このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

陸別しばれフェスティバル2007


主な登場人物


 
⑩ Golden Route of SHIBARE





レンタカーのストリームに乗り込み、陸別を去る我々。
人口3,000人の町に、その倍以上の人々が集まるしばれフェスティバル。
祭は終わりに差し掛かり、陸別は再び静かな町に戻りつつある。

忘れそうになっていたが、昨夜凍らせようとしたバナナたくあん
ご覧のように凍っていなかった。
皮は黒く変色していたが、中身は白く、皆で美味しくいただいた。

陸別とはまた別の機会、源造が「豆腐の角に頭をぶつけて死ぬ」と言い、豆腐を凍らせようとしていたが、やはり凍結しなかった。
今年はやはり暖冬のようだ。
先日訪れた摩周湖も結氷していなかった。
最北の不凍湖と知られるのは支笏湖であるが、記録を更新…か?





帰り道、道の駅あしょろ銀河ホールで見かけたしばれフェスティバルのポスター。

氷点下だから、おもしろい。

正にしばれフェスティバルに相応しいキャッチフレーズだ。
しかし今年は0℃を越えた時もあった。
意外な気温の高さに戸惑ったし、確かにガッカリした。
ところが祭を終え、今思う。

氷点下じゃなくても、おもしろい。





13時40分
我々はある場所に到着した。
陸別と同じ十勝管内にある某所である。
しばれマニアには是非おススメしたい場所だ。
しばれフェスティバルと併せて訪れて欲しいスポットだ。

さて如何なるスポットなのか。





某所とは、鹿追町の山中にある然別湖である。
例のアツいスポットは結氷した然別湖の湖面上にある。

然別湖コタンと名づけられた村に、今入村。
雪原と化した湖上にイグルーが点在している。
イヌイットの集落といった趣だ。
標高が800mを越えていることもあり、気温は陸別を下回る−10℃である。







例のスポットが見えてきた。
一際大きなイグルーのようだ。
ん…嗅いだことのあるような匂い…。
しばれマニアにはたまらない素晴らしいスポットとは…。



氷上露天風呂。

然別湖において、毎年冬になると村と共に出現する風呂。
湖畔に湧く温泉がパイプを伝って、湖上にある浴槽に流れ込んでいる。
褐色の湯、硫黄の香り、源泉かけ流しの本格的な温泉だ。
見た目は思い切りイロモノ温泉だが。

外は寒いが、湯に浸かれば温かい。
極楽だ。





浴槽を飛び出し、氷上を飛び回るガッツ。
ここまで来ればもう立派なしばれマニアである。
ただし氷上に人がいる時は全裸で走り回るのはやめておこう。

ちなみにこの後、私は3回ここを訪れている。
ここまで来れば立派なしばれマニアだ。
…好きなものはしょうがない。



そんな温かい然別湖の氷上露天風呂だが、脱衣所は極寒である。
この日は気温が低いうえに吹雪いていたため、服まで凍りかけていた。
素早く服を着ないと湯冷めしてしまうので注意が必要だ。
この脱衣所まで楽しむ余裕が出てくれば、もはやしばれマスターである。

ちなみにこの露天風呂には浴槽が二つあり、壁で区切られている。
どちらが女性用云々というのは決められていないため、利用者が気を遣ってあげることが大事である。


最初から最後までしばれ尽くしだった今回の旅。
しばれフェスティバル…、来年も是非とも参加したい。

温暖化が深刻であるが、この祭は末永く続いて欲しいと思う。
初めて温暖化について真剣に考えている今日この頃である。


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