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陸別しばれフェスティバル2007


主な登場人物


 
⑤ 暖かい陸別





21時30分からは耐寒テストのオリエンテーション(オリエンテーションの写真はありません…)。
焼肉を一区切りさせて、ステージの方へ向かう。

写真はこの時間の、入口トンネル。
気温が少し下がったせいか、開放されている。
やはりこのトンネルはしばれフェスティバルにはなくてはならない存在だなぁ。





気温が下がったといっても、一部のバルーンマンションが壊れる程、今年は暖かい。
オリエンテーションでも実行委員長が「暖かい陸別」と強調していた。
「皆さんの行いが良いので暖かくなりました。」など、ジョークを交えながらの挨拶はさすがの一言。
暖かいなりに祭を盛り上げようという、町民の強い意志がひしひしと伝わってくるようだった。





確かに今回の暖冬は開催者側にとって、非常に大きな壁となって立ちはだかったに違いない。
2006年の年末から、町民の皆さんはその障害と懸命に闘ってきたのだ。
その苦労は 公式HP の日記から知ることができる。
奮闘の結果、障害を乗り越えることは出来たんじゃないか、と私は思う。

だって、暖かくても祭がこんなに楽しいじゃないか。




⑥ 寒中入浴





22時、待ちに待ったしばれ湯入浴である。
私は初めて「しばれ湯」と聞いた時、寒い中、冷たい水に浸かるのかと、とんでもない勘違いをしていたが、まったくそんなことはない。
寒い中、風呂で温まるという最高の贅沢ができるのだ。
写真にも写っているが、入浴しながら日本酒を飲むことができる。
最高ではないか。

こんなことを思いつき、実際に作ってしまう陸別の人は本当にパワフルだ。





極楽の図。

いや〜、いいねぇ!!
しばれ湯で日本酒ったぁ、もう死んでも悔いはないねぇ!!

この時間が1時間でも2時間でも続けば良いんだけど、残念ながら持ち時間は15分。
人気があるからしょうがない。




極悪の図(色んな意味で)
今年は暖かいなんて言っているが、この時ばかりは本当にしばれる。
でもこの後に入るお湯が、また良いんだよね。

ちなみにしばれ湯は、興味本位で色んな人が覗きに来る(男が入浴している時)。
そんな時は、その人たちとの会話を楽しもう。
言葉で表わせないくらい楽しいですよ。




⑦ しばれ村の夜は更けて




しばれ湯からあがり、すぐさまカラオケ大会へ向かう。
耐寒テスター達の交流の場だ。

私は今年は歌を歌うつもりで来たのだが、歌う歌と順番を決めるのは22時。
我々がしばれ湯に入浴していた時間である。
まぁ、私がカラオケ大会開始時間を確認しないまま、しばれ湯を予約したのが原因だ。

歌えないのは残念だが、一緒に盛り上がるとしよう。






カラオケ大会は物凄く盛り上がる。
オクラホマがトークで盛り上げてるのも一因だが、耐寒テスター一人一人が皆面白い人なのだ。

今年も去年と同じく、ある点数まで届かなかった歌い手にはカラシ&ワサビ入りシュークリームが振舞われる。
得点に一喜一憂しながら、夜が更けていった。
あぁ、俺も歌いてぇなぁ…というかシュークリーム食べてみたいなぁ



そんな時、粋な計らいをしてくれたのはチーム恵迪の源造であった。
彼はASIAN KUNG-FU GENERATIONの「リライト」を歌っていたのだが、最後のサビの前で私をステージに呼び寄せたのである。
行くしかない!!

結局私は最後のサビを歌い(叫び)、酷い点数を叩き出した。
そして源造と共に、特別シュークリームを食べることになったのである。

まぁ歌えたし、シュークリーム食えたし、プロの芸人にいじられたから満足。





カラオケ大会が終わると、会場は一気に静寂に包まれる。
祭に来ていた人は帰宅し、命の火の勢いも衰え始める。
残っているのは耐寒テスター、そしてスタッフの方々のみ。

バルーンマンションで眠りにつく人。
名残惜しそうに命の火の前で佇む人。
カラオケ大会で意気投合して共に飲み語らう人。
相変わらず焼肉を続ける人。

それぞれの夜が静かに更けてゆく。





我々はというと、チロチロ燃える火の前でいいちこを飲んでいた。

写真は「雪から水を作っている」の図。
タオルを凍らせようと思ったのだが、水道が見当たらなかったのだ。
まぁ、水にできる雪などそこらじゅうにある。

前日楽しみで眠れなかったからか(小学生か!)、或いはアルコールのせいか、眠くなってきた。
我々もそろそろ寝よう。





タオルを棒状にしてセッティングし、それぞれのバルーンマンションに入る。
マット、寝袋、毛布と出来る限りの装備に身を包んで、横たわる。
氷の壁越しに光が差し込んできて、幻想的な今夜の宿。

−28℃もの極寒で目が覚めてしまった、去年の記憶が頭をよぎった。
まぁ…今年は大丈夫だろう…。
私は間もなく眠りについた。



彼らは無事に朝を迎えることができるのか!?


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