このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
風呂上がり。 我々はしばれフェスティバル会場行きの無料送迎バスに乗り込んだ。 バスは陸別町内を何箇所か周り、町民を拾っていった。 このバスに乗ることによって、生活の場としての陸別が垣間見れた気がした。 バスの運転手さんが「今朝、4時頃の気温は−28℃」という事実を聞かされた。 4時と言えば私が猛烈な寒さで目が覚めた時間である。 そこまで下がれば目が覚めるわな……。 私の寝袋が耐えうる気温との差はなんと41℃である。 今年の陸別では−30℃を下回ったのは一回だけで、その時陸別の山間集落では−38℃にまで落ち込んだ。 運転手さんはそんなことも言っていた。 我々は再びしばれフェスティバルの会場に降り立った。 会場に着いた我々をいきなりノホホンとした光景が迎えた。 ポニーに乗った少年。 いやぁ、ほのぼのとしているなあ。 つい6時間前、自分がここで苦しんだとは思えないほど穏やかな光景が広がっている。 しばれ花火の時ほどではないが、会場は今日も賑わっている。 屋台にはやはり人だかり。 葉が落ちた針葉樹も森の上には澄んだ空が広がり、その空に向かって熱気球が飛び立とうとしている。 ポニーと戯れる親子。 耐寒テストとは打って変わって、のんびりとした時間が流れている。 しばれフェスティバルはこういった顔をも持ち合わせている。 北大タオル…ではなく、矢印の先。 この画像では全く見えないが、ラジコンショーである。 北海道チャンピオンが操るラジコンヘリコプターが自由自在に陸別の空を舞っていた。 二日目もこのような催し物が多数行われる。 命の火は既に消え、灰になってしまっている。 耐寒テスターにとっては正に〝命の火〟であったが、普通の祭訪問者の目には、あの残骸はどう映るのだろうか。 私は知る由もないが、その背後で熱気球が寒空に舞っていた。 陸別町はラリーの町でもある。 そういうわけでラリーカーで特設コースを回る体験も行われていた。 例によって実況が良い味を出していた。 「○○夫妻、旦那さんの運転で今、二回目の新婚旅行に出発しました〜!!」 車好きの源造氏は激しく乗りたがっていた。 こちらはスノーモービルに引っ張られるゴムボートに乗るスノーラフティング。 広い敷地内には山がいくつかあり、スノーモービルが絶妙な運転でゴムボートをジャンプさせる。 その度に乗客は歓声をあげて喜んでいた。 ん? 何だあの車。 どこかで見たような…。 そこまで脳が働いた瞬間、源造氏は飛び出し、急いで車を移動させた。 どうやら、昨日車を駐車した空き地がラフティング会場だったらしい…。 我々もラフティングに挑戦!! 山をジャンプする時などは非常にスリリングで、意外と楽しかった。 私はスノーモービルが欲しくなってきたぞ。 昨夜耐寒テストオリエンテーションが行われたステージでは、ゲームが行われていた。 それにしてもステージ上の華やかなイベントスタッフたち。 一際目立つのがしばれ君。 昨夜のカラオケに登場したHG(寒そう…)。 他にもタヌキ(?)とかペンギンとかお巡りさんとか…。 何だかよく分からんヒーローとかメイドとか…。 ちなみにこのゲームは色々な人がステージに上がって参加する。 「リュックサックを背負っている人」と指名され、私もステージに上がった。 ゲームではあっさり負けてしまったが、しばれフェスティバルに また深く関われたのは良かった。 参加賞はキティちゃんのぬいぐるみだった。 どうせならしばれ君人形が欲しかったなあ。 すっかり祭を堪能した我々は、時間が押していたので帰ることにした。 |
2006年3月末に廃止されるふるさと銀河線の駅、陸別駅。 駅の建物自体は道の駅の併用のため、残るが、悲しいものである。 私は大学入試のついでに乗ったが、やはり乗客は少なかった。 沿線自治体の中でも一番奥地にある陸別町にとって、廃止はかなりの痛手となるはずだ。 さらば陸別町。 そして、多分…、永遠にさらばふるさと銀河線。 しばれフェスティバル…。 来年も時間があれば訪れるだろう。 |
途轍もなく寒い、良い人ばかり | ||
四角い太陽、白鳥台 | ||
竜神沼、寒流水族館 | ||
チャシナの小道、岬の湯 | ||
熊の湯、羅臼岳 |
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