このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

霧島秋まつり’07
(07.11.06)
北諸県地区では8月から焼酎用甘藷の収穫が始まり、盆地のあちこちで甘藷でいっぱいになったフレコンバッグを積載したトラックを見る事が出来る。

そのフレコンには“
くつろぎの霧島”というお馴染みのロゴが入っているので、言うまでもなく積載物は宮崎県におけるマンモス焼酎メーカー“ 霧島酒造 ”さん向けの焼酎原料甘藷。思わず、唸りたくなってしまうのであった。

さて、11月ともなれば、ぼちぼち焼酎製造の世界では“新酒”という言葉が飛び交うようになる。この時期、芋焼酎生産県の鹿児島、宮崎両県に於いては、大手蔵を中心に発売される新酒が店頭をにぎやかな物にしている。新酒なんて以前は目新しい物であったが、、先の焼酎ブームを経て、いつの間にか秋を告げる定番となってしまった。
霧島酒造のラインナップにはご存知の通り、新酒は無い。ただ、紫芋を仕込みに用いた 赤霧島 が毎年、決まった季節に出荷され、年ごとに異なる味がファンを愉しませているから、その位置づけにあるのだろう。

ただ、宮崎県内では赤霧島の流通量はそう多くなく、宮崎県民が新酒の季節を感じる瞬間というのは都城市の中心部にある霧島酒造の“
霧島ファクトリーガーデン”で開催されるイベント『霧島秋まつり』ではないだろうか。

今年の秋まつりは11月3日と4日。

会場には県下一円の特産物が集結し、多くの人がそれら特産が並べられたテントを覗いて行く。飲酒運転への配慮のため、振る舞い酒は無くなったが、それでも人を愉しませるイベントだ。
会場のあちこちから香ばしい香りと共に白煙がのぼっている。

香りと煙の出所を辿っていけば、大抵見る事が出来るのが鶏を網の上で焼いている光景。

炭火であちち・・・とあぶられた鶏肉からは脂が落ち、それが真っ赤な炭に当たってじゅうじゅう言っている。時には炎が上がり、そうして炭色、ジューシーに焼き上がった炭火焼きができあがるのである。

歯ごたえのある赤鶏もいいのだが、やっぱり会場で食べておきたいのは今年、宮崎ブランドの認証を受けた“ みやざき地頭鶏 ”だろう。

噛みごたえと共に、肉や脂の味の深みは、さすが“地鶏”である。
今回のイベント最大の目玉がこの一角であった。

“九州の味と共に”をキャッチフレーズに、九州各県の名物郷土料理を食べる事が出来るのだ。

そういえば、霧島酒造は九州各県の食材、料理をCMで取り上げていましたね。
大分の鳥天、佐賀のいか焼売、沖縄の各種食材を使った一品料理、長崎からは角煮まんじゅう・・・と非常に気になったのですが、昼飯は博多の屋台“春吉ラーメン”でラーメンとコレ!!
奄美の“新穂花”の鶏飯です。

注文してから鶏の出汁をかけてくれるのですが、クコの実の朱色が良いアクセントになっておりますな。熱々のご飯をすすっておりましたが、体のそこから暖まるメニューでした。宮崎では出している店も少ないのでなかなか食べる機会がないのだが、好きなのですよ。鶏飯。

惜しむらくは、当日、快晴で結構暑かった・・・のですよね。
骨董市も例年通り、開催。年配の方だけでなく、結構若い人も足を止めては並べられていたお宝に見入っておりました。

並べられた陶器がいかほどの価値を持つか・・・など私には分かるはずもなく、その値段に目が点・・・ってなことも。

レンジファインダーや2眼といった古いカメラがいくつか店頭に転がっていましたが、普通にジャンク品扱いなのでしょうね。少しは手に取れば良かったかな・・・と今になって反省しております。

古着を専門に扱うお店で清酒蔵の前掛けを発見したのですが、なかなか宮崎焼酎に関係する“ブツ”ってないものだ。
今年の秋まつりは、例年、シャトルバス乗り場として設定されていたダイエー都城店が工事(イオンとの提携のための改築工事に関連してでしょうね)のため、会場からかなり離れた都城インターへと駐車場が変更(※都城イオンは例年通り)になったことにちょこっと不便にも思えたのだが、鶏飯も食べる事が出来たし、個人的にはかなり満足。

毎回の事なのだが、このようなイベントで昼食の他はあまり買い物をしない私なのだ。次回は・・・なのですよ。
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