このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

北の大地の機関車たち

私鉄 北海道炭鉱汽船 「 夕張鉄道 - Ⅱ 」

 『 炭鉱のヤマを支えた老兵たち  』  


写真をクリックすると大きくなります。


夕鉄 鹿ノ谷機関区構内にて 

 21型26号機 大正8年製(1919年)川崎車両製造 旧国鉄9600形式「29674」 1962年田端機関区廃車後夕張鉄道に売却。


夕鉄 平和〜錦沢 間 

 夕張鉄道最大のハイライト・・・鹿の谷から栗山・野幌に向かう上り石炭列車は夕鉄若菜駅から平和駅の大カーブ Ω「オメガカーブ」を通り過ぎ平和駅に到着。 平和駅からすぐのきつい20パーミルの勾配・・・逆向き本務機25号と石炭貨車「 セキ 」20両( 600トンの重量になる )に後部補機27号が連結され、一旦勾配への勢いを付ける為、大カーブの中ほどまで後進してから 勢いよく撮影地点まで上ってくる・・・本務機・後部補機とダブルのドラフト音が山間に響き、錦沢のスイッチバックへと向かう。    


夕鉄 平和〜錦沢 間

 石炭満載の「 セキ 」貨車の20両編成が通り過ぎ、後方から後部補機の軽快なドラフト音が聞こえて、石炭列車の長い編成を押し上げて来ます。 画面左手奥が夕鉄の若菜駅側で、手前には広大な平和炭鉱住宅街が広がってました。


夕鉄 平和〜錦沢 間 

 峠のサミット付近まで押し上げた後部補機27号機も、連結に取り付けられてる開放テコ( 夕張鉄道-Ⅰでご紹介しました、石炭輸送時の補機運用 連結器開放装置 )を使い走行開放して峠サミット付近より舞い戻って来ます。 先ほどの勢いはどこに行った顔で、レール音のみカタカタと早いスピードで平和駅に帰ってきます。


夕鉄 平和〜錦沢 間 

 後部補機シェルパの仕業も終え平和駅に戻る27号機の姿、平和駅に戻れば入れ替え・次の石炭輸送がん待っている・・・残雪残る夕張の山々・炭住街・・・本格的な新緑来る春まではまだ遠い・・・。


  [ 次へ ]

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください