このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

宮崎“二大”焼酎蔵 の 『さくら祭り』を覗き見る。
(05.04.29)
宮崎県南部平野部では4月の初旬にはソメイヨシノは既に見頃を過ぎてしまっている。西米良といった山間部のソメイヨシノも平野部とほぼ同時期に咲き誇るのだが、ヤマザクラの開花が遅れることもあって国道沿いにこんもりと咲くソメイヨシノ、山肌のヤマザクラの霞・・・というふうに結構徳に思ってしまう春の風景を見ることが出来る。

今年は2月から3月にかけて非常に寒かったため、桜の開花が遅れてしまった。3月末に開花したソメイヨシノの花は一気に咲き乱れて、散りつつあったのですね。

宮崎の春は短いけれども、宮崎県の二大焼酎蔵では「さくら祭り」が開催されたのですね。両蔵とも天気が良かったのもあって、ちょっと覗いてきましたよ。
4月9日。車は国富町を抜け、綾町へと入った。向かうは 雲海酒造 綾工場“酒仙の杜”である。

ここには大学の頃からちょくちょくドライブで遊びに行っているが、イベントという物に行ったことがない。イメージを持っているとすれば平日のどちらかといえば閑散とした施設の姿であって、お客はあまり入っていない記憶だけである。

そうはといっても、人の車で便乗していった時にはワインに焼酎に清酒にと試飲を楽しんだし、工房で見た溶けたガラスと真剣に向き合う職人さんの姿に衝撃を受けたりした。

そのようなことを考えているうちに到着である。
・・・と、着いたは良いが、誘導員に「あれぇぇぇ〜・・・。」と酒仙の杜裏手の綾南川の河川敷まで回されてしまった。ねぇ、ちょっと。もしここで大雨が降って川が増水して車が流されたらどうすんの?・・・ってまずあり得ないにゃあ〜。誘導員に噛みつく勇気はもちろんありませんので、大人しく車を止めます。 
ビアホールの前に特設のステージが設営され、そこで雲海木挽き太鼓や歌謡ショーなどを見ながらビールを飲むスンポーである。

画像中央左手に白煙が上がっているが、これは宮崎名物の『地鶏の炭火焼』を焼いているのである。

真っ黒で塩辛い鶏のぶつ切りであるが、これが至ってビールと合う!!焼酎は言わずもがな。
工房の作品の即売会(ちょっと私の趣味とはずれるため、今回ははしょります)の他にも地元婦人部の店など色々な店が出ている。いのししうどん、鮎の塩焼き・・・。そのような中突然アナウンスが流れたので行ってみたら、つきたてのおもちを1個もらえた・・・。

清酒蔵“四季蔵”など、会場の要所要所では右の画像のように試飲スペースが設けられていた。もっとも新しい製品である日向灘の海水より採取した酵母を用いた蕎麦焼酎“
吉兆雲海”、そして発売になったばかりの“日向木挽 黒ラベル”のパック、清酒“綾錦”などが振る舞われている。
“酒仙の杜”の販売所では同蔵の主力製品のほとんどが飲めると言うこともあって、半ば立食パーティーのようになっていた。職員から注意はあっていたようだが、土産コーナーの試食をわざわざ手のひらに盛って焼酎をあおる強者もいる。かと思えば、こちらでは焼酎うんちく講座が開講されていた。

なんだかすごいよ・・・。
商品包装の工程も見学できたので、ちょっと見てみることに。

・・・何と。小学校の体育館ほどの広さの空間に製造ラインが走っており、ガシャコンガシャコン、ウイィィィィ・・・ンと大音響と共に“日向木挽”の1升パックがばらばらと移動して行くではないか。

こんなのは初めて見た。NHK教育テレビの社会科の番組の世界である。
雲海酒造のイベントの印象であるが、敷地内の工房、そして地元綾町とのつながりが非常に濃く出ている内容であった。個人的には工房の展示など、いつも見ている物の延長であるから、新鮮みは薄れると思った。ただ、自社製品の販売所ではイベントに会わせて限定品が用意されることもあるらしいので、要チェックではある。
その2へ行く?

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