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霧島酒造(株) 宮崎県都城市
(2005.03.30)
一昨年の秋から市販されているこの赤いラベルの“霧島”であるが、とにかく私とは縁がなかった。
発売初年度。日曜の朝に近所のスーパーで数量限定の上売り出し。私はといえば、起きたのが昼を回っていて、「多分ねぇよ!こん畜生!」と寝癖も直さずに駄目元で酒売り場を目指したがやっぱり売り切れ・・・。その後、某オークションで高値で取り引きされる様子を観察しながら、コンビニで売っていたという話を大学の友人から聞くや市内全域に捜査網を引いた。・・・でも買えなかった。地元宮崎の流通量が極めて少なかったこと、地元
新聞社
で紹介されたことがきっかけとなり一気に品薄化したため。
2年目の昨年秋はどうか。店頭で大手日本酒メーカーの純米酒との抱き合わせで売られている状況(2本組みで3000円)を見ていたから、発売したこと自体は知っていたが、何と!職場からの帰り道にファミリーマートで“ふつ〜”に売られているのを発見してしまう。う〜ん、在庫は4本か・・・。しかし、こう言うときに限って財布の中身はスッカラカン。32円のベビースターラーメンすら買えずに店から退散する羽目となる。翌日に再アタックをかけると当然ながら売り切れていた。
結局、昨年秋発売分を購入することが出来ず、酒店の女将さんに「
“卸し”の分しか入ってこないかもよ。
」と脅されつつ、年が明けて3月の出荷分を1本予約する。まぁ、確実に買えるかどうかは分からないけれども、ひとまず安堵である。
“
赤霧島
”。以前紹介したことのある宮崎市の落合酒造場の“
赤江
”と同じく、ポリフェノールを豊富に含む紫芋の
ムラサキマサリ
という品種を使用している。そのため、宮崎県で一般的な甘藷焼酎とは風味で一線を画すものとなっている。実際に飲んでみたのだが、果物のような不思議な香りで香りには全く癖が感じられない。風味も柔らかく、軽やかな甘みが全面的に出る。
実はこの焼酎。職場の送別会に差し入れとして持っていった。送別会直前に予約を入れた酒屋に寄ったのだが、酒屋は私が予約をしたことすら忘れている。ノートの名前を確認してもらって、倉庫から在庫を引っ張り出す始末・・・。危うく買い損ねるところだった。
そのような事件もあったのだが、宴席では非常に好評であった。私なんぞはこの手の焼酎は飲みやすくて物足りなく思うのだが、皆さんそこが気に入られたようで、「うめぇが!!」とガンガンにお湯割りでいってしまう・・・。30分も立たずに5合瓶が空になった。まあ、1300円程度の焼酎でたいして高くはないが、送り出す側として喜んでもらったようで何よりである。
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