り方が独特だ。 膨らませた巨大な風船に水をかけ、凍らせてゆくのだ。 そして中の風船を抜いたら完成。 全部で50基ある。 しばれ村の簡略図である。 トンネルはしばれ村に通ずる唯一の生命線。 私が好きな金田一少年とかだと、崩れて出られなくなるんだけど、そんなこたあない。 そしてバルーンハウスが円状(外側と内側)に並び、真ん中には広場がある。 ちょっと記念撮影。 ブラジルの方に撮ってもらった。 左から、N本氏、私、アパッチ氏、源造氏である。 N本氏はブラジルの方から「そんな薄着で大丈夫か」と心配されていた。 そりゃ、見てるほうが寒くなるわい。 マッチョ氏は迷子……。 狭ッ!!!! こりゃあそこらの廃隧道顔負けだよ!!!! おっと、いかんいかん、つい隧道の話に持っていってしまった。 太ってる方はちょっと入れないくらいの狭さ。 まあ、冷気を極力入れないようにするにはこの位しなきゃ駄目なんだろうけど、酸欠が心配である。 バルーンハウスに囲まれた円の中央に位置する広場。 ここではテスター同士が交流することができる場である。 私も他のテスターの方と交流しようと思ったのだが、なかなか入りづらい雰囲気だったので、断念した。 みんな宴会をしていた。 少し祭会場を周ってみよう、ということで村を出た。 その瞬間我々の目に飛び込んできたものは…!!!! モデルルーム!!!! テスター以外の方も、トンネル入口の脇にあるこのモデルルームならば見ることができる。 こちらの方が本物より豪華で、内部に机や椅子まであった。 そしてモデルルームの入口には温度計がくくりつけられている。 どれどれ…。 −10℃。 あれ、札幌とあまり変わらない…。 ちょっとガッカリだ…。 |
桜の花の咲く頃に、北海しまえび | ||
防波堤ドーム、ノシャップ岬 | ||
積丹岬、西の河原 | ||
さるふつビーフ、原生花園 | ||
硫黄山、和琴温泉 |
意外と寒くない、林業の町 |
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